潜っていて久しぶりにかなり焦ることがありました。
自戒の念を込めて記事にしておきたいと思います。
この日はアラカブ(カサゴ)の写真を撮ったり、

小さなマダコの写真を撮ったり。

そんなことをしながら少し深く、流れの速い場所へ移動。
潮通しの良い場所は必然的に大きな獲物がいるからです。
そこで大きな石鯛を見付け夢中で追っかけていましたが、残念ながらその石鯛には逃げられました。
そうしていると大きなエチゼンクラゲと遭遇!
写真を撮っておこうとストリンガーにぶら下げたカメラを手繰り寄せようとしますが、そこにあるはずのカメラがありません!
「えっ!カメラが無いっ!! どういうこと? カメラの紐が切れたのか!?」
確認するためにストリンガーを見ると、一つが留具から離れています。
「しまった!魚をストリンガーに通した時に、焦ってカメラを繋いだストリンガー留具を外してしまったか…」
一番最後に写真を撮影した場所を思い出そうとしますが、魚を追っかけるのに一生懸命でハッキリとは思い出せません。
「とりあえず通った場所をトレースしなきゃ…」
そう思い、一番遠くまで通った場所を引き返しますが何も発見できず…。
「防水デジカメに水中プロテクターを付けていたけれど、海の中ではどんな感じで沈んだっけ?
ハッキリとは覚えてないけど、たしかゆっくりと沈んで行ったはず…。
そうしたら水の流れで通ったコースとは全く違う場所に沈んでいる可能性も高いぞ…」
そんな事を考えながら、何度も移動した場所を彷徨いますが見付からず。
「藻が茂った岩の間に沈んでいたらお手上げだ。
うう、防水デジカメ+水中プロテクターだと正直結構な金額だ。泣ける…。
それに何より、まだ保存していないデータを失うことが無念だ」
諦めきれずに岩場の隙間を何度も何度も探します。
しかし見付からずっ!!
そうしていると止まっていた潮がゴウゴウと流れ始めます。
「もう限界だ! これ以上潮が速くなったら人力では帰れなくなる」
今度こそ諦めて引き返します。
私は自然の中で遊ぶ時は、獲物や道具に執着しないように心掛けています。
それが命に関わることが多くあるからです。
流れ出した潮に乗って流れて来る無数のクラゲ。

