この日は1ラウンド目で2頭のイノシシをゲット!!

釣りでもそうですが、ボウズを免れると心情的にとてもホッとします(笑)。
「あ~、気が楽♪」
2ラウンド目は我が家のワンコ達の出番。
「それ行けっ!!」
モリとカヤを放つと、すぐに獲物を発見しての啼き声。
「ギャンッ!ギャンッ!!(カヤの立て啼き)」
「ヒャンッ!ヒャンッ!!(モリの立て啼き)」
鬱蒼とした孟宗竹の藪の中を、足音を忍ばせ倒れた竹を潜ったり跨いだりしながら慎重に啼き声方向に急ぎます。
「まだ頑張ってイノシシを止めてくれている。急げ…」
前日に降った雨で足元は滑り、急斜面で何度か尻もち。
「ようやく見えた…。ゼィゼィゼィゼィ」
アオキと孟宗竹の藪の中に向かって激しく吠えまくるワンコ達。
一段高くなった場所からモリとカヤが吠えている方向を睨み(犬が吠えている方向に獲物がいる)、安全装置を解除して銃を構えます。
視界の端に動く影。
ドガッ!!小さなイノシシが藪から飛び出し命中。

(手前モリさん、奥カヤさん)
倒れたイノシシをワンコ達が抑えます。
そして少し離れた場所から、枯れ竹を踏み割る大きなバリバリという音が遠ざかって行きました。
「こっちが親だな。しかし逃げた方向は誰も待ちを張っていない(狙撃手を配置していない)。犬は倒した子イノシシに付いてしまったし、親には逃げられたか…」
親イノシシに逃げられ、残念な気持ちで仕留めた小さなイノシシを運び出します。
しかしこの子イノシシがとても残念な状態。
自分で撃っておいて申し訳ないのですが、胃袋を破いて内容物がはみ出しているし尿の匂いもします。
「内臓と膀胱を破っているのは間違いない。このぶんじゃ人間が食べられる部位は無いな。まあせっかくワンコ達が頑張ってくれたんだ、たっぷり茹でた肉を食べてもらおう」
獲物の引き縄を装着し、ジャングルジムのような竹林を抜けていると、
「あ!父ちゃん、まだ動いてるよ!!」と、モリとカヤが反対方向へ向かって引っ張り返します。
「モリっ、カヤっ、邪魔をしないでっ!」
そしてイノシシをグイっと引っ張った瞬間に、肩に掛けていた銃がイノシシの上に落下。
当然脱砲(銃から弾を抜くこと)はしていたのですが、銃に何か粘着質の物体がベットリと付着。
「うわっ、何この激臭は!?」
猟銃を持ち上げると、すぐにその付着物がイノシシの血と胃腸の中身と尿が混じった物だということが分かります。
薬室(装弾の装填口)からかなり泥も混入したので取り急ぎその場で泥を落としますが、猟銃全体からプ~ンと匂いが漂ってきて、銃を肩に担ぐのも躊躇われる匂い…。
「うう、獲物を仕留めてこんなに惨めな感じになったのは初めてかも…(涙)」
ちょっぴり悲しくなりながら、ズルズルとイノシシを運び出したのでした。
今日も自然の恵みに感謝です。
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(^ω^)
鉄砲も浸かりました・・・(´;ω;`)ウゥゥ
でも解体できない部分がどうなっているかが心配です…。
水洗いからパーツクリーナーで洗浄してから油を差しておきますか…。
泣けます…。
それは悲惨過ぎます!!
でもこちらではもう見ませんね~。
でも気を付けます!!