ある日、猟友会の先輩方に見せてもらったもの。

実験用の使い捨て注射器や遠沈管(ネジ式のカプセルみたいなもの)や使い捨て手袋が入った発泡クーラー。
保冷剤も入っています。
これは何をする物かというとですね、CSF(豚熱。少し前まで豚コレラと呼んでいた)の拡大範囲を調べるために農林水産省や厚生労働省からイノシシの検体採取を依頼されたものです。
野生のイノシシを捕獲することが出来る人なんて、ハンターさんくらいしかいませんもんね。
今は少し治まっていますが、口蹄疫や鳥類の鳥インフルエンザも、養豚場や養鶏農家にとって怖い伝染病に違いはありません。
時と場合によっては、それらのサンプル採取を依頼されることもあります。
この中に捕獲したイノシシの血液や耳を少し切ったものを入れ、冷蔵保存してウイルスや遺伝子情報を調べる研究機関に送るのです。
が、これがすこぶる使いにくいとのこと。
「血液は空気に触れるとすぐに凝固するから注射器じゃ吸えないし、耳の一部を切って入れるのもこんなカプセルじゃ入れにくいし、本当に現場を知らない人間が考えそうなことだよ」
そんな文句をブツブツ呟きながら、猟友会の皆さんは苦労をしているのです(私には関係ないけど…)。
大日本猟友会さん(地方猟友会の上位組織)やお役所(厚生労働省・農林水産省・環境省など)の皆さん、農作物被害と有害鳥獣駆除ばかりじゃなくて、こういった一面でも「ハンター頑張って社会貢献しています!」的なPRしていただけたら嬉しいですけど…。
たまにはちょっと猟友会のことを書いてみました。
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西は中部エリアまで来ているのは知っていますが、いっきに九州に飛んでしまうのですね。
もう東北にもイノシシが増えているので、拡大が予想される所まで検査する方向なのでしょうかね?
今になって再びやらねばならないとは・・・と思っています
認定捕獲で捕獲すると、血液採取と牙の所を切って年齢特定をして
捕獲番号と共に写真撮って提出…とか言う事です
まだワクチン散布中なので、捕獲も制限が掛けられ
自粛という名の実質禁止みたいな期間があります
捕獲しても、肉は自家消費のみ可能
販売はおろか譲渡すら禁止です
こんな制限つけられて誰が獲るの?って・・・
豚コレラのとの字も聞きません。
経口ワクチンの話はしていましたが、具体的な指示はなし。
もちろん検体採取も。
何だか逆に不安になります。
県単位じゃなくて、地域とか国単位に配布エリアがあるのかも…。
渡り鳥などによってウイルスが伝播するなら、日本各地でやっているのかもしれませんね。
初めて見たので、個人的に興味津々でしたよ!
東日本大震災の影響で、東北の特定県でイノシシや熊が物凄く増えたという事は聞きましたが、CSFも似たような状況なのですね。
そんな状況では自家消費すら躊躇われるでしょうから、数年後が怖いですね…。
またそちらの状況も教えてくださいね!
地続きだから広がらないそれなりの理由があれば分かるのでしょうが…。
鳥が運ぶなら運ぶで、日本中にしっかりと対策をするように注意喚起するでしょうし…。
本当のことが知りたいですね!