イノシシや鹿などの有害鳥獣(これも人間が一方的に「有害鳥獣」なんて言っているだけで身勝手な話ですが)は、なぜ近年これほど爆発的に増えたのでしょう?
前回の記事をアップしてたくさんのコメントをいただいたり友人とメールのやり取りをして、その事について私なりに考えたことがあったので少し書いてみたいと思います。
(少しばかり皆さんの言葉をお借りしている所もありますがご容赦ください)
私の親父がハンターになった40年ほど前はイノシシや鹿なんて近隣地域に生息しておらず、わざわざ隣県の猟隊に入れてもらい見上げるような高い山の中で巻き狩りを行っていましたが、一猟期で獲れる獲物は10頭にも満たないほどだったそう。
当然イノシシや鹿の肉も相当に貴重品で、料亭などに高く売れた時代だったので子供の私達の口に入ることは滅多にありませんでした。
それから15年ほどして親父の住んでいる地域にもイノシシが出始め、鹿が出始めたのはここ10年の話ということ。
その当時はメス鹿の捕獲が禁止されていたから、たくさんの子供を産むイノシシだけではなく鹿もどうしようもない位に増えてしまったのです。
で、現在はイノシシや鹿が(生息地域では熊も)街中にも現れるくらいに珍しいものではなくなって、度々ニュースなどでも取り上げられていますね。
その原因としてハンター人口の減少や高齢化ばかりが取り上げられ、「捕獲者の減少=野生鳥獣の増加」と世間一般には思われていることでしょう。
確かにそれは原因の一つではありますが、根本的な原因とは考えられません。
私はハンターになって4年という若輩者ですが、良き先輩方に恵まれたおかげで様々な体験が出来たと思います。
その上で思った原因は
「人間が自然に対して興味を失ったこと」だと考えます。
具体的に言えば、山芋掘りや山菜採りをしたり、木の実やタケノコやキノコを求めて人が山に入らなくなり、山の中が荒れてイノシシや鹿の生息場所が増えてしまったのです。
山の近くにある池や川で釣りをする人も少なくなりましたしね。
一昔前はそれらは人々の娯楽でもあったのですが、今はそんな貧乏臭いことをしなくても他にたくさん楽しいことがありますし…。
ちょっと例を示してみます。
これは猟期に行く山で、春にはタケノコを出荷しているためにきれいに整備された竹林です。

私の少年時代は竹林と言えばこんなイメージでした。
商品としてタケノコを採っていない場所にも素人のタケノコハンターが入るので、似たようなイメージだったと思います。
だけど現状の竹林はほとんどがこんな感じです。

人が入らないので竹は倒れるに任せてひどい状態ですが、獣にとっては餌はあるし、身を隠せる寝床はあるしで快適な環境ですね。
竹林だけじゃなく他の植生の場所でも似た様な状況です。
野生鳥獣が増えたもう一つの原因は
日本の林業の衰退でしょう。
安い外国材に押され、長大な時間と手間隙のかかる林業を放棄してしまった山は普通に多く見られます。
間伐や枝打ちや下草刈りをしないために鬱蒼とした森ばかりです。
餌はあるし棲家はある、しかも天敵である人間は来ないという事が有害鳥獣の生息域を拡げる原因になったのだと思います。
加えて
農家の方の高齢化。ハンターだけではなく、こちらの高齢化の方が深刻です。
これは最近の有害鳥獣捕獲活動の日の写真です。

これから作付けをしようとする畑ですが、イノシシに荒らされまくっていますね。
私の様な下手くそな見切りでも、最低4頭のイノシシ(+ウリボウが数匹)のイノシシが暴れていることが分かります。

有害鳥獣捕獲隊員の方と箱罠を増設。

側にある竹林にも設置。

そんなつもりはなかったのですが、御礼にお菓子まで頂いてしまいました♪
すみません、ありがとうございます。

で、ここで注目していただきたいのが畑の周囲の様子。
鬱蒼とした葛鬘で覆われています。
