山際近くの擁壁を歩いていると、小型獣の白骨死体。

干からびた皮が付いているので、そんなに古くない感じ。
頭蓋骨の形状からアナグマ。
「サイズ的には大きくないな。子供か成長段階にある若い個体だろう…」
一般の方は、野生動物の最後を「人知れずひっそりと山野に埋もれていく」という風に思っているかもしれません。
もちろんそのような場合も多いのでしょうが、今回のように目立つ場所に動物の白骨死体を発見することもしばしばあります。
カラスやタヌキやイタチなどが食べやすい場所まで引っ張ってきていることが原因でしょう。
実際に山の中でカラスが集っている場所を確認すると、ほぼ間違いなく動物の死体があります。
ウリボウの死体のそばにタヌキがいて、エサを奪い合って喧嘩しているのを見た事もありました。
写真を撮り
「このアナグマは何故死んだのだろう」
ということを少しだけ考えましたが、「死んだら皆同じで土に還っていくだけ…」という実感だけが残りました。
仮に自分が死んだら、火葬されるよりたくさんの生き物の胃袋を満たして土に還るのも悪くないかな。
(
ゴールデンカムイという漫画の凄腕猟師「二瓶鉄造」が死ぬ時にそんなセリフがありましたね)
あまり関係ないかもしれませんが、先日史上初めてブラックホールの撮影成功なんてニュースが流れました。
そこには「5500万光年」とか「太陽の質量の65億倍」なんていう理解できない数字が並んでいましたね。
「う~ん、地球上の生命体の長さなんて宇宙の存在から見ると、本当に泡沫よりもチンケな時間なんだろうなぁ~」
ブラックホールのニュースを見て、山でアナグマの骸を見た事を思い出すと「日々を大切に丁寧に生きよう」なんてことを思ってしまいました。
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いっぱいクマも美味しく頂いたし、クマが未来に生きていく糧になりたいです
どうせ身寄りもなく人生終えるのでしょうから
何千年も残る石に名を刻んだ物の下にいるより、動物のウンチになりたい
宇宙の中のちっぽけな命だけど、寿命を全うして
後は少しでも何かの役に立てれば言うことなし。
だけど実際は色々と世知辛いんでしょうねぇ。。。
「死んだら自然の一部に還りたい」
我々のような生活をしていると、それがとても自然なことだと感じますよね♪
先日のブラックホールのニュースを見て、そのあまりの途方もない話にクラクラしました(笑)。
地球というちっぽけな星のチンケな一生命体として循環できると良いですね。
死期を悟ったら自ら山に迷い込もうかしら(笑)。
まあそれもたくさんの人に迷惑をかけそうなので無理でしょうかね~。
不自由な国ですねぇ。。。