2月15日で鳥猟は終わったけれど、増えすぎたイノシシ・鹿の猟期は3月15日まで。
さあ、ラストスパートで残り1ヶ月の猟期も頑張りましょう!
1ラウンド目はなかなか獲物が出ず、メンバーの皆が諦め始めた頃に勢子長が粘って競り出した40kgのオスイノシシをゲット。

続く2ラウンド目。
小さな山だけれどかなり急峻な傾斜の山道をヒイヒイ言いながら登って待ちに付きます。
「まったく、こんな急角度の道無き道を登っていくなんてハンターくらいのもんだよなぁ。フクラハギが攣りそうだ。」
待ち場はこんな感じ。

下から登ってくる獣道と横回しの獣道が交差する場所。
勢子が犬を放ちますが、今回もなかなか獲物が出ないまま時間が経過します。
猟犬の鈴の音がチリンチリンと聞え始め、探索する場所も残り僅か。
「ダメか…。猟期も終盤だから簡単にはいかないな。」
などと思っていたら、突然激しく鳴き始める犬の声。
「来る…。」
安全装置を解除して銃を構えます。
下から駆け上ってくる50kg~60kgのイノシシ。
息を殺して照準越しにイノシシを狙います。
「15メートル。12メートル。まだまだ、ギリギリまで引き付けろ…」
10メートルを切った時にイノシシが顔を上げ、ハッキリと視線が合います。
「気付かれた!」
Uターンしようとするイノシシ。
即座に
一発目を発射!
斜面を転がり落ちていくイノシシ。

すぐに私も斜面を滑り降りるように追跡。
その先をイノシシが樽のようにゴロンゴロンと転がっていくのが見えます。
「よし、完全に仕留めた!しかしどこまで転がり落ちていくんだ?この先は採石場になっていて下は断崖絶壁だぞ」
50メートル以上転がり落ちた頃になると猟犬も追いついてきたので、「イノシシが崖から転げ落ちた場合に犬も一緒に落ちたりしなければいいけれど…」と心配しますが、崖の手前の岩棚でイノシシが止まります。
と同時にムックリと起き上がり走り出すイノシシ!我が目を疑いますが、滑り台を降りているように滑っている最中なので銃を構える間もなく視界から消え去ります。
「いや、即死ではなかったけれどそれに近い状態だ。すぐに犬が追い付くはず。」
などと思いますが、犬に付けた鈴の音は一気に山頂近くまで遠ざかります。
呆然としながら状況を報告。
今滑り降りてきた道を這い上がります。
血痕…。

「確かに中っている…。一体どうなっているんだ!?」
結局イノシシは山頂を越え、稜線の反対側にいる射手に仕留められました。
75kgのメス。

私の撃った弾はどこに中ったんだ?と思い実況見分すると、着弾点はここ。

「惜しい!あと10センチ斜め上だったらなぁ。」
どうやら撃った直後は気絶していたような状態だったけれど、転がり落ちていく間に蘇生したようですね。
これが転がり落ちるほどの急斜面じゃなかったら、二発目を撃つかナイフで仕留められていたんだけどな~。
「しかしまあ、チームプレイのおかげでなんとかイノシシを仕留める事が出来てよかった」
などと思いながら、へなちょこハンター今日も涙で枕を濡らすことだよ…。
くそっ!
にほんブログ村
にほんブログ村
- 関連記事
-
スポンサーサイト
この間、youtubeでイノシシをエアーライフル一発で倒しているのがありました。
今回もトホホな結果でした(涙)。
逆に言えば、エアーライフルでもしっかりと急所に入れば小さな空気銃の弾でも仕留められるのですね。
まあ、私には無理な芸当ですが(笑)。