「う~ん、どうしよう…」
そんな考えが日に日に大きくなります。
というのも冷蔵庫に一羽の鴨を熟成させている最中だったのですが、これが猟期終わりの鴨とは思えないくらい脂が乗ってないのです。
(そんなに悩むことではないだろ!というツッコミは無しでお願いします。笑)
野生鳥獣を食べている生活をしていると、やはり「脂身は美味い♪」と思います。
自然の世界では一番得難い栄養素ですしね。
スーパーで売っているお肉でも、鶏のささ身や豚のヒレ肉などは、「脂が無いのでヘルシーだ!」と健康的なイメージですが、それは鶏や豚の個体自体にたっぷり脂身を蓄えているので、筋肉部分に脂身を含んでいるからに他ならないと思います。
だって全然脂身の無い野生鳥獣のささ身やヒレ肉がパサパサカサカサ食感なのを知っているからです。
(焼肉にしても線香ほどの煙も立たない…)
そんな事を考えながら出猟したとある日の事。

「お!季節が終わったと思っていたフキノトウがまだある。ラッキー!!」
フキノトウを採取しながら、冷蔵庫に熟成している鴨肉の料理法が決まりました。

天ぷらです。
鹿肉やキジなどの脂身がほとんどない肉にも天ぷらやフライはよく合いますし、油で揚げることによって素材の旨味が引き出される感じです。
「衣は薄め・油温は高温」で揚げるとパリパリサクサクの食感になります♪

お好みですが、鴨肉の中心部はレアで。
天つゆでも美味しいのですが、ここはあえて塩でいただきます。
ほろ苦いフキノトウと旨味の濃い鴨肉。
「うん、美味いなぁ♪」私にとっては猟期終わりの味で、美味しいけれど一抹の淋しさを感じる味でもあります。
「鳥撃ち猟期は終わってしまった。あとは一カ月大物猟を頑張ろう」
そんなことを思いつつ、今日も冷酒をグビグビ飲んでしまいました…。
今日も自然の恵みに感謝です。
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でも、この肴では飲んじゃいますよね~♪
確かに自然の脂は旨いですし、後を引きません。
ピンク色の塩がポイントですね!
旨そ!
ついつい飲み過ぎてしまいがちですから…。
ピンク色のはヒマラヤ岩塩だったと思います。
ミルでカリカリするタイプで、美味しい塩です。
この塩でおむすびを作るとビックリする美味さですよ♪