今年も無事に猟期が終わりました。
人も猟犬にも事故や大きなケガもなくホッとしています。
私は参加できませんでしたが、最終日は2頭のイノシシに恵まれました。

【親方(若き勢子)撮影】
今年の猟期もたくさんの獲物にも恵まれました。
猟期が終わって打ち上げをした後、思う所があってグループ全体でのお礼参り以外に個人でもお礼参り。

「山の神様、今年も楽しく遊ばせていただきましてありがとうございました。そしてカヤの事も本当にありがとうございます…」
今猟期はモリとカヤのデビューシーズンでしたが、心に傷を負ったカヤがどうしても軽トラのゲージに入ることを嫌がり「カヤは猟犬としては無理か…」とほとんど諦めていました。
しかし猟隊の皆さんに「山に連れて来い!山を走らせたら楽しくてすぐに喜んで車に乗るようになるよ」と言われた時に、カヤの脱走事件が発生。
私の覚悟もでき、ストラーダの後部座席に3頭を乗せて山へ行くようになりました。
先輩方の言われるとおり、一度山へ行くと楽しさが分かって、リードを付ける時もカヤが自分で寄って来るようになりました。

山へ行くと笑顔のカヤ♪
「よかった。本当に良かった」
自分の猟犬を連れて山へ行くと「ワンコ達のためにも頑張ろう!」と思いますし、なにより生き生きと走り回るワンコ達の表情を見るとこちらも嬉しくなります。
今年はふじの子犬5頭の仕込みのシーズンでもありました。
我が家で産まれた子犬たちが、それぞれの飼い主さんに可愛がられ、どの子犬も逞しく成長し、たくさんの獲物を獲らせてくれました。
そんな事を見るのも楽しみな猟期でした。
そしてやはり仲間に恵まれたことを改めて嬉しく思った猟期でした。
私の所属するグループは最年少30代の親方(若き勢子)が率いています。
(このこと自体がかなり珍しい事だと思います)
40代は私を含めて2人。
あとはほとんどが60代70代。齢80を超えて勢子役をされている方もおられます。
世間一般的には「高齢者」とされる皆さんですが、これがもう物凄く元気!
毎週土日は土砂降りにならない限り出猟しますし、時間のある方は平日も出猟しています。
そんな元気な先輩方を見ると「若い者(いえ、決して世間一般ではまったく若者ではないのですが…)が負けてられん!」と頑張る事ができます。
猟師としての確かな実力、そして人間力に溢れた先輩方がそれだけ一生懸命に山を歩き、獲物と対峙し、自然の中で得た知識や経験や技術を伝授していただけることは本当にありがたく得がたい財産だと思います。

「まだまだヒヨッコ」
先輩方を見ると、自分のことを本当にそう思います。
精進せねば!!
色々あったけれど今年も本当に楽しい猟期でした。
皆さん、次の猟期も楽しみにしています。
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一昔前ならば経験年数によっても、若手は猟に対する発言一つすら許されなかったのでしょう。
しかし、今はそんなことでは猟隊の存続すら危ぶまれます。
つまり「若手は遠慮してはいけない」と実感しています。
狩猟を取り巻く環境やそれを補佐するデジタル機器。
猟の安全性や猟犬の援護を考えると、若き勢子さんやじゃんさんのような若手がリードしてくれている。
そんな若手を理解している先輩方がいる猟隊は発展し、そうでない猟隊は消滅する。
私はそう思います。
若手に猟隊を委ねた前親方や先輩方、そしてそう判断させるに至った若手の技量や能力。
素晴らしい猟隊ですね。
我が猟隊の今後においても非常に参考になります。
若手が育たない組織は潰れます。これは会社組織でも同じ、死して今日も私は仕事で若手に助けられました。お互い助け合いながら目的達成、これが組織かなと思います。どうせなら居心地の良い組織が良いですね。
しかしながら今の狩猟の世界を見ると、(私の独断と偏見に満ちた意見ですが)ほとんど狩猟の実力が無いに等しい口先だけの一部の若者が、自分本位の身勝手な発信をしている現状も見受けられます。
それぞれの世代が、互いの良い所を認め合い、弱い所は補い合う「受容と寛容」の姿勢が大切なのかなと思います。
過渡期である今、狩猟会にそれが一番必要なことではないでしょうか。
各方面の皆様、過ぎたる口をご容赦ください。
なのでサラリーマンもまったく向いていないと本当に思います。
それでも何とか現在サラリーマンをやっていられるのは、グループ猟で猟隊の皆さんから可愛がっていただき、たくさんの事を教えてもらったことが大きいですね。
これからも謙虚な気持ちで猟隊という組織の役に立てればと思います。
来期も大きな怪我なく、じゃんさん共々御三方揃って山を駆け回れるよう祈ってます(^^
私も猟隊の素敵な諸先輩方のような、元気な高齢者を目指します!(笑)
カヤの事だけは、本当に心配していたので肩の荷が下りました。
カヤもモリも、まだ今年は初心者マークがとれていないので来年もバリバリと山を引きたいと思っています。
ケガが無いとよいと思うのですが、こればかりは分かりません…。