「ん!?今のはなんだったんだろう?」食い意地の張った悲しきハンターの性(さが)、ついつい夜道のロードキルアニマルに目が行きますが、あまり見覚えのない形。
夜釣りの帰路、車を走らせているとヘッドライトに照らされたシルエットに違和感を覚えます。
すぐに車をUターン。
ちなみにロードキルアニマルを観察するのは、主に野生動物の生息状況を知るのが主目的で、持ち帰って食べたりするのはごくごく一部でしかありません(ホ、ホントですよ)。
で、現場にいたのはこれ。

長い尻尾。
尖った耳にスリムな体躯。
野良犬が撥ねられたのかとも思いましたが、やはりキツネ。

(ちょっと写真を加工)
夏毛でスリムになり過ぎていて最初は分かりませんでした。
ロードキルキツネは何度か発見したことがありますが、この場所で見つけたのはかなり驚きでした。
なぜならこの場所は自宅から車で3分ほどの場所だったから。
「いや~、こんな場所に生息しているんだぁ。ちょっとビックリ!」
野生生物の中で中型ではありますが、肉食獣であるキツネが生息するにはかなり広い縄張りと餌となるたくさんの生物の確保が必要不可欠です。
キツネはかなり優秀なハンターで、実際に例年キジが多数生息する猟場で「環境は変わっていないのになぜ今年はこんなに全くいなくなったんだ?」と思う時はキツネが移り住んでいる場合があります。
昆虫や野ネズミ以外にもキジなどの野鳥は貴重な蛋白源として狩り尽されてしまうのです。
獲物に対する執着心も強く、体も大きいので何か所も網が破壊され、夜な夜な鶏を持っていかれたという養鶏場も知っています。
「はぐれ狐が一頭だけで生息しているとは考えにくい。こんな場所に生息しているとなると放し飼いにしているホシノさん達が心配だな。実際にアナグマも出てきたし・・・」
庭で放し飼いにしているホシノさん達(鶏)と春先に隣の家に出てきた子アナグマの事などを思い出します。
「ふーちゃんがいるから大丈夫だろう」と思いつつも、必死に生きる野生動物の逞しさを考えます。
これから猟期になるとふじが猟に行って一日中留守にしている場合も多いよな。
しかし野生動物の食料として食べられるのなら、それも生命の循環の一部であって自然なことではある・・・。
まぁ、なるようにしかならんよね。
ここはふーちゃんに頑張ってもらうしかないか。
ふじ、ホシノさん達のボディガードよろしく頼んだよ♪
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いつもの普通のキツネでした。
こんなに痩せたように見えるキツネは、
見たことありません。
冬場、雪が積もってきたら、
朝一、河川敷でたまにキツネを見ます。
鴨も狙ってるんでしょうね。
してる人最近いませんよね
実際に近寄って見てもかなりガリガリでしたね。
だから「ホシノさんが狙われるかも」と思ったのですが、もしかしたら病気に罹っていたのかもしれません。
合掌。
人々の好みが変わってきたせいもあるのでしょうが、動物から得られる毛皮自体の需要が無くなったのでしょう。