少し前の出来事になります。
さぁ~って、(私にとって)鳥猟も最終日だけど、なんとかマガモとカルガモを合わせて5羽仕留めることが出来たし、羽根でも毟ろうかね。
猟期終盤の渋くなった(人に追われてスレてしまった)時期にこれだけ獲れれば上出来でしょ。

(毟った後の写真しかなく、見栄えが悪くて申し訳ありません)
毟った羽毛を埋めるためのスコップを持って、銃を撃ったばかりの池の土手から山手に入ります。

破竹の藪をかき分けて山の中に入ろうとすると、足元で何かがほんの少し動きます。
「ん!?なんだ?」
薄暗い藪の中で目を凝らしますが、そのシルエットはどう見ても立派なオスの真鴨に見えます。
「いやいや、さっきまでほんの5メートル横で散弾をバンバン撃った後だぞ。池の奥から遅れて鴨が飛び立つことはよくあるけれど、こんな側に隠れているはずはないよな・・・。
しかし他のハンターから弾を受けて半矢になった鴨が隠れていたという可能性もあるよな。だったらすぐに生け捕りに出来るはず」
そう思って2メートルほど先の鴨らしき物体に手を伸ばすとスルスルと動き出し、池の水面に向かって滑り込んで行きました。
更にバサバサと飛び立つ羽音!
「え!?飛び立った? どういうこと?半矢で飛べないんじゃなかったのか?」
すぐに藪を出て様子を確認しますが、そこにはボヤっと佇んだ親父がいるだけ(笑)。
「なんだ?すぐそこから鴨が飛び立って飛んで行ったぞ」
二人で上空高くを舞う鴨を見上げます。
「銃を撃っている横の藪に平気な顔して隠れていた。回収した鴨の羽根を毟るためにたまたま藪に入って行ったけれど、それがなければ気付かずにやり過ごしていたに違いない…」
「犬がいたら残らず追い出してくれるんだろうけど、今は猟犬を使うハンターが少ないからな。飛び立つよりもジッとやり過ごす方が安全だと鴨も学んだんだろう」
きっとこんな風に鴨も学習して、仲間や子孫に安全な逃げ方が伝えられていくのだろうなぁ。
いや、勉強になりました。
今日も自然の恵みに感謝です。
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鴨狙いでため池に近づいていったら、足元50cmくらいからキジが飛び出したことがあります。
やり過ごそうと隠れてたけど、辛抱堪らず飛び出した感じ。
心臓止まるかとびっくりしました。(^_^;)
そう、キジ化しているかも…(笑)。
こちらはキジを攻めようと車から降りて足を踏みしめた時にキジの尾羽を踏んでしまったことがあります(実話)。
同じく心臓止まるくらいにビックリしましたよ♪
以外と夜とか歩くらしい。天敵の動物とか大丈夫なのかな?笑
まあ銃猟ハンターのほうがよっぽど天敵かも笑
はい、夜鴨と言って鴨は日が暮れた間際くらいに田畑に降りてエサを啄みます。
こちらでもたくさん見かけますよ。
まあ、罠や網は日々の管理が大変なので私は現在やっていません。