「お!なにかいる」
車を走らせていると道路の側に見慣れぬ動物発見。
「野良猫かな?」と思ってもう少し近付くと、それが間違いであることが分かります。

疥癬病に罹って毛が抜け落ちたタヌキです。

(タヌキの面影もありませんね)
疥癬病とはヒゼンダニというダニに寄生されて起こる病気です。
ヒゼンダニは宿主の皮膚にトンネルを穿孔しながら繁殖するので猛烈な痒みがあり、全身の皮膚がカサブタ状になって毛が抜け落ち、やがて弱って死に至る病気です。
「こんな真昼間から道路に出て来て、いよいよ末期なのだろうな…」
車を停めてそんなことを思います。
側の草むらに入ったので、そっと車を降り近付いてみます。
「我が家にはワンコを飼っているからな。万が一を考えて近付き過ぎないようにしないと…」
タヌキが通った場所を避けて草むらを覗くと寝ていました。

ガサガサの皮膚…。
数枚写真を撮るとタヌキと目が合って、ビックリして林の中に走り去っていきました。
「おお、まだまだ元気そうじゃないか!」
しかし何もできずに見守っている事しか私には出来ませんでした。
難しいですね…。
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それにしてもじゃんさんはこんな事に遭遇し過ぎ、感心しています。
関心があるからでしょうね。これって凄い事ですよ。
どうしようも出来ませんでした。
あはは、こんな場面にたくさん出くわすのはいつもウロウロして、道路際に「ロードキルアニマル落ちていないかなぁ」なんて思ってキョロキョロしているからです(笑)♪
狸の次はキツネに・・・となるかな
実は疥癬に罹ったイノシシや鹿やアナグマも見たことあるんですよね。
かなり心配です…。
ついでに塗り薬も…。
しかし野生鳥獣に必要以上に人が手を加えてはいけませんしね。
考えてしまいます…。
期待するしかないのでしょうか?
どこに原因があるか、考えてしまいますね。
今は誰も毛皮獣なんて好んで獲りませんもの。
それと重なる要因がアナグマの増加。
アナグマが増えて山の中は巣穴だらけです。
タヌキは自分で穴を掘りませんが、アナグマの巣穴を横取りして営巣します。
狭い空間で密集して暮らすようになったので、(私個人的な意見としては)タヌキに疥癬が増えたんだと思います。
イタチ科であるアナグマはタヌキほど疥癬に罹患しやすくないと言われています。