食べる事と、命をいただく事について考えます。 狩猟、素潜り、釣り、採集、手作り等々

快進撃!

実は昨年末からまだ体調が悪いままで、年末年始の休みにはほとんど出猟出来ませんでした。
毎年毎年、雨が降っても雪が降っても猟期は山に行っていたのですが、尿の潜血と微熱が続いて体がだるく無理でした。

しかし猟銃を持って行う狩猟は、安全面から肉体的・精神的に不安がある場合は休むことも必要だと思います。
まあ、毎年帯状疱疹になるくらい逆上せ上がって休みの度に出猟していた私が言っても全く説得力がないのですが…(笑)。
2015.01.13快進撃2

「今日はあそこの山を競るって言っていたな。もう競り終わった頃だけどどうなっただろう?
待ち(狙撃手)の人数は足りただろうか? 獲物の引っ張り出しなんかも大丈夫だったかな?」
私の所属させてもらっている大物猟のグループは10人ちょっとのメンバーなので、2~3人休むと状況によっては山を競れないこともあるのです。

それに「超」が付くくらい元気だとは言え皆さんかなりご高齢だから、獲物の引き出しなんかの力仕事は若手の力が必要だからです。

「ああ、山に行きてぇ…」
コタツの中でゴロゴロと身悶えしながら、状態の悪い自分の体を恨みます。


そんな思いとは裏腹に快進撃を続ける2人がいました!
大物猟デビューイヤーのマルさんと
2015.01.13快進撃3
(鹿4頭の内、2頭をマルさんが倒した)

伊集院くん(仮名)。
2015.01.13快進撃1
(大物のイノシシ)

2ヶ月ちょっとで、すでにマルさんが7頭、伊集院くん(仮名)が6頭のイノシシと鹿を倒しています。

「ウチのグループは獲物を相当数出すし、新人ほど良い待ち場所に付けてくれるから、絶対に何頭かは倒すことが出来るよ。
最初は山に体が慣れなくて大変だと思うけど、皆さん良い人だし一生懸命やっていたら認めてくれるから頑張って!」
2人をグループに推薦するにあたって、いくつかの注意事項を伝えるための事前ミーティングで話した事です。

実際にウチのグループは「若い人を育てよう」という気持ちが強く、新人ほど良い待ち場に付かせます。
「獲物は逃がしてもいい。ドンドン撃って経験を積め!」と言って本当に一番本命の通しに付いてもらっています。

「思えばオレもルーキーイヤーはしこたま撃ったっけ…。オレの場合は撃っても撃っても中らなかったけれど…(←ここが今年の新人2人と大きく違う。笑)」
それがどれくらい有難かったのか、親父の大物猟の修業時代の話を聞いて育った私は分かっているつもりです。

親父が大物猟を始めた当時(私の少年時代)はまだイノシシも鹿もとても生息数が少なく、銃猟ハンターと言っても鳥撃ちハンターがほとんどでした。
だからイノシシや鹿を獲る大物猟ハンターは特殊な存在で、ハンターの中でも頂点に位置し尊敬の念を持って扱われていたのです。(私の住んでいる場所は熊は生息していない)

「鳥撃ちをやっている時に大物猟をしているハンターと知り合いになってグループに弟子入りさせてもらったのは良いが、最初の一年は待ち場に付かせてもらったこともなかった。
焚火番で薪を集めたり、小屋で解体する時に飲む日本酒の燗をつけたりしてメンバーの帰りを待つのが新人の仕事だった。

2年目は待ちに付かせてもらったが、捨てシガキ(滅多に獣が通ることもない獣道)ばかりで撃ちかける機会もなかった。
その頃になると皆大物猟に嫌気が差してな、我慢できずに辞める人ばかりだった。

3年目になると“お、あいつは少しは見どころあるじゃないか”という事になって、やっと本待ちに付くことが出来るようになった。
だから大物猟で最初に獲物を倒したのは3年目の事だ…。

その頃の大物猟は完全に職人仕事と同じような徒弟制度で、隣県まで行ってそれじゃ辞めていても当然だったと思う。
だけどその2年間、先輩方の何度も繰り返される武勇伝や自慢話を聞いていたからこそ、現場に出ても慌てずに対処できた。
競る場所の名前やそのグループのしきたりもその時に覚えた」


今はそんな時代でもなく、「若い人に伝えたい」と思っているベテランハンターも多いようですね。
(一部では真逆の話も聞いたりしますが…)


マルさんと伊集院くん(仮名)も期待に応えてくれ、バンバン撃ってよく止めてくれているので(実際に銃も上手い)、経験を積んですぐに一人前になることでしょう。

もうすでに2人とも20発前後のスラッグ弾(大物猟用の一発弾)を撃ち、行き付けの銃砲店にスラッグ弾を買い足しに行った時の事…。
それぞれ30発ずつを購入。
「あんた達は3年分くらいの弾を購入してるのかね?」とそれを見た常連さんに笑われたそうです。

まあ、大物猟のルーキーが猟期だけで40発以上スラッグ弾を撃つなんて言っても、(近隣の巻狩りをしているハンターは)誰も信じてくれないでしょうねぇ(笑)。


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コメント
今年もよろしくお願いします
先日、決して山深いとは言えない場所で
ぴょんぴょん跳ねる鹿に遭遇して驚きました。
近頃は「狩りガール」などと呼ばれる方々もおいでの様子。
印象は個々に様々でしょうけれど。

じゃん先輩もしっかり養生なさって
ふじさんと共に、元気にお山に復帰してください (^_^)/
2015/01/14(水) 18:51 | URL | ますかっと #WiBucywE[ 編集]
早い全快を祈ってます ^^
見聞きして覚えてゆくのも大事なんでしょうけど、
やっぱり経験に勝る上達の道はないでしょうしねぇ。
それに獲物と実際に対峙してみない事には理解できない事もあるでしょうし。
それもじゃんさん含めた諸先輩方のフォローがあっての話なんでしょうけれど。

2015/01/14(水) 21:39 | URL | ケイ助 #-[ 編集]
ますかっとさん
今年もよろしくお願いします。

野生動物(特に大きな動物)って見たら驚きますよね。
私も最初はそうでしたよ(笑)。

体はまだ全快とはいかないのですが、ボチボチと活動したいと思います。
2015/01/19(月) 00:50 | URL | じゃん #-[ 編集]
ケイ助さん
お見舞いありがとうございます。

ええ、経験って狩猟においては特に大切だと思います。
同じくらい「人の話を聴く力」も必要だと思いますが…。
「親父、その話は何回も聞いたよ!」なんて会話が我が親子でしょっちゅう交わされているなんて、口が裂けても言えません(笑)。
2015/01/19(月) 00:55 | URL | じゃん #-[ 編集]
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プロフィール

じゃん

Author:じゃん
幼少時より食い意地の張った子供で、今でも野生の動植物を見る時には
「美味いか不味いか?」
が大きな判断基準を占める。

素潜り、釣り、手づかみなど様々な方法にて「タダの食料」を捕獲することに情熱を燃やしています。
2009年より狩猟界にデビュー。タンパク質自給率100%達成なるか!?

E‐mail
capturefood@yahoo.co.jp
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