その日私は深刻な状態にありました。
お腹にくるタイプの風邪を引いていて、猟に行くために5時に起きると同時にトイレに駆け込み、そのまま30分ほど籠っていました。
「うう、さすがに今日はダメか…」
と思っていたら正露丸が効いたのか、その後は平気な感じ。
我ながら自分の体の都合の良さに呆れながら、少しふらつきながらも山へ行く準備をします。
30分ほど遅刻をして見切りを行い、作戦会議の後山へ入ります。
今日の待ち場はこんな感じ。

孟宗竹の密集した場所に何本もの獣道が走っています。
獣道に生足(その日通った足跡)がドカドカついているし、

ヌタ場は何頭獲物が使ったのか分からないくらいに使われています。

「こりゃあ、ここは獲物が出てくる気配濃厚だぞ」
その日に通った痕跡がある場所は、少し前に安全であることを確認しているので、同じ通し(獣道)を使う確率が高いのです。
勢子役が猟犬を放ち巻狩りのスタート!
気配を殺して待ちます。
息を殺して動かずにジッとしていると、汗が冷たくなり体が冷えてくるのが分かります。
「あ、いかん。なんかまた熱っぽくなってきた…」
晴れていると言っても山の中の木陰で身を潜めていると、シンシンと冷え風邪がブリ返してきた感じ。
おまけに鳴りを潜めていたお腹の調子も悪い。
そんな事をしていたら勢子の「出たよ!」の連絡。
近付く犬の声。
枯れ竹を踏み割る音。
安全装置を解除して銃を構えます。
ギュルギュルギュルルルゥゥゥ…。同時に鳴り響くお腹の音。
いつもは獲物の気配に100%の注意を注ぎますが、この時点で「獲物40:お腹60」といった感じ(笑)。
通常なら緊張感から汗が落ちることもあるのですが、この日ばかりは変な冷や汗が額を流れます。
そんな間抜けなハンターの気配を察知したのか、待ち場には出てこず「バキバキ」という音と共に山の上方へと移動して行きました。
その後数発の銃声が鳴り響き、
若き勢子のお母様が見事に鹿をゲット!

私のその後はどうなったのかと言うと、日向に出て少し体が温まると何事もなかったかの様に無事回復しました。
「よ、よかった。あそこで獲物が出て来て、銃を撃った衝撃で別のものが発射されたりしなくて…」
と胸を撫で下ろしたのでした(笑)。
何事も無理はいけませんね。
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以前、お昼御飯を食べていたら、目前100mにいきなりクマボクチャンが・・・・
そしたらすかさず腹が・・・・(-_-;)
身動きとれず・・・・食べたカップめんのドンブリにウ○コして、ケツを出したままドカァ~~ン(^^ゞ
獲物を授かりましたが・・・カップめんは何食わぬ顔で藪の中へ・・・
カップめんのゴミを捨てたのはその一回きりです。いけないワタクシです(・・;)
射撃の衝撃で出てたら・・・前後実弾!隙ナシですねw
もし未遂じゃなかったら『ブローバックのジャン』って内容知らない人が
聞いたらとてつもなく強そうなアダナ付けちゃうところでしたw
朝、出すだけ出して薬を飲んで、収まったと油断したら・・・
本当は漏れたんじゃないですか??(笑)
そういう時って、今屁こいて大丈夫なのかがわかるアプリがほしいです(爆)
お互いに事故やケガが無いようにしましょうね。
いや、いつでもトイレが出来る現代社会って実はすごいと思います♪
それ以上に無理は禁物だと思いました。
というか誰も必要としないんじゃ…(笑)。