グループ猟の親方に付いて見切りをしますが、本日は大きな山から張り出した小山に鹿やイノシシが留まっている模様。
だけど去年までと全く山の中の様子が違うんですよね。
その理由はこれ。

山中を複雑に
イノシシ・鹿除けのためのフェンスが張り巡らされています。
足跡を辿ると、イノシシや鹿はフェンス沿いに沢山歩いていますね。
「よし、これなら待ち(狙撃手)を工夫すれば、フェンス沿いに獲物が走ってきて簡単に仕留められるぞ」
との判断で巻き狩りの始まりです。
犬を放つ勢子。
「鹿が出たよ! ○○方向!! フェンス沿いに走ってくるよっ!」
すぐに連絡が来ますが、その待ち場で待つ射手からは意外な連絡。
「鹿が簡単にフェンスを飛び越えてフェンスの向こう側に行ってしまった! 犬はどうにもならずに立ち往生してる」
う~ん、やっぱりなぁ。去年から工事をしてフェンスを設置したのだけれども、鹿相手だと1.5メートル程ではどう見ても低すぎるもんなぁ。
危険なものではないと分かると、簡単に行き来して逆に鹿の安全を確保しているようなもんだよね。
結局獲れたのは20kgのオスイノシシが1頭のみ。

イノシシだとこれくらいの高さがあったら飛び越えないんですけどね。
だけど後からくまなく見ると、イノシシは簡単に張ったばかりのフェンスを破壊していますね…。

そうだよねぇ、こんな華奢なフェンスじゃイノシシの筋肉だと簡単に破壊するよなぁ。

今はまだ新しいから数ヵ所だけだけれど、これが後2~3年後だとどうなっているんだろう。
かなり小まめに手入れをしなければ獣や孟宗竹がフェンスを突き破り、さらに蔓が巻き付いてどうしようもなくなるのは間違いないでしょうね。
山を分断し、田畑を取り囲んだ長大な距離のフェンスを見ながら
「ここはあと10年後には耕作放棄地になっているかもしれないな…。いやその頃には本当にこの地域の人々はフェンスで囲んだ町の中で暮らしているかもしれない…」
そんな事を思ったのでした。
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フェンスを乗り越えれば人間や犬が追ってこれないですもんね
(笑)
猿の惑星的な構図は本当に起こりうるかもしれません(笑)。
厳しい感じです(汗)。
檻が必要ですよね(笑)。
確かに効果ありそうです♪
数十キロにわたって万里の長城のように存在していたらしいですね。
ペラペラのフェンス1枚でイノシシが防げると思っているあたり、、
自然動物に対抗する知恵が、現代ではすっかり失われているのでしょうね。
昨年の設置途中の段階で予想はしていたのですが、やっぱり駄目でしたね。
撤去するにも相当な費用がかかるだろうなぁ…。