ここから畑に出入りをしているのですね。
以前だったら地域で草刈りをしていたのですが、農家の方もご高齢の方が増えてそれも出来なくなったとのこと。
山の中で野草や昆虫を食べているよりも、目の前に食べきれないほどの芋や果物は生っているし、危険が迫ればすぐに薮の中に逃げ込むことができるしで、やりたい放題のようです。
この様に田畑の近くの薮が増えると農作物を荒らして肥え太り、さらに子供を産んで生息数が増えるわけです。
ハンター人口の減少や高齢化は、有害鳥獣が増える理由として挙げるのならばこの次くらいかな…。
他の地域ではどうかは分かりませんが、私の住んでいる地域の近隣ではこの様に複合的な原因が絡み合って有害鳥獣が増えていると考えます。
大切なことではあると思いますが、ハンターを増やすことは対処療法であって、根本的な解決策にはなっていませんね。
しかし困っている農家の方々の助けになるならば、ハンターに出来る社会貢献という意味からも有害鳥獣捕獲活動を頑張りたいと思います。
(ヘナチョコですけどね…)
あ、この日罠にかかった40kgほどのオスイノシシ。

まだまだ暑いけれど、解体も頑張りま~す!
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原生林を開拓して、
自然のリズムや循環を破壊してしまい、林の世話もいろんな理由で放棄され、
そら増えますよねー。
にしても、イノシシの数分かるてすごいですね!
私には穴ボコにしか見えないですよ(笑)
反映なのでイノシカの問題はすぐにどうこうなる話ではないのですね、よく分りました。
ただ、じゃんさんのような方々が狩猟を通じての自然への関り方の技術や
そのあり方を、このように情報として残し続けておられることは、やはりすごく
価値があると思います。
もしこの先、また国内の人と自然の関り方が大きく変わるときに、今まで
継承されてきた技術が一部でも残っているのと、全く失われてしまっていることとでは、その時の人たちの苦労は全く異なると思います。
社会状況が大きく変わったときに、過去の遺産が残っていなければ、その時私たちはそれだけ多くの苦労をすることにもなるだろうと思います。
近況に非常に似ていると思います・・・ただし、人間はタヌキ側ですが。
作中でタヌキ達は驚かしたり、暴力的な手段で人間の侵食を阻止しようとしますが、
最終的には人間社会に融和して生きていくことになります。
おそら今後、我々も『有害駆除』という暴力的な手段だけでは無く、
自然と融和した生き方を模索していかなければならないのだと思います。
『自然なんて簡単にコントロールできる』という傲慢な態度(興味の無さ)では
いつまでも自然界との軋轢を消すことはできないですよね~
また先のご返信で『動物が激減すればレンジャーの需要は無くなる』と
おっしゃられましたが、肉や皮の販売はあくまでも一事業であり、レンジャー本来の目的は
『野生動物の激減や激増を防ぐために自然から情報を得、適切な処置を計画・実行すること』です。
補足いたします。
なるほどですね~
私はニホンオオカミの絶滅が大きな原因だと思ってました。
それからリンクありがとうございました(^^)
50年後は人間が城壁やフェンスの中で暮らしているのが当たり前になったりして(笑)。
見易い場所だったらヘナチョコでも足跡の大きさで分かります。
現状の社会情勢ではそれも難しいでしょうね。
そういうレンジャーだったら理想ですね。
そうなんですよね。流行り廃りではなくて、狩猟は受け継ぎ後世へ伝えていかなければならない特殊技術だと思います。
「生き物を殺す」という事で非難されがちですが、途絶えてしまえば復活させるのが難しいものが多いのです。
よってイノシシや鹿の天敵をオオカミと考えるのは無理があるのではないでしょうか?
