猟期の最終日に仕留めた鹿。

年若いオス鹿だったのですが、袋角と呼ばれる成長途中の角が生えていました。
普通の鹿の角はこんな感じ。

その日に獲ったもう一頭にも同様にコブのような袋角。

鹿の角は毎年落ちて生え変わります。
この時期に早い個体では角が落ちているのものも見られますが、猟期に袋角を持った鹿が獲れたのは先輩方も初めての経験だそうです。
「角が初めて生えるような若い個体はこの時期に袋角が生えているのが普通なのだろうか?」
と皆で首を捻りますが、答えは謎のまま。
大物猟のグループの猟場に鹿が現れ始めたのは10年ほど前のこと。
その頃まではメス鹿は種族保護のために狩猟禁止。
今では爆発的に増えてしまって、手がつけられない状態です。
日本中で同様のようですね。
それに本来なら春に一回しかお産をしないはずなのに、夏場の有害駆除で胎児を持っている個体も結構いるそうで、どうやら年に二回お産をしている様子。
イノシシも季節に関係なく年中出産しているようで、真冬にお産床があることもしばしば。
山の中の生態系が目に見えないところで狂っているのは間違いないようです…。
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鹿や猪を狩る肉食動物が人間しかいないので安全だから!?
ほんとなんですね! イノシシはどうやら季節がずれてるのを確認してるのですが、ちょうど6か月位ずれてるんですかね?
そうすると、春先でもコールにのってくるやつがいるかもですね
全道で推定64万頭いるみたいですがもっと多いかもです。
人間より多くなったりして・・・。
シカやイノシシは、ヒトに最もわかりやすい部分の変化なのでしょうか?
彼らをを取り巻く生態系はヒトを含めて、確実に大きく変化しているのかな?
怖いです。
この時期の、袋角は、見た事ありませんね。袋って、ある時期になると、木の幹なんかに角を擦りつけることにより削っていくと聞いたことがあります。ウソかホントか定かではありませんが。初めて角が生えた鹿が木の幹に擦りつけることを教わらなかったとか、うまく擦りつけられなかったとか、角が擦れるのが嫌いな鹿だったとか・・・いろいろ考えると楽しいです。いやぁ、良いモノ見せてもらいました。
地球温暖化や林業の衰退、ハンターの減少や山菜採りで山に入る人が少なくなったりと理由は様々な物が複雑に関係していると考えます。
あと10年もしたら
「昔はイノシシや鹿にも発情期というものがあって、年に一回しか子供を生んでいなかったよ」
なんて話しているかもしれませんね。
刻々と変わる自然環境に対応できていないのは人間の方なんでしょうね。
人間にも何か変化がくるかな~!?
一部の耕作地でそうなっているように、人間の方が檻の中に入って生活する日がくるかも…。
今、マダニが媒介する病気のことが話題になっていますが、これからもっと患者が多くなるかもしれませんね。
中は柔らかくて、今伸びている最中でした。
年明けくらいから生え始めた感じでしょうか。
私も初めての経験でした。
初めてじっくり見ました。
不思議なもんですよね~。
見てみたい…でも、環境の不自然な変化はいやだな。
触ると表面はプニプにとした感触ですが、曲がるほど柔らかくはなかったです。
試しに剪定バサミで切ると簡単にカットできました。
今度獲れたら漢方薬を作ろうかな(笑)。
笑い話で済んでいるうちはいいですが、鹿をはじめ獣が人間を恐れなくなりはじめているのではないかと感じる時があります。猟師をはじめ対処できる人が激減しているという話題が多いことも不安ですよね。
墓地は狩猟できない区域なので、駆除に苦労したようです。