夜釣りは楽しい♪
電気ウキの光、降るような星空、煌く夜光虫、ヘッドライトに輝く魚の目…。
昼間の釣りにはないドキドキ感がありますし、暗い海を切り裂いて上がってくる魚は神秘的ですらあります。
それに何より、夜釣りは少年時代は年に何回かしか連れて行ってもらえない、子供にとってはお祭りのような特別な行事だったのです。
(そんな体験の反動で、今では夜釣りに行ってばかりですが…。笑)
さあ、という訳で今日も夜の海へGO(笑)!
狙うは今年2度目、旬のコウイカ。
「今日は夜中の潮だから夜中の1時くらいから朝の7時くらいまで釣れるな」
と通いつめている親父。
夜中に釣り場に着けばいいのだけれども、気が逸って夜の7時には現場到着です(笑)。
潮が止まるまでは釣りにならないほど海流が急なので、準備だけしてスタンバイ。

水面を覗くと、アカクラゲや海藻がものすごい勢いで流れ去って行きます。
「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず…」などという、昔古文の授業で習った言葉が自然と浮かんできます。(海だけれども。笑)
ゴンゴンと流れる海流をぼんやりと眺めていると、「あと数時間でこの流れが本当に止まるのだろうか?」という疑念が浮かび、潮の満ち干なんていうすごいシステムを持つ自然の不思議さを感じざるを得ません。
午前0時を過ぎ、潮が緩み始めて釣り開始。
仕掛けを入れると群れが近くにいたのかすぐに釣れ始めます。

イカの群れが来たときは如何に手返し良く釣れるかで釣果が決まります。
数釣り優先で、釣り上げたイカはしばらく地面に放置(笑)。

一刻も早く仕掛けを投入して、次のイカを狙います。
(一段落してからスカリに入れます)
スミイカとも呼ばれるコウイカは、バケツに入れると墨を吐いてすぐに墨汁のように真っ黒に(笑)。

最初は調子が良かったのですが、すぐに群れは去りポツリポツリとしか釣れなくなります。
「お!久しぶりにきた」と思ったら手長ダコ…。

夜が明ける間近の朝マズメにはまた群れが来るはず!と思い辛抱の釣りが続きますが、日中の暖かさとは裏腹に放射冷却でドンドンと気温が下がってきます。
ここで一つの失敗に気付きました。
寒さ対策としてアンダーウェアと防寒着は着ていますが、靴下は薄手の普通のもの。
長靴の中で蒸れた水気が冷え、つま先がジンジン痛みます。
おまけに必要ないだろうと手袋も忘れて、手指の先も痛いほどに凍えます。
しかも釣れない…。
徹夜の疲れも追い討ちをかけ、心が折れて7時を待たずに撤収!

美しい夜明けなんだけれども風景を楽しむ余裕もありません。
全部で23ハイ。

歯の根が合わなくなるほど冷え、帰りの車中ではヒーター温度をマックスまで上げて帰宅。
ふぅ、こんなに寒い釣りは久しぶりだったなぁ。
ああ、今度は温かな日差しの下で釣りをしたいもんだ(笑)。
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