「猟師さん、猟師さん、聞いておくれ。ここに毎日大きなイノシシが出てくるからやっつけて!」
見切りをしていると、近隣の住民の方から呼び止められます。

(以前撮影した写真)
「お!ラッキー!!」
なにせ私達ハンターは、日々獲物の痕跡を探して朝早くから彷徨っている訳ですから、「ここにイノシシがいる」なんていう近隣住民の方の情報はとてもありがたいのです。
しかし一応見切り(獲物の食べ跡や足跡で痕跡を探すこと)をしてみると、イノシシの痕跡は消えて無くなるくらいに古いものばかり。
「ん!?どういうことだ? もしかして見切っている場所とは全然違う場所に出現しているのか?」
と思い、先程の近隣住民の方と再度話します。
「すみません。イノシシが出てくる詳しい場所を教えていただけますか? ちなみにそれはいつぐらいの話ですか?」
「ああ、猟師さんが歩いていた辺りで間違いないよ。時間は…、2ヶ月ほど前かな」
やっぱりなぁ。
痕跡がないからそんな事だろうと思いましたが、親切に教えていただいたのでお礼を言って立ち去ります。
野生鳥獣を見慣れた私達ハンターでも、実際に大きなイノシシや鹿を見ると興奮しますし、一般の方だとどうなるかは想像通りです。
一晩出ると「ウチにはイノシシが出て来る」になります。
二晩続けて出ると「ウチには毎日イノシシが出て来る」にレベルアップします(笑)。
そして三晩ほど続けて出ると「ウチには一年中イノシシが出て来る」に昇格するのでしょう(爆)!
「いや~、でも気持ちはわかるな」
農家さんだと実際に一晩で作物が根絶やしにされるので切実な問題なのでしょう。
仮にそんな感じで教えていただいたイノシシを捕獲しても、30kgくらいの獲物がいつの間にか「100kg超えのイノシシが撃ち獲られた!!」なんて話になっていますし、一般の方の興奮具合も相当なものなんでしょうねぇ(笑)。
おもしろいですね♪
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さすがに自分よりデカイサイズに出くわしたときは恐怖を感じました。
農作物の被害も酷いですしね。
大きなオスイノシシは鋭い牙を持っているので危険です。
近付かないようにされてくださいね♪
分かります。
今度獲れたら、内臓も出さずに一頭丸まま持って行って差し上げるというのはいかがでしょうか!?
とか言われそうですな(・∀・)
\(//∇//)\
いまは…ほぼ毎晩、キツネが出てきてます。
今夜もきました。(-_-;)
今だに語り継がれていますよ(笑)♪
私の勤務する会社も一時期酷かったです。
キツネは飼っている鶏を毎晩さらっていくという話を聞きますね。