猟期開幕の3日目。
「ヴァンっ!ヴァンワンワンッッッ!!」バリバリバリッ!!猟犬の起こし啼きと共に、イノシシが枯竹を踏み割り藪を切り裂く音。

(写真は別の時のもの)
小さな子イノシシを猟犬が抑え、それから延々と追いかけっこ。
「違う!あの音はこんな小さなイノシシじゃなくて間違いなく親イノシシだったはず…」
ドゴーンッ!!執念深く3時間近くイノシシを追いかけ、山中に銃声が轟きます。
しばらくして2発目の銃声。
「どうなった?」
と聞くのもしんどくて、射手からの報告を待ちます。
「ゼッ、ゼッ、ゼイッ。半矢で走って、なんとか追い付いて倒したよ…。ゼッ、ゼッ」
「ほっ、良かった」

倒したのはよく脂の乗った50kg程のメスイノシシ。
他にも数頭のイノシシが出たようですが、勢子役の人間も猟犬達もへばっていたのでこれで終了。
さて、それからが大変。
50kgのイノシシを倒したのは、そんなに山奥という訳ではないのですがかなりの谷底。
メンバーの方に集まってもらい、急角度の斜面を引っ張り上げます。

写真では分かりにくいのですが、普通の人だと四つん這いになっても厳しい角度。
皆でヒーヒーと悲鳴を上げます。
それから勢子役じゃないと分からないような山奥で倒した子イノシシの回収。
「ふぅ、今時こんなきつい思いをしてお肉を獲ってくるなんて、現代社会の一般の人には理解の範疇を超えているだろうなぁ。正直お肉は買った方が安いよね…」
子イノシシを引っ張りながらそんな事を思います。
今日も自然の恵みに感謝です。
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イノシシも鹿も好きなんですけど「ヒーヒー」は味わいたく有りません。
魚も肉も必要な分だけ買った方が安いのですが、求めるものはそこにはない。
釣りも狩猟も、趣味の物はだいたい同じような構図で、手に入れるためのプロセスが大変であればあるほど面白いと思います。
何より、身体を使って得た良質のたんぱく質は、心にも体にも絶対良いはずですね。
そろそろ若手卒業したいのですが、ずっと若手のままです(笑)。
気持ちが若く保てるので頑張っていますよ♪
と言うか、たいてい晩御飯を食べ終わるのと同時に落ちています。
食べてすぐに寝るもんだから身に付きます(笑)。
相当ハードに動いてるんですけど、体重が落ちないのが悩みです。。。
もう少し寒くなると更に脂が付くんでしょうね。
犬が切られないように、動きが鈍くなったその時期を狙って大物イノシシを獲っていきたいですね♪