「うおっ!これはかなり抵抗あるなぁ…」

まな板の上に載る物体をしげしげと眺めます。
私は食品製造メーカーで働いているので、職場に時々届く
「地球を飢餓から救う救世主!」
「未来を救う高蛋白ローコスト次世代フード!」
などというキャッチコピーが並べられた昆虫食のカタログを思い出します。
このブログでも何度か取り上げましたが、昆虫の類(
オオスズメバチ、
イナゴ、カイコ、ザザムシ等)は食べたら美味しいことは知っています。
実際に日本でも有名企業が本格的に昆虫食分野に進出したという話もありますし(実話)。
という事で、今回は久々の昆虫食ジャンルか?と思われたことでしょうが違います(笑)。
実はこれは
鹿の気管(口から肺に続く管)。
縦に細長く4等分くらいにカットして茹でたら、思ったよりもイモムシ感が強くて写真に撮ってみました。
(私は毛虫・イモムシ類が苦手なのです)
「むう、並べてみると更にイモムシ(ワーム)にしか見えない…」

試しに一口だけ味見。
シャリシャリシャリ…。鹿の気管は一度食べてみたことがあるのですが、ジャリジャリして軟骨にガラス繊維を練り込んだような食感でギブアップしました。
(おそらくこのブログ初のギブアップ食材だった)
じゃあなんで食べない物を持って帰ったのかと言うとですね、ブラウンさん達のエサ用にタンパク質が必要なのです。
今までは釣ってきた雑魚やアラを圧力鍋で長時間煮て、骨まで食べられるようにしていたのですが冷凍品が底をつきました。
そこで普通に採卵用のニワトリ配合配合飼料を与えたのですが、
「コッコッコッ(こんなエサじゃ毎日卵を産めないわっ)!!」と激しく鳴いて訴えられました。
毎日卵を産んでくれるので、かなりのタンパク質が必要なのでしょう。
そういった理由で獲った鹿の廃棄部分(腸は内容物の処理が面倒なのでそれ以外)をいただいてきたのです。

気管以外にも肺、脾臓、リンパ節、筋膜、喉笛、凝固した血液などなど…。

大鍋で茹でて細かくカットして与えます。
(この中に気管も入っています)
今は野菜クズにこのカットタンパク質を混ぜてブラウンさん達に与えています。
とても美味しそうに食べてくれますよ♪
今日も自然の恵みに感sy…、じゃなかった。
食べてませんけどありがたく有効活用しています。
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地元には「やおぎも」と言う牛肺を煮た惣菜が有ります。オススメです。
やおぎもというのものがあるのですね。
イノシシの肺は食べたこと有りますが、フワフワして不思議な食感でした。