私にとって8年目の猟期が終猟しました。

(ワサビの若葉。もう少ししたらワサビ漬けを作るために葉っぱを採取する時期)
(詳しくは書きませんが)無事にとは言えませんでしたが、なんとか猟期が終わってホッとしています。
今年の猟期を振り返ると、狩猟の恐ろしさなんかを改めて感じさせられたシーズンでした。
「8年にもなるともうベテランだろう?」
などと狩猟の事を知らない人から尋ねられたりしましたが、まだまだヒヨッコであることは自分が重々分かっています。
私はサラリーマンハンターで、基本的に休みの土日・祝日しか出猟できません。
対して教えていただいているベテランハンターの方々は、キャリアが30~40年以上ある上に、定年退職などで「さぁ、気兼ねなく山を駆け回るぞ!」と、毎日のように出猟されている方々ばかりなのです。
私の方が年齢的に体力はあると言えど経験値は低いし、差は開く一方と言えますね。
それに毎日のように出猟されている先輩ハンターの方々の方が体力もありそうだし・・・(笑)。
猟期の休みの日のほぼすべて出猟。
ゆっくりと休む暇もなく、平日は仕事をし(仕事をしているフリとも言う)、家の用事は片付けられないまま山積。
クタクタにくたびれて夜は泥のように眠る。
同じ年頃の人々がネオン煌びやかな夜の繁華街に繰り出して行くのを横目に、たまに光の浴びる山に行ったかと思えば汗と泥と血にまみれる生活・・・。
一般の方から見ると不可解な事なのでしょうね。
「理解できない」とか「信じられない」と面と向かって言われたことが何度かあります(笑)。
しかし「それで幸せなの?」と聞かれれば、胸を張って「幸せです!」と答えます。
だって40歳も半ばを過ぎてこんなに夢中になれることがあって、世代を超えたたくさんの仲間がいるんだもの。
それにもう一つ「良かった」と思うことがあります。
先に述べたように40代半ばで8年経験しただけなんて、ハンターとしてヒヨッコです。
世間一般では「高齢者」と言われるような方々がバリバリと現役で山を駆け回り、たくさんの知恵と経験を授けていただけます。
「人間力」という言葉が自然と浮かんできます。
私が社会生活を暮らす上で触れ合う数人の「肩書き」というものなんかに頼り切って、威張り散らしている人たち。
この人たち、「肩書き」というものがなくなったらどうなるんだろう?
山を歩き、野生動物と対峙し、先達から教えを乞う。
そんな事をしていると生命体としての自分の小ささや弱さを考えずにはいられません。
「一兵卒として頑張ろう!」
休みが終わり仕事が始まる月曜日の朝、素直にそんな事を思います。
狩猟をしていて良かった。
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いつも興味深く拝見しております、
私50台半ばにさしかかって一念発起!!
ハンターデビューを目指しております。
御多分に漏れず…周りから(いい歳して何でそんなことするの?)やら(そんな危ない物)etc
~そんな世間の雑音に惑わされずに…諸先輩方々同様、生涯現役を目指して日々奮闘しております。
オールドルーキーですが宜しくお見知りおき願います。
いやいや、思い立ったが吉日!
いつまでも今が青春。
そんな人生って素敵だと思います。
こちらこそよろしくお願いします♪