先日、遊漁船で同乗したジギングの若者たちから、
「ニワトリのエサ」としてたくさん戴いたエソ。

巨大なサイズばかりで、一番大きなものは58センチ。
「我が家はニワトリもワンコ達もいて、年中タンパク質が必要だから助かるなぁ♪」
動物たちのご飯として戴いてきたエソですが、きちんと船上で〆て血抜き処理を行っています。
エソは美味しい魚です。
しかし顔つきがグロテスクなのと、身に小骨が多いために釣り人からは嫌われているのです。
「今回は釣れた魚も少なかったし、大きなエソだけでも調理するか…」
そう思い、ウロコを落として三枚に卸します。

「ここまで来ると、2~3匹調理するのとたいして手間は変わらないから、全部調理するか!」
貧乏性の性で、ついつい全部捌いてしまいました(笑)。
腹腔の膜を削ぎ落し、

出刃包丁の背で身を叩いた後にスプーンで身を掻き落とします。

新鮮なものだと皮に小骨が付いた状態で、肉だけが分離します。

生臭さを落とし、フードプロセッサーに掛けた時の発熱を防ぐため、かき取った身を氷水に晒します。
5分ほど氷水に入れ、ガラガラと掻き回してザルで濾過。

「いやぁ、欲張って捌いたけど相当な量になったぞ…」
少しずつフードプロセッサーへ投入!
この時に「すり身の2%ほどの食塩」をパラパラと振り入れます。
(食塩を入れるのはタンパク質の結合を促して粘り気を出すため。「2%ほどの食塩」なんて偉そうに書いていますが、いつも計量したことはなく適当に少量の食塩を加えています。笑)
フードプロセッサーで小骨が砕かれて滑らかになった山盛りのすり身。

さすがに全部は食べきれないので、半分は冷凍。
このすり身で竹輪でもカマボコでもさつま揚げでも鍋物用のツミレでも作れますが、今回は野菜入りのさつま揚げを作成。
新玉ねぎの美味しい季節ですしね♪
新玉ねぎ、にんじん、ゴボウをみじん切りにしてエソのすり身に混ぜます。

砂糖と味醂と昆布ダシと卵、少量の小麦粉なんかを適当に加え、1食分の大きさに成形。
後は油で揚げるだけ!

揚げたてのアツアツを摘まみます。
「う、う、美味いっ!!」
「久しぶりにエソのさつま揚げを作ったけど美味いなぁ…」
ビールを飲みながら、大量のさつま揚げを作りました。
この日はさつま揚げとビールでお腹いっぱいになり夕食終わり。
釣れなかったけど、美味しいさつま揚げを腹いっぱい食べて幸せな一日でした。
今日も自然の恵みに感謝です。
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私は包丁で叩いてすり鉢でしたが、今は安いミンサーを使っています。
しかし、この骨の抜き方は知りませんでした。この方法で粗方骨抜きしておくと後が楽そうですね。
勉強になります。
以前は大阪湾でも稀にルアーにエソが食いついんたんですよ
練物の高級素材と聞いてましたからスプーンで身をほぐして練って蒸してカマボコ風にしたら淡泊なのに旨味があって絶品でした!
残念ながら最近釣れないんですよね
エソは肛門から尾迄は小骨が無いので刺し身で、白身サッパリしていますね!
小骨のある身はスリコギで薩摩揚げにピッタリです。揚げたてはビールがイケるんですよね〜!
うまいのは知ってるんです。充分わかってるつもりですが、あの顔。あの目。
でもまあ、エソの柔らかい皮を引くよりも手軽に大雑把に捌けるのでやっています。
一昔前は一生懸命骨叩きとすり鉢で頑張っていました。
文明の利器って助かりますね♪
冷凍したすり身を持ってキャンプに行って、炭火で竹輪を焼こうかと目論んでいます♪
ラインは傷付くし、気が付いたら仕掛けごと切断されてしまうので厄介ですね。
でも、釣れたらもれなくお持ち帰りです!!
今回は大きなエソだったので、骨の無い部分を贅沢にたくさん刺身に使いました。
薩摩揚げを作りながらのビールは最高ですよね!!
心の目で見るのです(笑)。
でも確かに、あの歯並びは凄いですね!!
捕ってすぐの特権ですね。
昔、川でサクラマス釣りをしていた時、地元の年配の方が外道のハヤの大きいやつをカマスに入れて持ち帰っていて、どうするのか聞くとすり身にすると言っていたのを思い出しました。
大きなエソなんてなかなか売られていませんし、釣り人の特権ですね。
また「ニワトリのエサ」としていただいて来たいと思います。