里山の近くの山に自然採取の人々が入り、林業者が山奥深くまで分け入っていたことで(狩猟者の効果も相まって)人間は危ない存在だと認識され、それらの天敵の役割を果たしていたのではないかと考えます。
現在は若年層が就農するための支援制度があるらしいのですが、多額の借入金などがネックになっているような気がします。
林業にも似たような支援制度や研修制度があるらしいです。
狩猟者人口の減少の問題も同様に従事者の育成も含めて狩猟そのものに対する評価の見直しが必要なのではないでしょうか?
技術の継承だけでなく新たな技術の発見にもつながる気がします。
私自身20代ですが、狩猟や採集といった活動にすごく興味があります。
おそらくじゃんさんのブログを読んでこの分野に興味を持つ若者も少なくないはずです。
ただ、今の子供達はこの分野の情報に触れる機会がほぼないと言っても過言ではありません。
「この山は誰かのものだから遊んではいけない」
「その辺に生えている物は危険なので食べてはいけない」
こういうリスクを先に教えられて育つので、自然と「自分に許可されているもの」に流れてしまいます。
それに加え、日本の若者は他の世代と比べて少数です。
世代間の持っている感覚の違いというのは想像以上に大きく、常に多数派である上の世代からの(時に理不尽な)抑圧に耐えていく必要があります。
特殊な分野になればなるほど、同じ分野の情報を共有できる同世代がいなくなり、孤立ぎみになっていきます。
そういったものを含めて、「(自然と文化の)環境そのもの」に原因があるのではないでしょうか。
原因が環境だからといって、昔の環境が良かったかどうかはまた別の話ですが……。
自分達だけで獲れればいいんじゃ~!
って考えが爺様達には多いですね。
有害駆除の許可を持ってる人達は特にね。
農家達の被害なんかはおかまない無し。
登山能力の低い人達が報奨金目当てに自分達で利益の分配。
そりゃどこの国の話だい?
え?
大分県大分市の話ですよ~w
いつかは自分のブログで証拠バラシ&告発するよ~w
行政は主要因と喧伝していますね。それも一つの要因ではあるでしょうが、
私に言わせれば保護の行き過ぎ、つまり「過保護」に尽きると思います。
野生鳥獣の保護政策はおそらくこの国では始めての経験でしょう。
人間はどのような場合でも始めての経験は、やってみなければ結果は分かりません。やみくもに野生鳥獣を保護したらどんなことになるか?などとは
考えなかったはずです。まさか、イノシシや鹿が里にまで侵入し、増殖するなど予測しなかったはずです。
かてて加えて、日本人の持つ優しい心が野生鳥獣殺生に二の足を踏ませます。当地ではほとんどの耕作地が鹿とサルの食害により放棄されています。
本格的営農を営んでいる人は厳重な金網か電気柵で囲わない限り、餌を作っているようなものです。
行政は行き過ぎた保護政策を反省し、狩猟者に責任を押し付けない政策を取らない限り、増え過ぎた野生鳥獣を適正水準まで戻すことは不可能です。
駆除に携わる要員を猟友会のボランティアに頼っていては100年経っても
現状より減らすことはできないでしょう。
いろいろと問題はありますが、行政は過保護の責任を取り、専門の駆除要員
を育てるしか道はないと思います。二言目には「予算がない!」「予算がない!」では、そのうちに野生鳥獣がもたらす二次被害(ヒル、ダニの拡散)で怖ろしい感染症がはびこる危険性もあります。
私が小さい頃丹波篠山などでは猪鍋、鹿刺しは高級食材でした。つまりはその肉は稀少だったということ。猟師は今より多かったかもしれませんが一人当たりの捕獲数は今よりずっと少なかったのです(これはデーターとして数値化されています)。
よって「ハンターを増やせば有害獣は減る」という安易な考えには賛成できません。
