「さあ、ワンコさん達。今日も頑張ろうか!」

(写真は特に関係ありません)
毎週山を走っているので少しは体が締まってきた我が家のワンコさんズ。
寒くなってきたせいもあって、暑さに喘ぐこともなりつつあります。
今回攻める山は、30分も掻き回せば勝負が付く小さめの場所。
見切りの結果、50kgほどのイノシシと複数の鹿が入っている感じ。
静かに待ち役(射手)が包囲網を張り巡らせます。
準備オッケイの連絡。
「さ、行くか!!」
猟犬たちを山へ放つと猛スピードで走り去ります。
「早くも何かの匂いを探知した。これは絶対に獲物がいる…」
しかも我が家のワンコさんズは別々の方向へと散らばって走ります。
「鹿だな。数が多いからバラバラに逃げている」
数発の銃声。
複数の獲物が出て撃ちかけたようですが、仕留めたかどうかは不明。
ワンコ達の動く様子や山の中の痕跡から、まだまだ獲物が潜んでいると判断。
「まだ獲物がいるから待機! 獲物が出て来て撃ち尽くしてもすぐに弾を装填して油断しないでください!!」
この日は巻き狩りに慣れていない方も参加されていたので具体的な指示を出します。
「犬を連れて待ち(包囲網)まで押し出すから、それまでは注意してください」
実際に猟犬に追われ猟銃を持った人間に囲まれていることを悟った獣たちは、じっとして動かずにやり過ごす方法を選ぶことも多々あります。
(「獲物がすくむ」なんて言います)
そうこうしていると山頂近くで鹿の鳴き声。
「あ、噛んだ」
小さな獲物に猟犬が追い付くと、噛み止めてしまう事もあります。
山裾付近にいたので急いで山頂近くに上りますが、現場に到着するまでにヒーヒーと言いながら時間がかかりました。
(これがイノシシだと一刻も早く駆け付けないと、牙でやられてしまうので猟犬の命にかかわります)
鹿は犬の様子を見ながら逃げ回るので、相当にイライラさせられたのでしょう。
ちょっとお肉が悲惨な状態になっていました…。
きっと解体の時に
「ワンコが腹ペコだったんじゃないの?」
なんてメンバーの方から言われることでしょう。
それからもう一度包囲網を張っている場所まで競り上がります。
読み通りかなりの鹿がすくんでいたようで、犬の追い啼きと共に再度銃声が鳴り響きます。
このラウンドでは2頭の鹿をゲット。
(イノシシはお留守の様でした)

写っているのは親方(若き勢子)のワンコさんズ。
2ラウンド目は大きなイノシシが入っている見立てで、その通り大きなイノシシが走りますが、残念ながらこれは射手が撃ち漏らしました。

まあ、勝負は時の運です。
結果的にイノシシには逃げられましたが、大きな鹿を1頭ゲット!!
このラウンドも派手に銃声が鳴り響き、1ラウンド2ラウンドの発砲数を数えると30発に届く寸前でした(笑)。
3頭仕留めたので(グループ内自主定数が3頭)、12時前には終猟。
皆さんでワイワイと多数の反省をしながら解体を行い、この日は鹿肉のサラダを作って山の神様祭りを執り行ったのでした。

今日も自然の恵みに感謝です。
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「早く来ないとイノシシが無くなっちゃうぞ!」なんて。
我が家も恥ずかしい犬ばかり。
まるでハイエナです。。。
じゃんさん、アマゾネスちゃんたちに、ちゃんとエサあげてる?
この日もモモ肉が半分ほど…。
エサはちゃんとあげてるのですが、生肉がちょっと足りていなかったようですね(笑)。