食べる事と、命をいただく事について考えます。 狩猟、素潜り、釣り、採集、手作り等々

今年初のウナギ獲り。そして大切な物を2つ失った・・・。

今年初のウナギ獲りに行って来ました。


少し雨が降り始めていましたが、前日までの状況を鑑みて大丈夫と判断。
今年初の潜りだったので色々と準備をし、忘れものが無いか再度点検。

ポイントに向かって車を走らせていると途中から土砂降り。

「無理か・・・」
と思いつつ諦めきれない気持ちが優先。


現地に着くと、まだ雨による濁りは入って無く、潜るポイントを何か所か偵察。
「きれいなもんだ、イケる!」
A級ポイントには釣り人がいたので、その他のポイントに入水。

「思えば今年はこれが最初の潜りだね」
闇夜を照らす水中ライトの光。
きれいなもんだ・・・。
濁りは入っていません。

1匹目のウナギを掴み少し安堵。
「よっしゃ、今年の初物ゲット♪」

なんかその年の最初の獲物ってホッとするんですよね。
ボチボチとウナギを掴んで早めに撤収。

近年ウナギの生息数現象が叫ばれているので、(これでも)自主規制。
2016.05.29ウナギ獲り1


適度に食べられる分は獲ったので、ウエットスーツを脱ぎ着替えます。
今日はこれで終わり!

帰りの駄賃で、先程釣り人がいたA級ポイントへ状況視察。
「およ!?釣り人帰ったみたい。誰もいないし」

ここでかなり迷います。
「ここは間違いなくA級ポイントだし、潮が流れ始めるまで1時間以上ある。まだ雨による濁りは入っていない。
でも、今からまた濡れたウエットスーツ着たくないしなぁ」

濡れたウエットスーツを再度着用するのはイヤなものです。
なんちゅうか、例えて言えば「使用済みのオムツをもう一度着用する」みたいな・・・(笑)。

しかしここはウナギだけでなく、大きな魚もよくいる場所です。
一昨年前に巨大ヒラメを獲ったのもこの場所。

「よっしゃ、潮が動き出すまで1時間勝負だ!」
自分で自分の猟欲の強さに半ばウンザリしながら、ウエットスーツを着用します。

入水。
5分もしない内に巨大なチヌの魚影。
「デカイ。確実に50センチ以上あるな・・・」

ホコのゴムを止めておいたストリンガーの金具を外し、ウナギバサミと入れ替えチヌを追いかけます。
水中ライトの光を直接当てると一目散に逃げるので、中心部から外れた光輪部で照らしながら追跡しますが振り切られました。

「ふぅ、ダメか」
諦めて再度ホコとウナギバサミを入れ替えようとしますが、無いっ!
ストリンガーに固定しておいたつもりのウナギバサミがありません。
20091023ウナギバサミ2

「金具がしっかり締ってなかったからどこかで落としてきたんだ・・・。
このお気に入りのウナギバサミはもう絶版品で売って無い上に、手持ちの最後の一個。
何としてでも見つけないとウナギ獲れなくなるじゃん!!」

チヌを見かけた周囲に戻って、ゆっくりと水底を照らしながら落したウナギバサミを探します。
「砂の中に埋まるとは思えないし、すぐに見つかるはず」

しかしそれは甘い考えでした。
岩礁と違って特徴の無い砂泥地帯の海底では、まったく自分がどこを通って泳いできたのかが分かりません。

「でもあのウナギバサミが無いと、これからまともにウナギが獲れなくなる」
使いやすい道具と言うのは使う人間にとって宝物です。
ましてやそれがもう入手出来ないものであれば尚更です。

必死になって1時間以上周囲を泳ぎ回って探しますが見つかりません。
その間にも大きなウナギを何匹も見かけますが、ウナギバサミが無いのでどうしようも出来ず(涙)。

雨による濁りが少し入り始めました。
「もう潮が流れ始める時間だ・・・。ここは流れが速くなるから急いで見付けないと・・・」

そんな事を思っていたら大きなスズキ発見♪
ホコはあったので迷わずスズキ目掛けて発射!!
「よし、首筋の良い場所にホコ先が入った。脊髄にも絡んでいるしこれはもらった」

暴れるスズキを抱え込み、指でエラを切断。
よっしゃ!なんとかゲット♪
2016.05.29ウナギ獲り2

さて、それじゃあスカリ(網)に付けたストリンガーにスズキを通そうかね~、と思って落ち着いて見ると、左手に持っているのは水中ライトだけで今度はスカリが無いっ!
このウナギ獲り用のスカリも特別なもので、がま口のような金具とストッパーが付いていて、これも今は売ってなく入手不可能なものです。

「なんてこったい!ウナギバサミに続いてスカリも落して来てしまった・・・」
天候の変化で自ら装備品や獲物を捨てて水から上がった事はありますが、30年以上の自分の潜りの経験の中で、2つも装備を無くしたことはありません。
しかもどちらとも今では入手不可能で必須なもの。

少し周囲を探しますが、いきなりゴウゴウと潮が流れ始めました。
今度は本格的に雨水で濁った水が入り始め、フィンでキックしてもまともに進めない状況。
「限界だ・・・」

さすがに「これ以上は危険」と判断し、落としたウナギバサミとスカリは泣く泣く諦めざるを得ませんでした。

「今回は完全に自分のミス」
欲張って再入水したし、その時点である程度正しい判断が出来ていなかったのでしょう。
おかげで大切なものを2つも無くしてしまいました・・・。


まあしかし、きちんと生きて帰って来れたので、それが一番大切な事だと再確認できました。
自然を舐めちゃいけませんね。

トホホ。


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コメント
No title
お気に入りの道具が使えなくなるのは痛いですね。
ワンオフで作成も大変でしょうし。
お怪我など無くて良かったです。
2016/05/30(月) 09:37 | URL | 小倉の人 #-[ 編集]
No title
命なくさなかっただけマシと割り切りましょう。
欲って怖いですね・・・。
2016/05/30(月) 20:17 | URL | 名前未記入 #-[ 編集]
小倉の人さん
はい、正直言って道具を失ったのはかなり痛いです。
しかしそれ以上に大事な事があると気付かせてくれた出来事でした。
安全第一で!
2016/05/31(火) 01:56 | URL | じゃん #-[ 編集]
名前が無いけどシェフかな
はい、その通りだと思います。
欲の皮突っ張ってこの有り様です。
命あってのものだと反省しています。

この記事を読んだ方、真似しないでくださいね!!
2016/05/31(火) 01:58 | URL | じゃん #-[ 編集]
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じゃん

Author:じゃん
幼少時より食い意地の張った子供で、今でも野生の動植物を見る時には
「美味いか不味いか?」
が大きな判断基準を占める。

素潜り、釣り、手づかみなど様々な方法にて「タダの食料」を捕獲することに情熱を燃やしています。
2009年より狩猟界にデビュー。タンパク質自給率100%達成なるか!?

E‐mail
capturefood@yahoo.co.jp
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