さみぃ…。
山へ着くと横殴りに降りつける雪。
今日は地元の猟友と山へ。
人数も少なく半分散歩のつもりでの出猟。
一応待ちはこんな感じですが、状況に応じて走り回る感じ。

前方の尾根道からけもの道が伸びています。

勢子役が猟犬を放すと山の上の稜線を小走りで駆け抜ける小さな影。
「子イノシシ・・・」
銃を構えて狙いますが遠い。
おまけに子イノシシの向こう側は空が見えていてバックストップが確保できずに撃てず。
「こっちに降りてこないかな・・・」
と思い照準を子イノシシに合わせたまま姿を追いますが、そのまま稜線の向こう側に消えて行きました。
「まぁ、子イノシシだったからちょっと良かったかな・・・。それに狙って中る距離じゃないしな」
ホッとしていると稜線で再び動く物体。
「さっきの子ジシの兄弟でもでてきたか?」
と思って動く物体を識別すると、中ぐらいのイノシシ!
「おっ!子ジシかと思ったら親イノシシじゃん!!さっきの子イノシシの親だな。」
稜線から一段下の通し(けもの道)を通って来ているので、今度はしっかりと狙いを付けます。
「少しだけ近くなったけれど、それでも相当に遠い。40メートル以上あるから撃ってもまったく中る気がせん・・・。しかし撃たないことには始まらん!」
ドカドカドカッっと3連射。

走り去るイノシシ。。。
「だあぁぁ、やっぱりね。狙っても中る距離じゃないんだよ」
散弾銃で撃つスラッグ弾という一発弾は、ライフル(錐揉み状に回転しながら弾が発射される)と違って精密な遠距離射撃には向いていません。
特に動く獲物が相手だと有効射程は25メートルくらい。
(私の行く猟場では普通はそんな遠距離で待ち受けないのでライフルは必要ないのです。逆に普通に使うと威力があり過ぎて跳弾などの危険性が有ります)
しかし、その後を追って行った猟犬の鈴の音が、イノシシが駆け下った山裾で動かず止まっています。
「もしかしたら・・・」
と思い、猟犬の鈴の音のする場所に急ぎます。
現場へ到着すると・・・、
倒れているイノシシを発見して
自分でもビックリ!
よ、よかった。まぐれでもなんでも倒すことができたぞ。
逃がすとこの寒い中、汗だくになって獲物を追い出してくれている勢子役と猟犬に申し訳ないしね。
もう一度自分の待っていた場所に立ちイノシシの逃げたコースを確認しますが、やはり普通なら中るような距離ではありません。
「いやぁ、よく中ったよなぁ。10回撃って9回は外れる距離だ」
獲物を確認。
「プリプリと脂も乗っているし、食べても美味しい上ランクのメスイノシシだな♪」
と思って運び出そうとすると、股座には立派なキャン〇マが付いていました・・・。
すぐ前を子イノシシが走ったから、てっきりその母親かと思ったんだけどなぁ。偶然か・・・。
ガックリ。
(オスは季節的にそろそろ発情臭がし出すのです)
ま、まあしかし獲物にも恵まれたし、まぐれでも中ったし良かったな。
今日も自然の恵みに感謝です。
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発情臭によるお味の方は大丈夫でしたでしょうか?じゃんさん?(もしくはふーちゃん)
僕、今期はまぐれの神様に見放されてます。
(≧∀≦)
味は意外と臭みもなく美味しかったですよ♪
若い個体でした。
本当にまぐれもいい所ですが、倒せてよかったです♪