これは親父からもらった状態の良いキジ。

相変わらず自分で獲らずにもらってばかりです(笑)。
「鳥の猟期も終わったし、今年食べる最後のキジになるだろうな。さて、どうやって食べよう…」
頭を悩ませます。
キジは骨から出る濃厚なスープが美味いから、出来れば骨髄の旨味を十分に生かした料理にしたい。
「サムゲタン」
なんて言う、鶏を丸ごと一羽煮込んだ料理が思い浮かびます。
ちょっとレシピを調べてみると「高麗人参」だの「クコの実」だの「松の実」などが使われていますが、だいたいな感じで香辛野菜と少しの塩を入れてコトコトと煮込んだ料理ということが分かります。
ネットで探せば「高麗人参」も入手できるのだろうけれど、私自身がサムゲタンを食べたことが無く、高麗人参の味を知りません。
「鍋の味がすべて高麗人参でマスキングされたら、キジ本来の味が分からないぞ…」
と危惧。
ということで、サムゲタン未経験者の私は、今回シンプルに自分の知っている食材だけで作ることにしました。
まずは丸ごとのキジを圧力鍋で15分ほど煮込みます。

この時鍋に投入するのは香辛野菜としてショウガとニンニク。
キジ本来の味を楽しみたいので薄めの塩味で軽く味付け。
圧力鍋の蒸気からキジスープの良い匂いが立ち上ってきます♪
圧が下がって蓋を上げられるようになったら、腹腔の中にモチ米を詰め、再度圧力鍋で1分ほど炊きます。
ドロドロのおかゆよりも、モチ米の触感が感じられる方が好みなので、このような調理方法にしました。

これは土鍋に移したところですが、腹腔の中からふっくらと炊き上がったモチ米が見えているのが分かりますか?
土鍋に好みの野菜を投入して一煮立ち。

この辺まで来ると、スープの匂いが立ち上ってヨダレ垂れそうです(笑)♪
手で掴むだけでホロホロと崩れ落ちる腿肉をお椀によそった図。

恐る恐る味見。
「なんじゃこりゃ~っ!!」超美味いっ♪あまりの美味さに目からウロコ…。
骨からの旨味だけではなく肉や野菜からも存分に味が出て、モチ米のトロミも加わって、キジスープではなく何か別のものを飲んでいるようです。
軽く胸身にスプーンを入れますが、たいして力を入れていないのに土砂崩れの様にして胸身が剥がれ、胸骨周りのササ身が現れます。

もう美味しくて、ビックリするくらいあっという間に完食!!
美味しゅうございました♪
そっかー、キジは「熱を加えすぎるとパサパサになって美味しくない」と感じていましたが、逆の発想で煮崩れるくらい煮込んでみるのも有りだな!
というよりも、この美味さはマイベストジビエ料理の5本の指に入るほどの美味さだっ!!
満足満足…。
今日も自然の恵みに感謝です。
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あああっ、ごめんなさい。5本の指なんて大ウソつきました。。。
ご馳走しますよ。
って、猟期終わってしまったから、また来期まで待たないとなりませんね。。。よーし、サムヤマドリタン、作ろう!獲れれば、ですが(笑)
明日、キジ猟に行って撃ちまくってやる~!
って、ああっ!!
鳥の猟期は終わっているような気がする~!
画像で我慢しよう。。。
来季は絶対作る!
超美味しかったです♪
サムヤマドリタン、贅沢ですね。
じゃ、方向を変えてサムアナグマタンとかサムイノシシタンとかに挑戦してみようかしら(笑)♪
サムイノシシタンですっ!!
さ、ドラム缶を探さなきゃ(笑)♪
でも色々と料理レパートリーが広がりそうです。