11月1日から大物猟の猟期が始まり、よほどの悪天候や用事があったり体調が悪い時を除き、3月15日までの全ての土日祭日に山へ出猟するのが普通である我が猟隊。
(元々「狩猟命!」という人が多い上に、仕事を退職されている方も多いですしね)
天候の良い時は船釣りに行ったりもした私ですが、冬場は海が時化るのでそれもほとんど出来ず、皆さんと一緒にほぼ全ての休日に山へ参戦。
そして私の参加した日は、恐ろしいことにすべて何かしらの獲物が獲れていました(実話)。
そんな事を繰り返していると、必然的に猟期の終盤には獲物の痕跡が絶え、猟場はどこにも野生動物が生息していないかのようにヒッソリとした光景。
まあこれは、狩猟圧が強くなり山の中に獲物が籠っているのが原因です。
一昔前はこんな感じで農地と山林の境界線がキッチリと保たれていたんですけどね~。
そして私が出猟できる最後の週末のこと。
ふじが子宮蓄膿症で子宮と卵巣を摘出、カヤはイノシシの牙で突かれて戦線離脱。
通常ならモリ1頭で出猟するのですが、そろそろ次の世代の子犬の事を考えないといけないので、大事をとって私は犬無しの待ち役で参加。
この日の1ラウンド目は空山(お留守の山)で、2ラウンド目の待ちはこんな感じ。

「さあ、久しぶりにドカンと撃ち倒しちゃるよ~!」
と、気合を入れて臨みますが、放たれた猟犬は猟場のほとんどを回り尽した感じ…。
「むぅ、残念ながら今日はボウズかぁ…(やったぁ、解体作業が無いので早く帰れるぞ♪)」
と、猟隊の誰しもが思い始めた頃、「ヒャン!」と猟犬が一鳴き。
そしてすぐに
「ギャンギャンギャンっ!!」という激しい追い啼きが山間に木霊します。
「啼いたよ!獲物を出したよっ!!」
近付く追い啼き…。
「さあ来い!!」
安全装置を解除して静かに銃を構えます。
ドカッ!!私の隣の待ち場から銃声が鳴り、25kgほどの小イノシシをゲット。

山の中を逃げ回っていたイノシシが、放たれた猟犬と包囲網に気付いてどうしようもなくなった感じ。
勢子役と猟犬達の執念勝ちですね!!
「今日こそボウズで早く帰れるかと思っていたんだけどなぁ~」
解体の時にはそんな話題でワイワイと盛り上がったのでした。
今日も自然の恵みに感謝です
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新しい家族(ワンコ)も増えて来期は猟に訓練に大忙しかな?
ワンコが増えると良いのですが、こればかりは授かりものなので期待しないで待つようにしたいと思います。
結構デカいですよ♪