狩猟で獲った獲物を解体すると、多かれ少なかれ残滓(毛や羽毛や内臓などの廃棄部位)が出ます。
イノシシや鹿の場合、かなりの量の骨も出るのですが、猟犬を使った狩猟の場合はワンコのオヤツとして犬持ちの人が持って帰ることが多いですね。
(炊き出すととても美味しいスープベースになりますが、そこまでするハンターさんはかなり少ない)
今回もイノシシの骨は私がいただいて持ち帰りました。
大鍋でコトコトと炊いて、茹で上がった骨はワンコのオヤツに、茹で汁はドッグフードのトッピングになります。
山を駆け回り、お腹が減った状態での作業。
そして経験的に骨周りの肉(骨から旨味が滲み出してくる)が一番美味しいことを知っています。
「ワンコ達よ、すまないが一つ二つお裾分けいただきます♪」

塩茹でや砂糖醤油で甘辛く煮込んでも美味しいのですが、この時はワンコ用で何も味を付けていないので、ガリガリと岩塩を振りかけます。
美味しいことが分かり切っている、久しぶりの茹で骨付き肉。
「いやいや、これはワンコのエサ。いわばドッグフードとしてもらって来たものなんだ…」
背徳感を感じながら、少し自分に言い聞かせます。
長く煮込んだため、割り箸で肉を突くとホロホロと崩れ落ちます。
溢れるヨダレ。
口の中に肉片を運ぶと、わずかな塩味と共に口腔内に拡がる甘い脂身の味とイノシシ肉の旨味。
「ダメだ!これはビールが欲しくなる」
プシュッと缶ビールを開けます。
「シンプルで旨っ!ビール飲みながら食べだすと止まらない美味さだ…」
気が付くとイノシシの背骨周りの骨付き肉をほとんど一人で平らげていました(笑)。
ワンコさん達よ、食い意地の張った飼い主でスマナイ…。
背徳感を感じながらも、今日も自然の恵みに感謝です。
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レストランでは食べられないB級グルメという感じですかね。
他の骨付き肉と一緒に圧力鍋で煮込んで、ドッグフードのトッピングにしますね。
とても食い付き良いですよ♪
はい、このイノシシはとても味が良い個体で、シンプルに塩味だけの方が肉の味が楽しめました♪
思い出してもヨダレが出ますよ(笑)。
今年もよろしくお願い申し上げます。