ニホンオオカミとの関連性も疑いが持たれているようですが、これは実際にオオカミが絶滅してなかったとしたら、という具現性不可能な事を対比データに出来ないので何とも言えないわけです。でも日本という国が太古から捕食者と被捕食者のバランスで成り立っていた事を考えると、人間が手を加えた(絶滅に追い込んでしまった)事による弊害が現れるのは想像に堅くありません。
つまり間違いなく言えるのは、全て人間がもたらした功罪だという事です。我々人間は正しき見解の元でその責任を取っていかなくてはいけません。
社会科の教科書に載せたい文面でした。
なるほどと同感しております。
そして繁栄するために動いてる結果ですよ・・
私たちも生き物だから他の命を奪って日々自分の命をつないでますよね。
日本って国は八百万の神って宗教観もってますし・・もっと自然の恵みを大事にしたいものですね。
『いただきます!』ってお命頂戴します!なわけですし。
うーん。今回のじゃんさんのブログ難しいや~
私なりにも言葉が足りてない(思ってることが言えてないや^^;)な~w
山奥に住んでいても、口にしない集落もあったでしょうし。
やはり住み分けのようなものがあったと思います。
サンカのような山のプロフェッショナルもいなくなり、
マタギの方々も知識の伝承さえ難しい状態。
自分は此処に、毛皮の重要性が無くなりつつあるというのも問題点なのではないかなあ。と、考えます。
山に人が入らなくなったっていうのが一番の問題なんでしょうね。
林業の衰退は、国家の根幹に関わる大問題だと、政府はもっと切迫感を持ってもらいたいです。
(水源も含め外資に土地を買われていたりもしますし。)
プラスチックが無い時代は、竹が大活躍していましたよね。
今は本当に竹林は荒れ放題。
竹細工はそのほとんどが海外輸入品。
昔、母が言っていました。
松茸なんて、珍しいキノコじゃなかった。と
みんな山に、しば刈りに行かなくなって山の掃除をしなくなったから生えなくなったんだと。
日本の国土は山と森林なのですから、もっと活用しなければ勿体無いですよね。
話は変わりますが(笑)
親族がロードキルでアナグマを見つけ、大喜びをしたのもつかの間、
ハクビシンでありました・・・(涙)
でも、美味しく食ってやります。
この姿勢と、行動力が、外来生物は勿論、
増えすぎた野生動物をコントロールする一番の方法ではないかと。
ああ、でもやっぱりアナグマ食べたい!!
文章の散文化、お許し下さい、
少々酒が入っておりまして・・・汗
朝、6時から夕方4時半まで、ノン・ストップで飯を喰う暇も無く、
水分と栄養はバナナとレモンと牛乳、終ると、ぶっ倒れかけましたね。
ビール飲んで10時間爆睡!
誰かが、やらなくちゃいけない事ですが・・・やりたがらない訳です。
近くの山も、開拓した畑を高齢化のために放置、あっと言う間にイノシシの巣!地元の猟友会も昔みたいに山奥に行かなくても・・・
目の前の低い山(丘陵地帯)に罠を仕掛けるだけで、、捕るのにも追い付かないほどとか・・・
地元は四国ですが・・・先月、JAの視察に愛媛の南部に行くと山と河の風光明媚な所でしたが、ご他聞に漏れず、イノシシ被害が酷いとか。
ナス畑はハクビシン被害、最近、本土・九州から熊も泳ぎ渡っている可能性も有るとJAの若い指導員から説明を受けました。
自然保護を叫ばれて、久しいですが、自然は人間に気兼ねなくコッチに侵食してきてますね。
無制限な乱獲・破壊は慎まなければいけませんが、じゃんさんが仰るように、山里などは、程よい人間の手が入ることによって、最も多い山の恵みを受けることが出来ると思います。
マツタケも栗・シメジ・ハッタケも近所で手に入りましたけどね。
私が生まれた頃は・・・・
TPPとか減反とか、輸入産業だとか
そもそも日本と言う国土を経済の面からしか見ていない結果、こういう事が各地で起こってくる
とある一地域の話ではなく、日本全土の話ですからね
また、保護政策の無知も被害を増大させた訳でしょう
四国地方のクマ絶滅は、高額報奨金をつけた駆除事業によると聞いていますし
