親父と一緒に鳥撃ちに行った時の一枚。

鴨がいないか池を覗いて見ますが、残念ながらこの時はお留守。
だけど収穫はありました。
「おお、今日はいなかったけどかなり頻繁に鴨が来てる…。次回来た時もこの池は覗いてみる価値ありだな」
何を見て「鴨が頻繁に来ている」と言ったのかというとこれ。

水面に漂う脂。
これは鴨が羽根の防水性を保つために毛づくろいをした跡です。
鴨類の尾羽の付け根には脂壺(勝手に呼んでいる)という脂肪を分泌する器官があって、そこから出た脂を嘴に取って全身に塗っているのでこの様な脂が水面に浮くのです。
抜けた羽毛などは風が吹けばすぐに無くなりますが、この水面に漂う脂はそう簡単には無くなりません。
水面に漂う脂の量に比例して多くの鴨が頻繁にこの池で休んでいることになります。
「この事ブログに書いても大丈夫?」
この事自体は少年時代から猟に同行したりしてかなり昔から知っていたのですが、親父やその友人の方々が編み出した秘密の方法だったりしたらいけないので聞いてみました。
「ん?別に構わんよ」
あっけない回答。
私は狩猟について多くの先輩方から色々な事を教えてもらっている最中であり、教えていただいた猟法や猟場は他言することはありません。
それらは諸先輩方が数えきれないくらいの苦労や経験を重ねて得たものであり、教えてもらう側の礼儀として簡単に人に言って良いものではないからです。
じゃあ、今回はなぜこんな事を書いたのかというと、こう言われたからです。
「こんなこと鳥撃ち猟師だったら誰でも知っている。だから別に構わんよ。
自分の脚で稼いで人が知らないこんな場所を見付ける事が大切なんだ。
それに水面に漂う脂の事すら気付かないようじゃ、鴨の習性も知らないし注意力や観察眼が無さ過ぎる」
そっかぁ、そうだよね。
私が今猟を教えてもらっている人達は本当に色々な事を良く知っているもんな…。
どんなに寒くても雪が降っていても特別な用事が無い限り、猟期は朝早くから山を駆け回っている元気な諸先輩方の顔が目に浮かびました(笑)。
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こういう知識に魅かれて狩猟を始めた側面もあるので、経験豊富な先輩猟師さんたちに学んでいるじゃんさんがうらやましいです!
身近に鳥猟師さんとかいないので、こういう知識はためになるし面白いですね~!
一昔前は鳥撃ち猟師ばかりだったので、こんなことは誰でも知っている事だったようです。
私は「あれもしたい!これもしたい!!」という欲張りな性格なのです(笑)。
バカだから毎年くたびれ上がって帯状疱疹になっています。。。
私も狩猟では知識以上に感覚を身に付けることを大切にしたいと思います。
脂が浮いてる時てありますね!
こんなところに油浮くような場所ないのにーて。
あれは水鳥の、、、、、
納得です!
「普通の人間に戻りたい!」なんて思ってもすでに遅く、公園で優雅に泳ぐ鴨を見ても「美味そうだ♪」としか思えなくなるので困ります(笑)。
とある山池へ。
土手下から、そ~っと、そ~~っっと忍び足で。
ボチボチ頭も下げて…安全を外して… バサササササ!!!
えっつ?
土手下の藪から???
・・・。
「飛んだで、先生!」
・・・。
気を取り直しそ~っと池の中を!
「いやー、飛んだっちゅうの~!!」
・・・。
し知っとる、、、!
「もう、おらん、ちゅうの~!!!はははは~」
判っとるわ!!!何べんも言うなゴゥラ~~(怒)
まさか泥ベタの猪のヌタ場に居ようとは。。。
手ぶら(スラグしか持って無かった)でついてきたT中君は大笑い。
悔しくって悔しくって!!
で、鴨はいつ届くんかいの???の?
工事現場の水溜りにいたり、池の横の用水路にいたり。
昼間なのに田んぼに降りて餌を食べていることもあったり…。
こちらで半矢にした鴨がもうじきそちらに飛んできますよ。
銃を構えて待っていてください(笑)♪