住んでいる町内の地域活動で近くの神社の境内の清掃を行ってきました。

田舎って集会や地域活動が多いのですが「郷に入っては郷に従え」ですし、年配の方の昔話を聞かせてもらったりするのが好きなので私はあまり苦になりません。
(そこらへんは狩猟に通じるものがあるかも。笑)
しかし新しく移り住んできた人の中には、地域活動が嫌なので町内会に入らないという変わった方もおられるそうですが…。
ここはかなり由緒があり格式高い神社だそうで、境内には相当な樹齢であることが見て取れる大きな幹の木々が茂ります。

自分の住んでいる地域にそんな神社があるなんて嬉しく思いますし、代々の住民の方が大切にされてきた事を思うと感慨深い物があります。
皆さんとご挨拶をして松葉箒を手にして枯葉を掃き集めますが、地面にポロポロと撒き散らした茶色い粒。
そして所々に落ちている白緑色の物体…。
「うっ、やっぱり!」

楠(クスノキ)に付く大型の毛虫『クスサン』です。

何度かこのブログで告白していますが、こう見えて
私は毛虫が大嫌いなんですよ(汗)。
狩猟を始めてだいぶん苦手意識は無くなって来たけど、それでも苦手。
「小学校の校庭に大きな楠があって、台風の時はクスサンがボトボトと落ちてきたよな~。あれは悶絶ものだった…。
今日は風もないし落ちてこないよな。
落ちてくるようだったらお婆ちゃんたちと一緒に公民館の掃除をしよう…」
内心ドキドキしながら掃除をしていると、小学生の頃親父に聞いた話が蘇ってきました。
『「クスサン」は「テグスサン」とも言ってな、これで釣糸を作っていたんだ。
繭を作る直前の毛の抜けかけたクスサンの腹から糸を作る器官を取り出して、酢に浸けて引っ張ると丈夫な糸が出来るからそれを釣糸に使っていた。
今みたいにナイロンのテグスなんて無かったし、あっても高くて買えなかったから手作りのテグスを大切に使っていたよ。
大きな鯉やライギョも釣り上げることが出来るくらい丈夫な糸が出来た』
へえ、こんな毛虫から釣糸が作れるんだね~。
昔の人の知恵ってスゴイ!
触りたくはないけれど、どんなものか一度作ってみたいな。
そんな事を考えながら掃除をしていると、何事もなく無事に終了(笑)。
皆さん、お疲れ様でした。
鳥獣対策総合案内コーナー(鳥獣対策、狩猟へのご案内など)↓クスサンを食べたのか!?と思った方はクリックプリーズ(笑)
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興味があるけど私も幼虫系はニガテで・・・^^;
ぜひ今度チャレンジしてください~!
生垣の、あっちとこっちに引っ掛けて、びょーんと伸ばすんや。
兄貴たちに命令されて作ったわ!
叔母さん(もう、お婆さん‥)に聞いて興味深々。
その糸にスズメガの幼虫を付けてナマズ釣るんで!!
もう、そんな遊び…できんわ。。。
会社を定年になり、実家と離れた所に居を構えているので、講中を離れざるを得ないと納得してもらい脱会の許可を貰いました。 自分としては苦ではないので帰省したら復活させるつもりです。
そうそう思い出しました。
ゆっくり引っ張ると太い天蚕糸が出来て、早く引っ張ると細いのが出来たのだ。
伯父達に怒られ乍ら作りましたっけ。
懐かしい思いで、じゃんさん有難う。
大変勉強になりました(`・ω・´)ゞ
あとは…、「勇気」だけです!
送りますのでこのネタはオイノコさんにお譲りしましょう(笑)。
レポートよろしくお願いします♪
小師匠さんにも送りましょうか!?
でもとても大切な事だと思うのです。
爺さまも体験されていたお一人なのですね。
貴重な体験談をありがとうございます♪
ううう、これは作ってみたいかも…。
最近疲れてきました
田舎生まれなので、そこら辺の事はよく理解しているのですが(^_^;)
なんせ、ある意味「八墓村」みたいなところがあって
悪いことや、非常識な事も守ろうとしているところがあったりして、とても平成の世と思えぬ事も多々あります
強い老人が多く、幅を利かせている地域では・・・多分過疎化は当然の事でしょうね、自分たちの子供でさえ出て行ってしまう。そこにオイラみたいな他所者が珍しく入ると、地域のカモになってしまいます
最近は、住んで都にするのは俺だ。郷に入ったが郷を従わせる。出る杭を打ち込む気なら打ち込んでみろ、そのハンマーを折ってやる・・・・という意気込みでやってます
虫の話題からこんな事を書いてしまいました・・すみません(^^ゞ
そんな風にテグスを作るなんて猟師らしいなあ
そんな時には改革も必要だと思います。
しかし入って来たばかりの新参者がルールやしきたりや人間関係も学ばずやりたいようにするのは問題だと思いますので、しばらくは地域の皆さんと良好な関係を築くことに努めます♪
(最近はそれをしない不埒な若者も多いんですよね…)
私は毛虫が苦手なので…。