本日は昨年もご一緒させていただいた山岳地域のグループとの共猟です。
私たちのグループが遠くから遠征に来るというので、近隣の3つの猟友会からも応援が来ていて、全員で30名ほどの大部隊になりました。
ここは大きな山を中心にした巻き狩りで、鹿がメインターゲットです。
日ごろ私たちが行っている巻き狩りは、山を小さく区切って水も漏らさぬような包囲網で望むのですが、この地域では山が大きすぎてそういうやり方は無理。
地元の方から受け持つ待ち場に案内されますが、隣の狙撃手の待ち場とも姿が見えないくらい離れています。
極端に言えば「見える範囲全部が受け持ちです。笑」
ちょっと目測しても100メートルくらいの範囲は楽に見渡せますね。

「こりゃあ散弾銃のスラッグ弾(1発弾)でどうにかなる距離じゃないな~…」
そうは言っても自分の手持ちの猟銃が遠距離射撃の出来るライフル銃に変身するわけも無く(笑)、待ち受けるのに適当な場所はないかと、周辺を歩いて回ります。
獣道の使用頻度、新しい足跡、落ちている糞の状態。
そんな情報を集めて、真新しい足跡がたくさん付いている獣道を本命と判断して、撃ち易そうな場所に身を潜めます。

今日の待ちはこんな感じ。
両隣の待ちの人とおおよその場所を無線連絡。
勢子の方が犬を入れてスタート。
しばらくすると遠くから犬の鳴き声…。
あちらこちらで銃声が響きます。
獲物はたくさん出ているらしく、追われた鹿が来る場合が多いのでジッと待機。
「パリッ」
遠くからかすかに聞こえる音。
「来たぞ~!思い切り引き付けて撃っちゃる!!」
と思ったけど、100メートル以上の遥か遠くを逃げていく鹿の姿…。
「こりゃ撃てない」
隣の待ちの人に「そちらに向かっているよ!」と連絡しますが待ちには掛からず…。
その後もドカドカ銃声が鳴り響きます。

私はもう一度鹿との出会いがありましたが、相手に完全に気付かれていた様で、山頂付近から進路変更して横っ飛びに逃げていきました(笑)。
結局半日で5頭の鹿をゲット。

皆の撃った弾数を合計すると60発以上(爆)!
いやー、豪快に銃声が鳴っていたハズだなぁ~(笑)。
同じ巻き狩りでも「所変わればやり方も変わるもんだ」と実感。
色々と勉強になりました。
皆さんお世話になりました。ありがとうございま~す♪
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それとも中隊?
敵兵5名はかなりの戦果なんじゃないですか。すばらしい部隊です(^^)v
日頃近距離でしか撃たないので、なかなか難しいものですね~。
でも楽しい一日でした♪