猟期の休みは大物猟へ!
平日よりも1時間ほど早起きして山へと向かいます。
今日攻める場所はイノシシがミカンの樹に登ってミカンを食べているようです。
木の幹にイノシシが登った時の泥がべっとりと付いて、下の方のミカンは食べ尽されていますね。
「う~ん、今日の獲物はミカンを食べているミカンイノシシか・・・。フルーツを食べている野生鳥獣は大抵美味しいからなぁ、是非獲りたい!」
ここの場所は今までの経験上、獲物がいても獲りにくい場所だったので、作戦会議をして待ち(狙撃手)の配置位置を変更。
イノシシの逃走経路を出来るだけ潰すように布陣。
私の受け持つ待場はこんな感じ。
2本の通し(けもの道)が交わる場所を探して受け持ちます。
待ち(狙撃手)が配置に付き猟犬が放たれます。
すぐに獲物を発見しての起こし鳴き!
そして鳴き声は私の待っている場所へと近付いて来ます。
「さあ来い!ミカンイノシシ」
銃を半構えにして広く視界を確保し、安全装置を解除。
ドガッ!ドガンッ!すぐ上の待場からの銃声。
「そっちに行った!」
想定してた通し(けもの道)ではなく谷底をバリバリと音を立てて走り下るイノシシ。
「撃ちかけられて強行突破を図ったな。通しのない場所を走っている・・・」
親イノシシと子供が1頭。
距離25メートル。
谷底をチラチラと走る親イノシシにめがけて発砲!
「どうだ!?」
平然と逃走するイノシシ。。。
「だあぁ、中んねぇ!また外しちまったよ(涙)」
少しでも中っていないかを確認するために、イノシシが逃げた方向の地面を調べます。
ポタポタと落ちる血痕。
「中っている・・・。追跡します」
皆に伝え、藪をかき分け血跡を探しながら追跡開始!
藪に潜んだイノシシに捲って(突進されること)来られてもいいように、銃に弾を込め慎重に前進。
おっかなびっくりで相当に進んだ時
「ブウゥ」と息を吐く音。
イノシシ発見!まだ両前足を突っ張って立っていましたが、出血量と眼の光から反撃してくる力がもう残っていないことが分かりました。
速やかに止め刺し。
(イノシシが半矢の状態で犬が追いつくと、反撃を試みたイノシシから牙で切られたり噛みつかれたりするので、通常は犬が追いつく前に止め矢を撃つのが原則です)
結局私の前に打った射手と私の弾のどちらが中ったか分からず。
同じ方向から撃って同じ弾を使っているんですよねぇ。
まあしかし、私の撃った弾は外れた自信満々です(笑)。
よ、よかった。なんとか獲れて・・・。
今日も自然の恵みに感謝です。
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いつも楽しく拝見しております(^_^)
うちの叔父が三重県の田舎で狩猟をしており、イノシシ肉のブロックをもらいました。
若いオスのロースです。
焼肉で食べたいと思うのですが、オススメの食べ方はありますか?
触った感じ、強い臭みは感じませんが、市販の豚肉に比べるとやはり固いですね。
タレとか、ひと手間とか、美味しく食べるコツがあればご教授ください♪
当方はやっと念願の冬眠「前」のアナグマを頂き親爺と二人、舌鼓の毎日です。ウヒョー!!\(゜ロ゜)/♪
お互いこの冬も安全第一で、美味しく行きましょう!
返信遅くなりすみません。
最初のイノシシは、まずはシンプルに塩コショウにレモンがお勧めです♪
お肉の味がしっかりと分かりますしね。
今の時期のイノシシだとオスの方が臭みもなく美味しいと思います。
(メスは子育て中だったりで痩せていたりします)
脂身が美味しいんですよね。
また感想聞かせてくださいね♪
他にもちょっと理由があって、今年はふじを使役しないかもしれません。
犬と一緒に歩けない山は淋しいんですけどね。
アナグマ、すごい脂でしょう!?
脂は煮物などに入れて使うと美味しくなりますよ(^^)/。
半分は焼いて塩コショウで、もう半分は子供用に圧力鍋で角煮を作ってみました。
豚と違って、脂身も噛みごたえがあってびっくりしました。噛むほど味が出て、いいもんですね。角煮は赤身がホロホロで、5歳の子供もバクバク食べていました笑
レモン合いそうですね!次回試してみます♪
更新を楽しみにしています☆
まずはお体大事になさってください。
私のグループの解体法は毛抜きで皮が食べられるので、皮付きの角煮にします。
プルプルとした食感がとても美味しいです♪
ありがとうございます、養生してます。