食べる事と、命をいただく事について考えます。 狩猟、素潜り、釣り、採集、手作り等々

彷徨

今日もガツンと2頭のイノシシをゲット!


王島さん(仮名)ゲットの50kgのオス。
2013.12.12彷徨


親父ゲットの27kgのメス。
2013.12.12彷徨2


猟運が良いことを「りょうまんがいい」なんて言いますが、今年はこの二人はかなり猟運に恵まれている感じですね♪



早々に引き揚げて解体をしていると、ご近所の農家の方がやって来られました。

ちょっとタダならぬ様子…。


話を伺うと、「近所の田んぼにイノシシが出て居座っている。追っ払っても逃げないし、怖くてたまらないので何とかしてくれ」とのこと。


こっちはいつも朝早くから起きて山を登りキツイ思いをしてイノシシを獲ってくるのに、昼間から田んぼに居座っているなどという美味しい状況を見逃す訳はありません。

すぐに猟隊のメンバーの数人が準備をしますが、大抵こういう場合は現場に到着すると獲物がいなくなっていたり、居ても民家の近くに移動して撃てなかったり、銃猟禁止区域だったりします。

「まあ、おそらくダメだよね」
と思いながら残ったメンバーで解体作業を続けます。(私は解体作業中でした)



そういった思いとは裏腹に、出撃したメンバーは見事にイノシシをゲットして帰ってきました。

2013.12.12彷徨3


しかしこのイノシシがかなり変!

体格で言ったら60kgを超えそうな個体なのに、ガリガリに痩せていて40kgも無さそうです。


「田んぼの近くの藪の中にいた。農家の方が怖がっていたからいただいてきたけど…」
とのこと。


腰骨や背骨の形が分かるほどに浮き出た骨格。

昼間から彷徨って人前に現れて逃げもしないし、体型も尋常じゃありません。


「こりゃひどいな~。絶対におかしい!」
猟歴の長いメンバーの方も見たことがないような痩せ方。


私の短い猟歴の中で、何頭かの酷い傷を負ったイノシシのことを思い出しますが、それにも増してこんなに痩せ細ったイノシシを見たことはありません。


ケガではなく感染症などの危険性も考えられたし、残念ながら解体せずに土中埋設。



獲ったイノシシを食べずに埋めてしまったという事は、ひどく後味の悪いものでした…。

「しかしそのまま放っておいて農家の方がケガをされてもいけないし、解体して食べるには明らかに危険そうだったし…。う~ん、う~ん…」



狩猟から帰ってきた晩は疲れてすぐに眠るのに、久しぶりにグルグルと頭の中で色々な事を考えてしまいました。




いただいた命に対して合掌。




↓色々な意味で命をいただくって難しいよね!と思われた方はクリックプリーズ(笑)
にほんブログ村 アウトドアブログ 狩猟・ハンティングへ
にほんブログ村

にほんブログ村 アウトドアブログへ
にほんブログ村
関連記事
スポンサーサイト
コメント
野生の証
私は昨年長野で狸が田んぼをうろついているのを見ました。 周りは農家、ビニールハウスなどある場所で、餌を探して当方3人にも関心のない様子でした。捕獲しようとしましたら、猟友が何だかおかしいいと、良く見ると毛がふさふさしていなく、まだらになっていました。 たぶん感染症と思われますので、そのままにしておきました。 恐らく冬は越せなかったと推測します。
2013/12/13(金) 06:49 | URL | kent #-[ 編集]
No title
そのイノシシも土に帰り山の栄養となるのではないでしょうか。

自然に生きるって大変だな~ッて感じてしまいました。
2013/12/13(金) 10:26 | URL | やんま #-[ 編集]
No title
あいかわらずじゃんさんの所は絶好調ですね。こちらも獲れていますが自分の所に来ず撃ててません。早く一匹目~って感じです。
2013/12/13(金) 15:23 | URL | たけ #-[ 編集]
kent さん
乾癬症でしょうね。
以前大流行して、タヌキは絶滅寸前まで追い込まれましたが最近はタヌキは増えつつあるようです♪

長くない命だったでしょう…。
2013/12/13(金) 20:58 | URL | じゃん #-[ 編集]
やんまさん
はい、野生で生きるということは本当に大変なことだと思います。
そうやって命の循環が行われているのでしょうね。
2013/12/13(金) 21:00 | URL | じゃん #-[ 編集]
たけさん
ふっふっふ、今年の猟行記をよく読み返してください。
実は私は今猟期、まだ一発も撃っていません(笑)。

2頭刺し止めたんで獲っているように思われているかもしれませんが、実は銃での初物はお預け状態です…(涙)。
2013/12/13(金) 21:03 | URL | じゃん #-[ 編集]
No title
ほんと、えらいやせていますね。
人に脅されても逃げないというのはよっぽどのこと。こいつも病気で長くなかったのかもしれません。
食べなかったのも、早く楽にしてやったのもきっと正解です。
冥福を祈りましょう。
2013/12/14(土) 00:01 | URL | オイノコ #-[ 編集]
オイノコさん
はい、そう言っていただけると救われます。
オイノコさんの言うとおり、おそらく長くない命だったと思います。

合掌。
2013/12/14(土) 06:01 | URL | じゃん #-[ 編集]
農家の方も一安心といったところでしょうかね。
生き残りがかかった厳しさを感じますね。ついてこれない者はそのまま朽ち果てる・・・猪もひと冬越すために我々の知らないところで必死なのかもしれませんね?
2013/12/14(土) 16:28 | URL | 鯨の唐揚げ #-[ 編集]
鯨の唐揚げさん
実際のところは自然の中でかなりの個体が死んでいるのも事実でしょう。

それらは他の動物の胃袋を満たし、最後には微生物に分解されて山の栄養となっていくのでしょう。

生命の営みとその厳しさを考えると厳粛な気持ちになります。

2013/12/15(日) 00:18 | URL | じゃん #-[ 編集]
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
プロフィール

じゃん

Author:じゃん
幼少時より食い意地の張った子供で、今でも野生の動植物を見る時には
「美味いか不味いか?」
が大きな判断基準を占める。

素潜り、釣り、手づかみなど様々な方法にて「タダの食料」を捕獲することに情熱を燃やしています。
2009年より狩猟界にデビュー。タンパク質自給率100%達成なるか!?

E‐mail
capturefood@yahoo.co.jp
お気軽にメールくださいね♪

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード