モグモグモグモグモグ…。
親父が鳥撃ちに行った時に撮影した写真。
鹿除けフェンスの中に入り込んだ鹿が、キウイフルーツ棚の下に入り込んでモグモグとキウイフルーツを食べています。
ちなみにこの場所は、出荷するための立派なキウイフルーツが生っています。
(老朽化したビニールハウスなんかも同様ですね)
ブドウやキウイフルーツなどの様に栽培棚が必要となる作物は、少しの間手入れしないとツタやカズラが巻き付いて大変な状況になります。
実際に巻き付いたツタやカズラ重さに耐えられず、棚が倒れて耕作放棄地となっている場所も沢山あります。
悪いことに、そういった場所は雨風を凌げる天然のテントの様な状況なので、イノシシの寝屋や産屋となることが多いのです。
上の写真を撮った距離は、鹿まで10メートル。
「必確射程(絶対あたる距離)だし、なんとかしてあげたいなぁ…」
と思ったそうですが、民家との距離が近過ぎて何もできなかったとのこと。

「雑草や木の芽を食べるより、甘酸っぱいキウイフルーツを食べる方が絶対美味しいよなぁ。
ま、気持ちはわかる」
潰れたキウイフルーツ棚の下を匍匐前進しつつ、ハンターベストのポケットに1~2個失敬したキウイフルーツを齧りながら、イノシシを追い詰めた猟犬達に忍び寄る時にそんな事を思います。
野山を走って喉がカラカラの状態なので、例え耕作放棄地の貧相な小さな実でも抜群に美味く感じるのです。
「あと10年もしたら、日本の自然環境はどうなっているのだろう…」
そんな事を考えますが「なるようにしかならないか」と、半分諦めに近い心境にならざるを得ません。
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食物の種類をどんどん増やしているようです。
こちらでもミカンを食べるシカが随分と増えました。
先輩猟師曰く、何を食べているのかを調べると、昔はミカンなんて食べるシカは居なかったそう。
でも今はムシャムシャと酷いもの。
それに農家さんからすると、実よりも葉っぱを食べられる方が厳しいと。
どうしたものか・・・
悩ましいですね。
先日、フキノトウを採ろうとしたのですが、全て鹿に食べられていました。
以前は食べなかったクレソンも根こそぎ食べられています。
タラの芽も争奪戦です…。
「ムキーッ!!少しくらい残してよ!」
となって、狩猟へ行く気力が湧きます(笑)。
キウイなんか当たり前でしたね。
先日行ったところにキウイの放棄跡がありましたが、
実はひとつも無かったです。
クレソンも内緒で植えたところは全部消えてました。
(≧∀≦)
今は「山菜」なんて言葉が存在していますが、10年後には鹿にやられて山菜の定義すら無くなっているのかもしれませんね。
今後ともよろしくお願いいたします。
初めて書きます。
とても身近なこととして、気になりました。
ただいま農家をしております。
身近にキウイ農園を営んでいるものもおります。
以前から、こちらのブログは拝読させていただいていて、野生動物の力強さとか、狩猟の魅力とか、わんこ達の成長とか、時に寄生中の気持ち悪さとか、色々学ばせていただきました。一時期、更新が止まった時も、妻と、どうしたんだろう?と危惧したり。兎に角、ジャンさんの人柄に惹かれ、拝読しておりました。
そんなこんなで、一昨年、東京を離れて、大分に居を構えるに至り、より一層、こちらのブログの内容を自分ごとに捉えるようになりました。
まだまだ、こちらの土地に馴染んでいる最中ですが、今後も、ジャンファミリーの一挙手一投足に期待しております。
また、拙いブログを愛読いただき重ねてお礼申し上げます。
いやいや、個人で好きなことをツラツラと書いてるだけです。
そう言われると恥ずかしいですね(笑)。
これからもよろしくお願いします♪