「ん?なんじゃこりゃ!?」

巻狩りでワンコ達を引き連れて急斜面の山中を競っている最中、見慣れぬもの発見。
まるで巨大ムカデ。
写真を撮影しようとするとワンコ達が獲物を起こしての追い啼き。
「ああ、いかん。こんなことをしている場合じゃないな!」
カメラをポケットに押し込み、急いで現場に向かいます。
鹿3頭ゲット。

(左よりカヤさん、モリさん、顔が見えないイトちん)
イノシシは留守でしたが、この日はイトも獲物を追いかけ倒せました。
「うんうん、イトに獲物を噛ませてやることが出来て良かった」
一段落ついて車方向に戻る途中に先ほどの場所へ。
「なるほど、鹿の骨かぁ。」
鹿にしてはずいぶん小さく、大きさで言うと産まれたばかりの子鹿という感じ。
よく見たら骨盤や大腿骨部分もあります。

関節部分が外れやすい前脚や頭蓋骨は動物達に持ち去られたのでしょう。
ムカデの足の様に見えた部分は、肋骨をタヌキやイタチなどの小動物が齧り取って持ち去った感じです。
「何らかの原因で産まれたばかりの子鹿が死んでしまったのか…。
だけどその屍は無駄にはならず、たくさんの動物たちの糧となり次の世代へと受け継がれていくんだろう…」
そんな事を思います。
人間社会では分かりにくいけれど、野生の中ではたくさんの命の物語が紡がれているのでしょう。
「命は命を継ぐ命」
狩猟を始めた頃に、
ある人から教えていただいたそんな言葉を思い出しました。
今日も自然の恵みに感謝です。
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でも正体が分かってホッとするのと同時に、野生動物たちの厳しい生き方を考えましたよ。