保護計画を考えるには総合的なバランスを持った感性が必要な事業なんですけどね・・・山形のクマ計画でも、あまりにも愚策に開いた口がふさがりません
みなさん、熱く語るのでオイラも語ってみました
みんなで考えあって、駆除に関する全国オフ会みたいなのが出来れば面白いんだけどね~
以前でしたら、林道整備や山の草刈などができましたが、
今となっては・・・
また、木材価格の暴落により林業が衰退、戦後に植林された林が
完全に放置され、荒れるに任せるといった状況=人が山に入らなくなった状況ですね・・・
うちの集落も、あと数十年もすれば限界集落となり、
自然に呑まれて消滅しそうですね・・・
数百年以上前から存在する集落ではあるのですが・・・
また、天候などに左右されるという不安定な要素以外に「儲からない」という現実があるようです。
誰も職業として就きたがらない結果が現在の状況だと思います。
もう少し第一次産業の方の地位が向上しても良いと思うのですけど…。
まあ、私なんぞに何ができるのか分かりませんが、無理をしない程度に頑張りたいと思います。
今後ともよろしくお願いします。
ある意味とてもおもしろいご意見をいただき嬉しいです。
人に迷惑をかけたり、法律を破ったりすることは勿論いけないことですが、興味があることには何事もチャレンジしてみるのも良いのではないでしょうか?
失敗して初めて分かることも多いと思います。
>世代間の持っている感覚の違いというのは想像以上に大きく、常に多数派である上の世代からの(時に理不尽な)抑圧に耐えていく必要があります。
これはどの世代も誰においても同じだったのではないでしょうか? 年配の方としっかりとコミュニケーションを取り、そういったことを打破して改革していくことが若者の特権ではないかと思いますよ。
>特殊な分野になればなるほど、同じ分野の情報を共有できる同世代がいなくなり、孤立ぎみになっていきます。
狩猟界はまさにその通りです。ぬーさんは同世代のお友達がいないと何もできませんか?私も同じ猟隊に同じ世代のハンターはいません(一回り年下の先輩ハンターはいます)が、それでも本当に狩猟が好きな人であれば、上の世代とも自然に仲良くなれると思います。同世代以上に同好の士というものは良いものですよ。
確かに自由に自然で遊ぶという事が難しい時代ですが、まずは挑戦してみれば色々と教えをいただける年配の方も多いと思います。
応援しています。頑張ってください!!
だからこそこれからはハンターのモラルが問われる時代だと思います。
そしてオレは「インターネットは公共の場」だと考えますので、特定の名称を出して非難することは止めにしないかい?
>日本人の持つ優しい心が野生鳥獣殺生に二の足を踏ませます。
これは本当にその通りで、素晴らしいことだと思います。(有害鳥獣捕獲活動をしている私が言うのもおかしな話ですが)
そういう心も大切にしたいので、中々に難しいですね…。
針葉樹林に住んでいるイノシシは、ドングリなどの木の実がないために年中痩せていますからね。
食物を田畑に求めざるを得ないのでしょう。
どちらにしても人間の活動が招いたことですが、生命体として地球上を席巻してしまった種の功罪ですね。
まあ、単純に「人間って身勝手なものだ~!」くらいに読み飛ばしていただければいいかと…。
単純に言えることではないのですが、やはり早急に手を打たなければ手遅れになる(いや、もうそうなっているのかも)と思いますね。
難しいですね…。
ハクビシンは私の住んでいる地域にいないので、逆に食べてみたいですね♪
農家の方の苦労を聞いていると、普通に作物を育てるだけでも大変なのにイノシシや鹿の相手もしなければならず、大変な苦労だということが分かります。
少しでもお役に立てればいいのですが、仰るように山奥まで行かなくても人里近くで獲れてしまうのが現状です。
表面的なことだけが取り上げられていますが、有害鳥獣の爆発的な増加の根本は他のところにありますよねぇ。
