今日はあるハンターさんの箱罠に子イノシシがかかったというのでちょっと見学。

というのも使う猟具に興味があったからです。
通常は箱罠にかかったイノシシは、動きを制限して刃物で刺し止めたり、銃(主にプレチャージ空気銃)で止めたりします。
しかし今回使用したものは電気ショッカー(適正電流の市販品)。
小型のバイクのバッテリーを用いて、電気ショックで獲物を感電させるものです。
実際に見るのは初めてだったので「どんな感じで使用するのだろう?」と興味深く見学しました。
持って来たのはバッテリーの入った持ち運び用の工具箱くらいの大きさのボックスと、そこから伸びた電気コード付きの塩ビパイプ。
パイプの先には電極が出ています。
で、その電極をイノシシに押し当て、手元のスイッチをON。

眠るように倒れるイノシシ。
「え!?もう終わり?」と言うほどにあっけないものです。
蘇生しないように、念のため倒れてから少しの時間通電させます。
それから箱罠の外にイノシシを出し、動脈を切断して放血。
そしてその状態から再び電気ショック!
「ドウッ!!」放血が終わった後の状態であるにも拘らず、動脈から吹き出す大量の血液!
これにはかなりビックリ。
「そっか~、強制的に心臓マッサージをされている状態だからな・・・」
罠にかかった獲物を止める方法としても苦痛を与えないし、食肉として利用する際に放血も完璧に近いものですね。
電気ショッカーの有効性がビジュアルで見ると良く理解できました。
狩猟道具も年々進歩しているものですね。
狩猟の魅力まるわかりフォーラムHP↑会場でパネル展示していただいています。
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食肉処理場で多く採用されてる方法ですね(牛の場合)。
放血の効率が良くなるとはなるほどでした。
ちなみに放出された血はその後どうしたのでしょう?
埋める?それとも二次利用……?
当方の地では藪・傾斜での刺し止めが多くバッテリーや発動機を持っての駆除は現実的では無い上、「電気は怖い」との農家の方々の声もあるので電気ショッカー購入は見送りましたが…
所で、いろんな方のブログを見ていると「電気刺し止めをすると肉質が悪くなる」との声もあるようですが…じゃんさんの所ではどうなんでしょうか?
今回の猪のお味は如何でしたか?(^_^)
まだ電気ショッカーを作って居ないので
今年中には何とかしたい!
で、↑肉質に変化ありますか?
50CC原チャリのバッテリーと車載用150WくらいのAC/DCインバーターを接続するだけです。 100V出力が得られます。 私はこれに機器及び人に対して安全のために保護回路をつけて100Vを200Vに昇圧して威力を高めています。
連絡頂ければ回路、部品など公開します。
お役に立てれば幸いです。
ニワトリの血などは私も凝固させて煮物に使ったりしていますが、野生動物はウイルスや寄生虫が怖いのです。
加熱すれば問題ないのでしょうが、解体に疲れてそこまで手が回らないというのが本音です(笑)。
肉の味が悪くなるのですか?
う~ん、この個体は食べたけどそんな風には感じませんでした。
もう少したくさん食べないと何とも分かりませ~ん。すみません。
お肉の味が悪くなるとは感じなかったのですが、これしか食べていないので正直分かりません。
すみません。
私は電気弱いからさっぱりです(笑)。
>連絡頂ければ回路、部品など公開します。
ありがとうございます。今はまだあまり必要としていませんが、 その時が来ればよろしくお願いします。