ふじが子宮蓄膿症によって子宮と卵巣の緊急摘出手術を受け、入院中の日の事の話です。
仕事を始めると同時にスマホの着信音。
ディスプレイに映った発信相手を見て冷や汗。
表示されているのは、ふじが入院している動物病院だったからです。
初日(月曜日)の夜に緊急手術を受け、翌日(火曜日)は覗き窓から寝ている様子を少し見ただけ。
冷え込んでいるのと、昼間に面倒を見てやれる人がいないので、手術から5日後の週末(金曜日)までの入院の予定になっていました。
「まだ中日(水曜日)だし、退院まで3日あるはず…」
「何か変わったことがあったら電話を掛けますね」
と聞いていたので、ふじの容態が急変したのだと容易に想像できました。
緊張しつつ電話に出ます。
「お仕事中にスミマセン。あの~、実はふじちゃんが…」
「はい…(汗)」
続く言葉を覚悟して、ゴクッと生唾を飲むのが自分でも分かりました。
「ご主人さんを探してずっと鳴いているんです。ご飯も食べたし元気が出てきたんですね。
病院にいるよりも自宅の方がストレスなく療養できると思います…。」
とのこと。
その場でへにゃへにゃと崩れ落ちそうになります(笑)。
2時間ほど会社を抜け出し動物病院へ!!
投薬の説明や縫った後の状況、今後自宅での療養方法のレクチャーを受け、会計をしていると扉の向こうからリードに繋がれたふじがやって来ました。
少し痩せた感じ。
クンクンと高鼻を使い(空気中の匂いをかぐこと)、
「ん?」という表情になります。
いつもの作業服やジーンズと違ってスーツだったからか、まだ私には気付いていない様子。
「ふじ!!」
「ヒャヒャンヒャンッ!ヒャイ~ンッ!!」あまりの声の大きさに恥ずかしくなります。
獣医さんとスタッフの皆さんは大爆笑♪
「お父さん大好きなんだね~」
「ずっとご主人さんを探して鳴いていたんですよ」
「ハウッ!ハウッ!ヒャウ~ン!!(バカバカバカバカっ!!お腹を切られてザクザク縫われちゃうし、知らない場所で知らない人ばかりだし、捨てられたかと思ったわ!)」
リードを渡されてもずっと鳴いて何かを訴えかけてます。
「ごめんごめん。ふじは病気だったから先生に治療してもらったんだよ」
お礼を言って動物病院を後にし、少し周囲を散歩。

「ちゃんと付いて来てくれてる?」
と、何度も後ろを振り返るふじ。
「大丈夫。ちゃんと一緒にいるよ♪」
車に乗り込みます。

「さあ、ふじのお家に帰ろう! モリとカヤが待ってるよ」
帰宅して犬部屋を温かくしてやり、少し休憩。

それから敷地内や室内を自由に散策させてやりました。

「ちゃんといる?」
ここでも何度も振り返えるふじ(笑)。
「大丈夫大丈夫。ちゃんと一緒にいるよ♪」
外にいるモリとカヤは「ママは一体どうしたんだろう?」と犬部屋を不思議そうに覗き込んでいます。

傷が治るまでは、しばらくふじ一匹で隔離生活です。
「おかえり、ふじ♪」
なんだかかなりホッとしちゃったなぁ。
↓おかえりっ! 良かったね!!と思っていただいた方はクリックプリーズ(笑)♪
にほんブログ村
にほんブログ村狩猟の魅力まるわかりフォーラム
- 関連記事
-
スポンサーサイト
元気になってよかったです。
レンくんも活躍のようですね!!
お互いに安全と愛犬の健康には気を付けて頑張りましょうね~。
やっぱりお父さん好きなんですな〜
絆の強さを感じます。
自分の馴染みの場所でゆっくりできますね。
\(//∇//)\
はい、帰って来てくれてホッとしました~♪
交配で外泊したことは何度かありましたが、入院はふじにとって初めての経験でした。
きっとかなり不安だったのでしょうね~。
我が家はいつも複数頭+人間だったので、ふじなりにとても不安だったのでしょうね。
私もふじも、ともにホッとしております。