鳥猟期はとっくに終わったけれど、まだまだ続く鳥猟ネタ(笑)。
実家で飼っている11歳になるイングリッシュポインターのミック(写真右。左はブリタニースパニエルのジャン)。

ミックは気がやさしい犬。ジャンは陽気で明るい犬と言った感じで未去勢のオス同士でも全くケンカをする事もなく仲良しです♪
ミックは猟犬としては老境といってもいい年齢。
そんなミックが今年の猟期に新しい猟芸を覚えました!
池の周囲をラウンドし、鴨がいたら吠え立てて追い出してくれるのです。

山中で
ウォンウォンと大声で吠えているので、最初は「鹿でもいたのか?」と思っていたのですが、その後に鴨が飛び立って撃ち取ることたびたび。
「これは偶然なんかじゃなく、池をラウンドしてミックが鴨を追い出してくれているんだ」
何度かその様なことがあった後、親父と私の中で確信に変わります。
実は過去に飼っていた猟犬で同じ様な猟芸を持っている犬もいました。
しかし11歳にもなったミックが、新たにこんな猟芸を身に付けるとは正直思ってもいなかったのです。
ミックはもともとキジ猟が得意。
粘り強い探索でヒネキジでも追い込んでポイント(主人が来るまで鳥を竦ませておくこと)し、撃ちやすいように飛び立たせてくれます。
しかし私が狩猟を始めて鳥撃ちに行く時は、大物猟が雨で中止になった時がほとんど。
濡れたブッシュに入ることが出来ずに必然的に鴨撃ち中心になります。
そんな天気の時には濡れるのでキジもブッシュの中で休んでいませんしね。
鴨撃ちになるとミックは短毛種で寒さに弱い事もあり、半矢の鴨を追いかけて水に入るのは自然と寒さに強いジャンの役割になっていきました。
自分の良い所を見せることが出来ずにいつも歯痒く思っていたのでしょう。
一緒に山に行くと最初は嬉しくてスキップするように走り回るのですが、鴨撃ちが多くて自分の得意な猟芸を見せることが出来ずにショボンとしている事もしばしば。
「うんうん、ミックはキジ撃ちが得意なのは良く知っているよ。今日は雨だから鴨撃ちばかりになってごめんね」
なんて言って慰めていると、ついにこの様な事を覚えてしまいました♪
最近では池の土手に伏せて準備をするとミックを放し、じっと待機。

かなり大きな池や曲がり込んで土手から見えない場所からでも鴨を追い出してくれます。

(この奥に鴨がいる)
勢子役として人間が山を歩いて行くと時間もかかる上に人の姿を見て池の反対側に向かって飛び立つことが多いし、上手く土手側に飛んでも驚いて高度が上がり射程外になりがちになります。
その点、速やかに猟犬が追い出してくれると開けた方向である土手側に飛ぶことが多いし、人間の姿も見ていないので油断して低く飛んできます。
池の土手にジッと伏せ、目だけ出していると、池の奥の曲がり込んで死角になった場所からミックの吠え鳴き。
「来るぞ・・・」
池の遠くから低空飛行で飛んでくる鴨。
射程まで十分引き付けて弾き金を絞ります。
いただき♪(←よく外れるけど。笑)
この猟期はミックが追い出し役。人は何もせずにジッと待ち受け、落とした鴨を氷水でもものともしないジャンが楽々回収というパターンでかなりの猟果を上げることが出来ました。
(鴨がいない場合は池を一周して帰ってくるので勝負が早い)
猟犬と一緒に狩猟をしていると思うのですが、家族であるワンコが良い働きをしてくれ、その結果猟果に恵まれるという事が嬉しく感じます。
(逆に猟犬が良い働きをしてくれてもハンターの腕が悪くて獲物を逃がしてしまうと申し訳なく思うのですが・・・)
ミック、ジャン。
これからも一緒に頑張ろうな♪
狩猟の魅力まるわかりフォーラムHP↑会場でパネル展示していただいています。
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出番ですねw
羨ましい(^ ^)
ええ、やっぱりワンコと一緒の猟は楽しいですね!
やっぱり飼い主に似たのかしら(笑)?
いつも二頭仲良しですよ♪