時は15世紀。
人はまだ見ぬ大陸や、そこに眠る黄金や香辛料を求めて大海原に漕ぎ出しました。

存在するかどうかも分からない大陸を求め、時には荒れ狂う海を進むのは相当な勇気と覚悟が必要だったと容易に想像できます。
しかしそれこそが「開拓者精神」や「未知のものに対する知的好奇心」であり、現代の世界が成立した人類の叡智であると思います。
今回はなんとなくそんな事を思ってしまったのでした。
ふじを走らせるために海岸に連れて行った休みの日の事。

フリーになって嬉しそうに走り回るふじ♪
ストレスを溜めないためにも猟犬には運動が必要なので、問題のない場所を選んで走らせます。
しかしそこにちょっと驚くものを発見!

どう見てもイノシシの溺死体ですね。。。
体重40kg~50kg。
身体は小さいけれどタテガミが立派ですし、大人のオスの個体でしょうか。
腐敗した死体で病原菌を持っていたらいけないので、ふじをリードに繋ぎます。
ふじもおっかなびっくり接近。

目玉や肛門近辺はカラスに突かれ、一部肉が無くなっていましたが腹腔も膨らんでいないし、この日の夜中に打ち上がった感じ。
(しかも肉付きが良くて美味そう♪)
この付近の山にはたくさんのイノシシがいるし、生息密度が飽和状態になって餌や住処を離島に求めた結果でしょう。
実際に10~20年ほど前にはまったくイノシシなんて生息していなかった離島に、今は溢れかえるほどに多くのイノシシが住み着いて繁殖しています。
近海で操業する漁師さんも、陸から何kmも離れた場所で泳いでいるイノシシを何度も目撃しています。
このイノシシは、夢半ばにして破れてしまったけれど、身一つで見たこともない陸を求めて大海原に泳ぎ出したのでしょう。
「その勇気には感嘆するよ・・・」
敬意の念を持って合掌。
↓肉は!?イノシシの肉はどうしたんだっ!!?と思った方はクリックプリーズ(笑)♪
にほんブログ村
にほんブログ村狩猟の魅力まるわかりフォーラム
- 関連記事
-
スポンサーサイト
何事も無く退職まで行けるか(できないと思うけど)、気概をもって何かに挑戦するか?悩みどころです。
年を取ると 知力・体力・精力 衰えるのが実感します。
「やった~っ!これで思う存分遊びまわれる!!」
って感じです。
お金が足りなくなったらアルバイトされたりしていますが、生き生きと山や海で遊ばれていますよ♪♪♪
まるで、人類の過去を振り返れば似たようなものだと思います
挑戦者に敬意を払いたいと思いますね
そういう挑戦者が現われるという事は、それだけ人間にしてみれば厄介な相手と言う事の証ですけどね(;^_^A
このイノシシを見ると「命懸け」という言葉を思わずにはいられませんでした。
日頃対峙していると厄介な相手ですが、本当に敬意を払いたいですね。