この日は鹿4頭とイノシシ1頭ゲット。

(1ラウンド目の鹿3頭)
私たちの猟隊は基本的にイノシシを狙うのですが、増えすぎた鹿に猟犬を取られイノシシまでたどり着けない状況ですね。
しばらくは鹿を蹴散らしてゆっくりとイノシシを狙いますか。
山はまだ暑く、犬を連れて上り下りするだけで汗が帽子のツバから滴り落ちます。(←超汗かき)
「上り下り」なんて偉そうに書いていますが、ここだけの本当の話をすると私はこの日は山へ一歩も登っていません(笑)。
実は待ち役(射手)の準備が出来て車からモリさん、カヤさん、イトちんの猟犬を放つと、山の裾野に歩いている鹿を発見してその鹿を追って一目散に目指す山とは違う山へ追いかけていったのです。
ギャンギャンという追い啼きとバリバリと獲物が枯れ竹を追って逃げる音。
犬笛を使って呼び戻しますが、3頭ともあっという間に包囲網を張った山とは別の山へ!
「山の反対側からは長老勢子(御年86歳)が2頭の犬を入れてくれている…。狙いのこの山の獲物はとりあえず長老勢子に任せて、オレは鹿に取られた自分の猟犬達を先回りして回収しよう」
そう思って車へ向かっていると、山の中からドカドカと何発もの発砲音。
「始まったな…」
犬が追って行った方向に向かい、犬笛と生声でワンコ達を呼びます。
追っていった方向と違う場所から銃声が聞こえるのと、私が車で迎えに来たのを見てワンコ達なりに違和感を感じたのでしょう。
申し訳なさそうにゲージに乗り込みます。
「ま、獲物が違う方向に逃げて行ったからしょうがないよね」
最初に犬を放した場所へ引き返しますが、すでに鹿3頭をゲット(上の写真)して私は出番なく終了。
2ラウンド目は待ちに回ります。
山を登ると杉や檜の樹皮が繁殖期真っ最中の鹿の角研ぎで激しく剥げています。

(自分の強さを誇示するための行為)
このラウンドでは鹿とイノシシを1頭ずつゲット。
イノシシと鹿で5頭もの獲物に恵まれたので、お昼前には終了して解体作業。
「いや~、今日はまったくお役に立てずにすみません」
「まあそういうこともあるよ。犬がいてこその巻狩りだしね」
そしてお昼ご飯を食べて解体していると、1頭の鹿に異変が…。
吊るした鹿の耳に丸い穴。

【富士樹くん(仮名)撮影】
「何この穴?」皆さんの話を総合すると、射手の一人が撃った弾がきれいに貫通した穴でした。
「いや~、惜しかったね。あと少しズレていたらヘッドショットだったのに」
「ライフルじゃなくてスラッグ弾でこんなにきれいに穴が開くもんなんだね」
「世にも珍しいピアス鹿だな!!」
そんな事を話しながらワイワイと解体終了。
猟に行くと色々な事が起こります。
今日も自然の恵みに感謝です。
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本州以北では熊の話題で持ちきりですが、何故そちらには居ないのでしょう?
猪や鹿のようには泳げないのかな...
でも熊の居る地域は駆除にも大変みたいですね。
注意して愛護の方の意見をみていますが、まあちょっとカルト宗教みたいな感じだなと思っています。
大阪の学校でも先日、熊が出たそうですΣ(゚Д゚;)アラマッ
秋田県の役場に熊を殺すなー!って電話してる人が
大阪人だったら我が子が熊に喰われても熊を殺すなー!
って言うんですかね(゚Д゚)y─┛~~
まあなるようにしかならないでしょう。。。
さあ、どうなることやら。