こちらでも「農業は儲からん(林業も漁業もそうなのでしょうが)」と言って跡継ぎが無く、お年を召したお爺さん・お婆さんが山の中で作業をされています。
難しいですね。。。
自分も農村部に住んでいたから分かるのですが、今の限界集落までいかなくても、郡部の民家の裏山は耕作放棄地帯となってブッシュがすぐそこまで迫ってきていて
鹿や猪の寝屋になっています。
数十年前は裏山、里山と言われる棚田、畑、柴かり場などの見通しの良い傾斜地が山のりょう線に向かって数百メートルは延びていたんです。
今はそれらが全てススキとかん木に埋め尽くされています。
税金から委託料が出てることが頭に無いのだと思います。行政も猟友会どっぷりなので、檻罠に考えが及びつかんのか、猟友会に握りつぶされてるのか、もう銃猟は限界ですよね、あせりもあるかもしれません。ロウトルばかりでは発展しませんわ。
首に紐つけられて射撃練習とは情けない。
私も持論をブチかますかな(笑)
色々と難しいですね。
生活の場や農作物を守るのに精一杯で、草刈をする所ではないようです。
有害鳥獣捕獲以外にも、それらに税金が使われても良いのでは?と思ってしまいます。
また、kurosibahanakoさんのコメントが今回のブログのテーマに沿ったものとは思えませんし、それが事実なのかも私には確認する術がありません。
仮に事実であったとしても一介のサラリーマンのヘナチョコハンターである私には何もすることができません。
私は「インターネットは公共の場」だと考えますし、私のブログで特定の名称を出して非難することは止めていただけませんか?
今の狩猟界は川ガニさんのように長い経験を持ち、多くの知識とバランスの取れた意見を論理的に発信できる方が必要とされていると思います。
記事のアップをお待ちしていますっ!!
(本当に真剣に)
私が、耕作放棄の畑を言わば、ボランティアで管理しているのも、単なる慈善ではありません。
半年位ほっとくと、直ぐに背丈を越えるジャングルになりますし、そうなると近くの雑木林居る雉等の進入路になってしまい。
手がつけられなくなるので、一月に一回は手入れをしているのです。
自分の畑を守る為にね。自然は、美しくも有りますが、贔屓も差別もしませんし、動物達も、可愛いですが、時にはね・・・
じゃんさんが好きな雉等も山にまで行かなくても、朝起きると、目の前に居たりします・・・蚕豆の季節には害鳥ですので、そうならない前に進入路を無くしておくしかないのです。
幸い、今の所はコッチは雉とカラスぐらいですので、アマリ神経質になっては居ませんが・・・直進距離で2キロの河川敷には夜間イノシシが疾走、コンクリートの用水路にアライグマを見かけたという近所の方の情報も有り油断出来ませんが・・・
軽薄安易な自然賛美でも、無機質な害獣駆除でもない自然との付き合いを手探りで探していくしかないでしょう。
そういう意味では、じゃんさんのこういうブログは色んな意味での情報を提供してくれて助かってます。
動物愛護や自然保護の重要性も分かっているつもりです。
だけどこれだけ様々な弊害が起こってくると疑問を持たざるを得ません。
大切なのは「バランス」だと思います。
すっぽりと柵で覆われた街ですか…。ヒグマが相手だとそれもしょうがないかも…。
知床桜さんも気をつけられてくださいね。
いつも楽しく拝見させてもらってます。
今回の記事も「なるほど〜そういうことなのね」
とうなずきながら見てました。
うちの父親達もイノシシを捕獲する檻?を設置してましたが、年に何度かしか捕獲できてませんでした 笑
じゃんさんも釣りをされるみたいなので、趣味も一緒ですね♪
またコメントさせてください。
はい、釣りも大好きですよ~♪
最近は暑くて中々行っていませんが…。
今回は山のことだけを書きましたが、更に川や海の中も繋がっていることだと思います。
あまりに長くなるので、今回は山だけに限定しましたが…。
こちらこそよろしくお願いします。