ロシア民謡の「一週間」という歌があります。
「水曜日にお風呂を沸かし~、木曜日にお風呂に入る~♪
トゥリャトゥリャトゥリャトゥリャトゥリャトゥリャリャ~~~♪♪♪」
という誰もが一度は聞いたことがあるであろう、「お風呂冷めるだろ!」とツッコミを入れざるを得ない呑気な歌です。
しかし一昔前は「家事」というものはそれくらい何をするにも大変だったので、辛さを紛らわす為にもこんな歌が生まれたのだと思います。
現代社会の様に水道の蛇口を捻れば水が出て、スイッチ一つでお湯が沸くなんて、「トゥリャトゥリャトゥリャ」と歌っていた女性から見るときっと本当の魔法のような所業でしょう。
しかし狩猟を始めた現在の私はこの民謡と同じような状況で、週末に山へ行ってお肉を獲って来て、平日にお肉を食べています。
早起きをして山へ行ってうろつき回り、山の中からイノシシや鹿を引き出して解体して帰宅すると、もう後はお肉を冷蔵庫に入れるのが精一杯で倒れ込むように眠りにつかざるを得ないのです。
そんな生活から比較すると、スーパーできれいにスライスされたお肉が安価に売っていて、仕事帰りに気軽に購入出来るなんて本当に魔法のようです。
そんなくだらない事を思っていたら久しぶりの雨の休日。
「今日は大物猟はお休みだな…」
布団の中で雨音を聞きながら少しホッとします。
「11月15日からは鳥猟も解禁になるし、そうなったら雨でも出猟する日々になる(私の場合、基本的に晴れの日は大物猟。雨が降ったら鳥猟に行きます)。あと3ヶ月は無いであろう貴重な休みだ♪」
少し朝寝をしますが、起きて溜まっている家の用事を済ませながら、
昨日撃った鹿のスープを作ります。

若き勢子がきれいに剥皮してくれました。(画像一部自主規制)
これを大きな鍋に入れ、コトコトと煮込みます。

2日間ほど煮込んで完成!

獲ってくることまで含めると、3日以上掛けて仕上げたスープです。
どうです?金色のスープが美味そうでしょう!?
慌ただしい現代社会では「スローライフ」なんていう言葉が流行って優雅に感じますが、狩猟を始めると
「スローにならざるを得ないライフ」が待っています。
忙しいそこの貴方もどうでしょう!?
究極のスローライフ・狩猟(笑)。いやぁ、美味かった♪
すみません、またウソついちゃいましたm(_ _)m。
ちょっと疲れているようです…。
これは鹿の頭骨標本作りをしている最中。
煮込んで肉を剥ぎ落して骨だけの状態にします。
あまり剥製やスケルトンなどのトロフィーには興味が無いのですが、自分で撃った最大の鹿だったので記念に作ってみました。
人前で話をする機会があったりして、そんな時に骨格標本なんかを準備して参加者が手に取って扱うことが出来ると、特にお子様たちがとっても嬉しそうな顔をするんですよね。
後は乾燥させて出来上がり。
手に取ってくれたお子様が喜んでくれたらいいな♪
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昔同様のことをしたことがあるんですが、脂が黄色っぽく滲み出てきてベトベトしたんですが、二日間煮込むと綺麗に取れるものなのでしょうか??
美しいキッチンには不釣り合いなシーンですが、じゃんさんらしくてよいですね。(笑)
私もいつか鹿獲りたいなー。
でも、サイズ更新していく度にトロフィーになると、2~30年後にはアダムスファミリーみたいな、オドロオドロしい家に‥w
体調と帯状疱疹にwお気を付けて、サイズ更新頑張って下さい!
実は何回かお湯は変えています。
こちらの鹿は冬場に脂が無いので、あまりベトベトすることは無いのですが、多少は脂が浮きますね。
ええ、この鹿は形もよく立派な角でしたよ。
こちらにも沢山いますので、獲りに来てください♪
あまりサイズにはこだわっていないのですが、それでも嬉しかったですね。
今年は帯状疱疹に罹ってしまったので大丈夫だとは思うのですが、たぶんなるような気がします(笑)。
とにかく安全第一で頑張ります!!
完成したら並べて写真撮影して記事にしたいと思います。
鹿スープは本当に美味しそうでした♪
飲んでみたい衝動に駆られましたが…(笑)。
この鹿はグループのメンバーの方と3人がかりで引き出しました。
大変でしたよ。
(でもエゾシカに比べたら…)
車検通るか分かりませんが・・・w
きれいに空っぽになりますよ。
日本じゃまず受け入れられないでしょうねぇ…。