お!ヒザラガイが結構ついてるなぁ。
酒の肴にちょっとだけ獲って帰るか!!
※地域によっては採捕禁止の場合がありますので、充分に確認されてください。どれがヒザラガイか分かりますか?
甲羅の付いた円盤状のものというか、化石で出てくる三葉虫みたいなヤツです。
磯金かマイナスドライバーで簡単に引き剝がせます。

一見生き物には見えませんが、引っぺがすと肉が見えるので「生き物なんだ」と確認できます。
手に載せるとこんな感じ~♪

やっぱり背中の殻を見ると食べ物とは思えないですね(笑)。
調理方法はシンプルにサッと塩ゆで。

火を通し過ぎると硬くなるし、甲羅も引き剥がしにくくなるので、湯にくぐらせるくらいな感じで。
軍手をはめて甲羅を引き剥がします。

ゴリゴリと揉むと硬い甲羅はポロポロと落ちますが、甲羅周りの縁の苔のような皮は軍手でゴシゴシと擦り落とします。
それから貝の内臓が見えてくるので、これもきれいに取り除きます。
美味しいけれどヒザラガイはこの作業が面倒なんですよね。
まだ明るいうちにビールを飲みながらヒザラガイを手で摘まむ。

独特のコリコリとした食感。
旨味が強く、磯の香が口の中に広がります。
「美味い!」見た目の悪さや処理の面倒くささや大きさを除けば、味はかなり上位にランクされる貝だと思います。
「ああ、ビールの美味しい季節になったなぁ~♪」
そう言えば海にキャンプに行って、時化で潜れない時はよく食べていたなぁ・・・。
(おかずは現地調達方式)
ヒザラガイやマツバガイなどの磯に付く雑魚貝は、一昔前には飢饉の時の救荒食料としての役割が有り、そんな時のために通常はむやみに獲らないという取り決めがあったりしたそうです。
今の時代、ヒザラガイを取って食べるなんて極々一部の人間なんでしょうが、ビールの酔いが回った頭で、ぼんやりと過去にヒザラガイが繋いでくれた命の事を思ったりしたのでした。
今日も自然の恵みに感謝です。
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ジンベエ(マツバ貝)や、カメノテ、ニシばかりでした。
茹でるだけのものばかり。(^_^;)
今年中には九州に帰って自給自足生活を始めるつもりなんだけど・・・
やっぱ魚を釣ろう。
子供の頃、祖父が「これは食える」と言っていたのを
思い出しました
僕の地元(松山市)では爺の背(じいのせな)と呼ぶ人も
いますよ。
マツバガイのことジンベエっていうんですね。こちらではジンガサって言ったりします。
語源はやっぱり形状が陣笠に似ているからでしょうね。
こちらでもあまり食べる人いませんね。
最初は見た目に引きますが、食べると意外と美味しいですよ。
爺の背ですか。なんとなく分かります。
背骨のような貝殻ですよね。
私はアルマジロとかを思い出します(笑)。