毎日暑い日が続いていますが、イノシシの被害報告を受け有害鳥獣捕獲隊出動です!
夜な夜な畑に出没しているようですが、巻き狩りができるような場所でもないので箱罠を仕掛けます。
まずは100kg近い重量のある箱罠を4人がかりで運びます。

地面を平らに馴らした後、イノシシが入ってきても抵抗感が無いように底面の鉄筋の上に土を被せます。

この時点で汗が滴り落ちます。
イノシシは嗅覚が敏感なので罠の周囲に人間の匂いを残してはいけないと言われますが、こう暑くちゃどうしようもありませんね。
このブログにも時々出てくる今町さん(仮名)が外側に作動糸を通して…

更に罠の内部にセットして作動状況を確認します。

問題無いようなので、罠の内部に餌の米糠を撒いている時に悲劇は起きました。
ガシャ。
「グムッ…」本来なら餌を撒いている時に檻の蓋が落ちないようにストッパーを掛けているのですが、暑さのためか誰もが確認を忘れていました。
檻の中で膝をついて米糠を撒いていた今町さん(仮名)が作動糸に触れてしまい、檻の外に出ていた足首の上に鉄製の蓋が落ちてきたのです。
すぐに蓋を上げて救出しケガの状況を確認しますが、足首の周囲が見る見るうちに腫れ上がってきます。

なにせ結構な重量の鉄柵がギロチンのように落ちてきたし、腫れ方も尋常じゃない。
「骨が折れていることは無いみたいだけれど、こりゃヒビくらいは入っているな…」
すぐに病院へ!と勧めましたが、本人は「たいしたことない」とスリッパを履いて、苦痛に顔を歪めながらもその日の有害鳥獣捕獲活動を続けられました。
翌日病院で検査をしてもらったそうですが、骨に異常は無かったそうです。
ホッ。
今町さん(仮名)、ごめんなさい。ケガがたいしたことなかったのでこやって書けるのですが
「イノシシってこうやって罠に掛かるんだなぁ」と実感できました。
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思いだしました
夜の涼しくなった頃に食事に下りてくるんでしょうね・・・
中に入る時にはセットしていなくても棒で扉を支えてからにしていますが、ちょとした油断で同じ事故に会うかもわかりませんね。
次は我が身と思って気をつけます。
ええ、目方はそれくらいですが美味しい感じかどうかは疑問です…(笑)。
でも当人に重篤な怪我がないのが一番でした。
ええ、こちらでもお婆さんが閉じ込められて大変な騒ぎになったことがありました。
無事が一番です♪
確かに自力じゃ脱出は難しいかもです。
私も明日は我が身にならないように気をつけます!
プロ集団でもハプニングはあるんですね~。
人間も命がけですね。
お大事にしてくださいー。
じゃんさんもお気をつけて!!
重篤なケガじゃなくて良かったです♪
私も気をつけます!
今日、家の裏山に竹林を持っている知人の家に行きましたが、ここ数年筍の収穫は殆んど0だそうです。
夜の間に、イノシシが殆んど掘り返して食べてしまい、林の中はトラクターで荒らされた様だとか・・・
筍が無くなると今度は自然薯を掘り返し、山の蛇も食いまくるので避難してきた、マムシが庭先にも出没しだしたとか・・・
危険な作業ですが、害獣駆除本当にお世話になってます。
怪我をせずに活動なさって下さい。
そう言っていただけると励みになります♪
捕っても捕ってもきりが無いそうです。
ドンダケ、いるんだぁ~~!
田畑を荒らさなければいくら増えてもいいのですが、そうはいきませんね…。