「ん!?今のは何か珍しい感じがしたぞっ!!」
車を走らせていると、ロードキルアニマルがあまり珍しくない田舎道でも滅多に見かけないシルエットを発見してUターン。

「アレだとしたらこの辺りでは初めて遭遇するな…」
と思って近付くと、やはり正体はロードキルウサギでした。

いつもロードキルアニマルの写真を撮影して「こいつ本当に食い意地張ってるな!」と思われる方も多いと思いますが、正直な話「食べられるかどうか」は二の次です(笑)。
車が行き交う車道に出て来ていたということは、野生動物にとってかなりの異常事態です。
そしてそこで撥ねられていたということは確かにそこに生息していた証拠でもあるし、飛び出さざるを得ない何らかの理由があったということなので、ロードキルアニマルを観察することで周囲の野生動物の生息状況を知る手掛かりを得ることにもなるのです。
車を降りて実況見分。
この場所は周囲に身を隠す山林もなく、田畑が広がる場所です。

近年イノシシが増えすぎてノウサギの巣穴を掘り起こして子ウサギを食べてしまうので、ノウサギの生息数が減った上に生態が変わってしまいました。
以前の様に山中ではなく、民家のごく近く(たまに庭先や軒下など)で営巣している話を聞きます。
(キジなども同様です)
「あそこの集落近くにいたものが道路を横断して来たのだろうか? 道路のこちら側には牧場があるので夜な夜な家畜の飼料を食べに来ていたのかもしれないな…」
少し周囲の状況を確認しながら歩いてみますが、推測できるのはそれくらい。
撥ねられてだいぶん時間が経過している上に損傷が激しいので、今回もお持ち帰りは出来ず(笑)。
ゴミ収集車に回収されるのも忍びないので、ノウサギの亡骸を近くの草むらまで移動。
ここだとカラスやイタチが発見してくれるし、そのお肉は多くの野生動物の胃袋を満たし、骨は土に還って行くことでしょう。
合掌…。
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脂がのってませんでした。20年近く昔の話です。なぜ食べたんだろう…。
言われてみれば、最近はウサギ見ませんね~。
仲間だ(爆)!
そちらも気を付けてみます(笑)。