fc2ブログ

食べる事と、命をいただく事について考えます。 狩猟、素潜り、釣り、採集、手作り等々

猟友会のお仕事♪

ある日、猟友会の先輩方に見せてもらったもの。
2020.10.17秋の炊き込みご飯1

実験用の使い捨て注射器や遠沈管(ネジ式のカプセルみたいなもの)や使い捨て手袋が入った発泡クーラー。
保冷剤も入っています。

これは何をする物かというとですね、CSF(豚熱。少し前まで豚コレラと呼んでいた)の拡大範囲を調べるために農林水産省や厚生労働省からイノシシの検体採取を依頼されたものです。

野生のイノシシを捕獲することが出来る人なんて、ハンターさんくらいしかいませんもんね。


今は少し治まっていますが、口蹄疫や鳥類の鳥インフルエンザも、養豚場や養鶏農家にとって怖い伝染病に違いはありません。
時と場合によっては、それらのサンプル採取を依頼されることもあります。

この中に捕獲したイノシシの血液や耳を少し切ったものを入れ、冷蔵保存してウイルスや遺伝子情報を調べる研究機関に送るのです。

が、これがすこぶる使いにくいとのこと。
「血液は空気に触れるとすぐに凝固するから注射器じゃ吸えないし、耳の一部を切って入れるのもこんなカプセルじゃ入れにくいし、本当に現場を知らない人間が考えそうなことだよ」

そんな文句をブツブツ呟きながら、猟友会の皆さんは苦労をしているのです(私には関係ないけど…)。


大日本猟友会さん(地方猟友会の上位組織)やお役所(厚生労働省・農林水産省・環境省など)の皆さん、農作物被害と有害鳥獣駆除ばかりじゃなくて、こういった一面でも「ハンター頑張って社会貢献しています!」的なPRしていただけたら嬉しいですけど…。


たまにはちょっと猟友会のことを書いてみました。


↓で、キミは何かの役に立ってるのっ!?と思った方はクリックプリーズ(笑)♪ (←いえ、ほとんど役立たずです) 
にほんブログ村 アウトドアブログ 狩猟・ハンティングへ
にほんブログ村
にほんブログ村 アウトドアブログへ
にほんブログ村

狩猟の魅力まるわかりフォーラム
関連記事
スポンサーサイト



コメント
驚き!
ウチの辺はまだこんなkitが来たという情報は有りません。
西は中部エリアまで来ているのは知っていますが、いっきに九州に飛んでしまうのですね。
もう東北にもイノシシが増えているので、拡大が予想される所まで検査する方向なのでしょうかね?
2020/10/27(火) 19:34 | URL | デビラ #mQop/nM.[ 編集]
検体採取
20年位前に、トンコレラの調査のために捕獲猪の血液採取を行いましたが
今になって再びやらねばならないとは・・・と思っています
認定捕獲で捕獲すると、血液採取と牙の所を切って年齢特定をして
捕獲番号と共に写真撮って提出…とか言う事です
まだワクチン散布中なので、捕獲も制限が掛けられ
自粛という名の実質禁止みたいな期間があります
捕獲しても、肉は自家消費のみ可能
販売はおろか譲渡すら禁止です
こんな制限つけられて誰が獲るの?って・・・
2020/10/27(火) 20:20 | URL | SUN菜 #-[ 編集]
豚コレラ
こちらの地域はどうしたものか?
豚コレラのとの字も聞きません。
経口ワクチンの話はしていましたが、具体的な指示はなし。
もちろん検体採取も。
何だか逆に不安になります。
2020/10/28(水) 21:19 | URL | あっきょ #-[ 編集]
デビラさん
この検査キットがどういうエリアで配布されているのかは分かりません。
県単位じゃなくて、地域とか国単位に配布エリアがあるのかも…。
渡り鳥などによってウイルスが伝播するなら、日本各地でやっているのかもしれませんね。

初めて見たので、個人的に興味津々でしたよ!
2020/10/29(木) 22:37 | URL | じゃん #-[ 編集]
SUN菜さん
う~ん、そちらはそんな酷い状況ですか…。
東日本大震災の影響で、東北の特定県でイノシシや熊が物凄く増えたという事は聞きましたが、CSFも似たような状況なのですね。
そんな状況では自家消費すら躊躇われるでしょうから、数年後が怖いですね…。

またそちらの状況も教えてくださいね!
2020/10/29(木) 22:41 | URL | じゃん #-[ 編集]
あっきょさん
実際のところはどうなんでしょうねぇ。
地続きだから広がらないそれなりの理由があれば分かるのでしょうが…。
鳥が運ぶなら運ぶで、日本中にしっかりと対策をするように注意喚起するでしょうし…。
本当のことが知りたいですね!
2020/10/29(木) 22:45 | URL | じゃん #-[ 編集]
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
カレンダー
05 | 2023/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
プロフィール

じゃん

Author:じゃん
幼少時より食い意地の張った子供で、今でも野生の動植物を見る時には
「美味いか不味いか?」
が大きな判断基準を占める。

素潜り、釣り、手づかみなど様々な方法にて「タダの食料」を捕獲することに情熱を燃やしています。
2009年より狩猟界にデビュー。タンパク質自給率100%達成なるか!?

E‐mail
capturefood@yahoo.co.jp
お気軽にメールくださいね♪

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード