雪が降ったので大物猟は中止。
さあ、こんな時は鳥撃ちに行きましょうかね!
雪の降ったこんな日くらいはゆっくり休みたいであろう親父を無理やり引き連れて鳥撃ちに出発です(笑)♪
山に着くと雪が積もっていたのですが、時にはきれいな青空が出たり…

みぞれや雪が激しく降ったりと目まぐるしく変わる天候。

こんな日はブッシュが濡れてキジを攻めるのは難しいので、必然的に鴨撃ち中心になります。
読みは当たり、次々と真鴨やカルガモをゲット♪

雪が降っても平気な顔で水に飛び込んで、獲物を回収してくれるブリタニースパニエルのジャン。

大きな鴨を咥えて運んでくれる姿を見ると、なんかもう胸がいっぱいになります(笑)。

イングリッシュポインターのミックも頑張ってくれているのですが、鴨の回収はジャンの方が上手くなりましたね♪

朝早いうちに結構な数の鴨をゲットしたので、田んぼにキジが出ていないかと探していると、なんと
鹿発見!2頭が田んぼに出て餌を食べています。
「どうする?」
と親父。
「やるに決まってるさ!」
即答!!
「どうする」と親父が聞いてきたのは理由があって、遠距離での精密射撃が難しい散弾銃(で撃つ一発弾。スラッグ弾)で仕留めるにはそれなりの距離まで近づく必要がある上に、田んぼに出ている鹿はかなり警戒心が強いからです。
仮に弾が中っても即倒させることが出来ずに半矢にして逃走されたりすると、大物猟用の猟犬がいない状況では回収が不可能に近いのです。
しかしこんなチャンスは滅多にありません。
少し離れた場所まで車を走らせて停め、死角を縫うように土手に身を隠しながら接近を試みます。
銃に弾を装填し、安全装置が解除されていることを確認。
そっと頭を土手から出し、鹿の位置を確認。
「よし、まだいる。距離40メートル。ちょと遠いけれど、これ以上近付いたら気取られる…」
再び頭を隠し、一回深呼吸。
地面を蹴って身を上げ瞬時に挙銃(きょじゅう。銃を構えること)と同時に照準。
発砲っ!!心臓を狙ったつもりですが、僅かに狙いは逸れて横隔膜付近に着弾。
2発目を撃つ暇もなく走り去られます。
「確かに中った。横隔膜か肝臓に中っていれば倒れるけど、消化器官だけだと止まらずに逃げられるな」
すぐに追跡を開始しますが、雪が雨に変わって血の痕跡が流されぼやけます。
ゆっくりと血痕と足跡を辿りますが、日頃猟犬に頼り切っていた人間の無力さを思い知らされます。
「ダメか…」
30分ほど追跡して半ば諦めかけた頃、ようやく倒れた鹿を発見。

40kg切れるくらいの小さめのメス鹿。
弾は胃袋と肝臓の一部を破壊していました。
「ホッ。よかった、なんとか見つける事が出来て…」
近くの渓流まで運び、親父と一緒に解体。
大きく各部位に分け、残滓を埋設処理して午前11時。
獲物もたくさん獲れたし、本日は早上がりです。

雨の中頑張った甲斐がありました♪
山の神様ありがとうございます。
今日も自然の恵みに感謝です。
↓好評開催中です♪ふくおかジビエフェア鳥獣対策総合案内コーナー(鳥獣対策、狩猟へのご案内など)↓お!今日は珍しく逃げられた記事じゃないのか!?と笑っていただけたらクリックプリーズ(笑)
にほんブログ村
にほんブログ村
- 関連記事
-
スポンサーサイト
キジは厳しかったんですね。じゃんさんとジャンと一緒にキジ撃ち、行きたいなあ。
ミック・ジャン・じゃん・父ちゃん!
いつかできたらいいな
その前に生んでくれる人探さな〜(^^)
ところで、そのような状況の時は、チョークはどうするのですか?
ちゃんと用意しておいて、その場で交換するのですか?
もしくは換え銃身用意してるのですか?
その辺の臨機応変なところはさすがですね!
全く別次元の楽しさがあるそうですね。
僕もいつか相棒を連れて狩猟がしたいです!
カモは羽付きのまま吊るされるんですね。
外に吊るすとネコやらカラスやらにやられそうですが・・・
仲間は誰も撃たない???
普段カモ猟をしないオイラは山形県が1月31日でカモ猟終了と言う事を、みなさんのブログのおかげで2/15までとすっかり勘違い・・・・でも誰も撃たないので、オイラも撃ちませんでした(^_^;)いや~撃たなくてよかったですよ~~
しかし、じゃんさん、今年も大猟ですよね~~
物干しがかっこいい事になってますね~~(*^_^*)
「やる気の塊」って感じで、銃声が鳴るだけでゲージを壊しそうな勢いで吠え捲りです(笑)。
猟期終盤、キジは厳しかったですね。
とても面白かった話があるので、時間があれば書いてみたいと思います♪
いつもはB.J(バットジョブ)!なんですけどね(笑)。
それにいつもは「万能チョーク」の4分の1のものを装着しています。
これだとスラッグも問題なく撃てます。
遠距離の鴨撃ちや、止め矢の時だけフルチョークに変えています。
だから基本的に猟場に持っていくチョークはフルチョークの1本だけですよ♪
私自身がそうなのですが、猟犬を持っていないハンターは半人前だと思い知らされることがあります。(色々な人の色々な考えがあるのでしょうが…)
何より可愛いですよ♪
鴨はジビエさんのブログを見ていろいろ試している最中です(笑)。
こちらも罠とは猟期が違ったりでややこしいです…。
我が実家の物干し竿は、年中半分くらいは洗濯物以外の物がぶら下がっています(爆)!