先日捕獲した90kgオーバーのイノシシ(右側)。

そろそろ発情期に入ってメスを追いかけているのか、立派な体格の割には痩せていますね。
長くて立派な牙!

イノシシは常に上下の牙を擦り合わせて牙を研いでいて、下の牙は本当に刃物の様に鋭利に尖っていて切れます。
で、解体のためにこのイノシシの毛抜きをしてみると驚きました。
ものすごいケンカ傷!!まずは太股を後ろから20センチほど切り裂かれています。
ザックリ!(赤丸は弾傷)
それが原因となったのか、倒れたところに背中への攻撃。
バッサリ!!30センチほどの傷跡。
まるで日本刀で袈裟斬りにされたような深い傷。
更にとどめの頸動脈を狙っていますがこれは軽傷。

これが決まっていたら、このイノシシは即死だったでしょう。
いずれにせよ、命からがら逃げかえってきた感じ。
いや~、すごいな!!
人間だったら間違いなく集中治療室送りだな。
しかし猟犬に追われて平気な顔で走ってきたそうです。
野生ってすごいなぁ…。
これくらい受傷した個体はたいてい筋肉の中に膿が溜まっていて、受傷した部分を中心に大きく廃棄するのが普通なのですが、このイノシシは傷を負ったばかりなのか全く化膿していませんでした。
そしてこの大きなイノシシがこれだけやられるという事は、このイノシシを半殺しにできる一回り大きな奴がまだ潜んでいるというわけで、今度付近の山を競る時には犬がやられないように充分注意しなきゃな…。
お、おとろしい…。
今日も自然の恵みに感謝です。
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4日に止めたオス(100k超)もあちこちにキズがあり中には化膿している部分もありました、多少のキズは全然問題ない様ですね。又1年位前の傷痕もありこの猪は歴戦の勇士だーって結論になりました。
脂は少し残っていましたが、前週止めた牡は脂が無く赤身でした。
ぱっくりと斬られてますね!!
イノシシの牙ってこんなに斬れるんですね。
住宅地に迷い込んだら、通り魔的犯行が起きるかも?
そうですね、時々物凄い大きな古傷があるイノシシがいますね。
人間だったら絶対死んでるよな~、と思いますが完全に治っている個体も多いですね。
野生の力に驚くばかりです!!
イノシシとの事故で大きな傷を負うのは、この牙によるものが多いですね。
住宅地に出現したら…、ちょっとゾッとしますね。。。