(写真では確認できませんが、小さなプランクトンの様なクラゲが無数にいます)
ピリピリと刺されながら水流を避けられる場所までエスケープ。
「本当に流されるところだった。執着していないつもりだったけれど、正直かなりギリギリだった…」
水面に浮かんでゼイゼイと息をしながら、かなり無理をしていたことに気付き一安堵。
そして何気なく下を見ると…、
「あ、あ、あ、あった~っ!!」探していた場所とは全然違う場所の岩の上にチョコンと鎮座しているデジカメ。
「こんな場所にあったんだ。そりゃ探しても見つからないよね」
その場所で何かをした記憶もないし、なぜその場所にあったのかも不明なのですが、とにかく無事に見つかって良かったです。
デジカメが無くなったことに対しても、かなり水の中で無理をしたことに関しても反省しきりです。
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潜りを教えてもらった親分が言ってましたが、若いうちはなかなか・・・
今はもう潜れるだけで満足です、来年も潜れたらいいなぁ・・・
私も同じような経験があるため、ドキドキして読んでしまいました。
発見できて良かったですね!
因みに私の場合は車のカギ。
とうとう発見できませんでした。
四万十川のバカ!・・・って私か<(_ _)>
仕掛けとオトリ鮎を切り捨てて、竿だけたたみながら土手にとりついたことがあります。
少し下流で1人亡くなりました。
自然相手は気をつけないとですね。
私は作業潜水士をしていた親父から潜りを教え込まれたので、親父自身の危なかったエピソードをたくさん聞いて育ちました。
その当時は「また同じ話だよ、うざいなぁ」なんて正直思ったものですが、そんな耳学問が何度私の命を救ってくれたのか分かりません。
今はただ感謝ですね。
はい、改めて自然の中で遊ぶ時の反省となりました。
山でも同じですね。
今、お盆の帰省とコロナウイルスによる監視員不在でたくさん水難事故が起こっています。
そしてその対策として「膝より水深がある場所には入らないようにしましょう」ということが報道されていて、真面目にビックリしました。
「根本的問題はそこじゃないでしょう!?」と。
世間一般同じ色で正義を振りかざして無難な対処法だけを伝えていると、本当の困難にぶつかった時の問題解決力が全く育まれないと思うのです。
日本の将来が恐ろしくなる気がします。
しかも鮎釣りロッドは目玉が飛び出るくらい高いですもんね!
私も昔、四万十川でキャンプをしていた時に上流から水が迫って来て、地元の方に助けてもらったことがあります。
川の地形を知らずに判断が甘かったと思います。
ご無事でよかったです。
私も残雪期の北アルプスで知らず知らずにルートを外してトンデモない所でロープを出す始末。それで焦ってたんでしょうね。何でもない場所で「やってはならない動作」をしたために滑落。
幸いなことに5M程度の滑落で終わりました。
ケガの確認で手をグーパーして、手首から先は大丈夫。肘の曲げ伸ばしも大丈夫。腕を挙げようとしたら腕が上がりません。
肩をやったか…でも、痛みは無いしどうなってんだ?と肩を触ると、大きな膨らみになっているはずの肩の筋肉が大きく凹んでいます。
そうか!これがウワサに聞く脱臼と言う奴か!
と変に感心していましたが、これでは動けません。夜間でしたのでとりあえず、ここで簡易野営して夜明けを待つか…この沢をまっすぐに下れば山小屋がある。以前、同じ時期に下ったこともある。
そこでテントを設営して雪面にバイル(ピッケル様の物)で仮固定して後ろのザックを持ち上げて振り返ったらテントがありません。風も吹いておらず、狐につままれたとはこのこと。我に返ってフライシートで急場を凌ぎ、何とか山小屋に辿り着きました。そこから見ず知らずのグループが「一緒に下りましょう」と申し出があり、有難くお受けしました。前橋の山岳会の人であることは覚えているのですが、自分のことで精いっぱいでお名前や連絡先も聞けませんでした。
この事故も結局、若き時の未熟さが原因です。先を急ぐあまり、ルートを外していることに気付けず、気付いた時には焦りから事故を起こしてしまいました。
「気付いたときこそ、その場で立ち止まり、自分の状況を確認することに時間をかけるべきだ」とその時の学んだおかげで死なずに今日を生きています。一つ一つの行為に必ず確認をすることの重要性も。
若いうちはなかなか他人の話を自分に置き換えることが出来ず、失敗もありますが、先人の苦労を耳学問であっても知っておくことは大きな財産なのですね。失敗=死亡でなければ、幾度でもやり直しがききますからね。
そうやって新しい機材に更新されていくのでしょうが…。
大したものではありませんが、データが無くならずに本当に良かったです♪
エンデューロ(オフロードバイクの耐久レース)の最中でした。
転倒して立ち上がろうにも腕が全く動かずに、「手が無くなっているんじゃないだろうか?」と、恐る恐る見たのを覚えています(笑)。
焦りますよね、脱臼!
ウェアーが脱げなかったので、病院に行く前にハサミでカットしようとしたら、筋肉があったおかげか力を入れたら自力で関節が嵌りました。
単なる貧乏性がそうさせたのかもしれません(笑)。
今は何でもネットで知識が入るので、若い人たちは特に高齢者の話を聞かなくなっているのかもしれませんね。
ネットの情報は「誰でも知る事ができるありふれた情報」であり、ネットに流れないような生きた体験談のようなものこそが、現代社会に出て来ない真の価値があると思います。
難しいですね。
短時間の釣行だったため、囮を一匹だけしか買っていなかったそうで、一匹しかいない囮を大事にしようと、根掛かりを外しに行って流されたのではないかと言われています。
「自然の中で遊ぶ時は、獲物や道具に執着しないように」
そして、「自身の体力も過信しない」ようにしないといけませんね。
自分には恐ろしすぎて、力を入れるなんて到底、無理無理。
重量のある物を掴んで腕を真っ直ぐにしておくと嵌るって聞いたことありますが、あの嵌る瞬間が何ともはや、キ~っとなりますorz
下山後、病院で整復しましたが、あの瞬間が忘れられません(ギャー!)
単独行でしたので、全身麻酔無しで医師看護師二人係りで。
地獄でした…二度とあんな失敗はすまいと固く心に誓いましたとも。
と言いながら、他にも失敗してます(格好いいこと言ってすみません)
ジャンさんも、ご自重ください。
ご冥福をお祈りいたします。
そうですね、自分の体力も過信しちゃいけませんね。
下り坂に入った私みたいな年齢だと特に気を付けないといけませんね。
ありがとうございます。
充分に気を付けたいと思います。
手を支えていないとブラブラして激痛でしたから。
で、チームメートに頼んで病院に行こうと思っていた時に「こんな場面をどこかで見たよな~」と思っていました。
大相撲の横綱千代の富士が千秋楽の結びの一番で脱臼した時の情景でした。
で、その時心得のある親方が来て「ガコッ」と入れていました。
それを自分で真似したら入ってしまいました(実話)。
でも痛かったですね~!!