さあ、残り1か月を切った猟期(地域によって異なりますが鹿・イノシシに限る)のラストスパートです!!
山中を進む猟隊のメンバー。

この日はイノシシの大きなカセギ(餌を食べた痕跡)があって、イノシシが出てくる期待大です。
私の担当する通し(獣道)はこんな感じ。

左手にも通しが伸びています。

皆が待ち場に着くまで少し時間があったので、じっくりと周囲の状況を見て待ち受ける場所を決めます。
普段なら木立の後ろや物陰に身を潜めることが多いのですが、待ち受ける場所が広範囲で視界を広くとる必要があったので杉の木の前に立って気配を消します。
俗に言う「木化け」というものです。
勢子が犬を放ち巻狩りの開始!
「ちょっと犬が鳴いたけど、すぐに鳴きが止まったから獲物が違った(ウサギやタヌキなどの小動物)のかもしれない」
という連絡が来ます。
その連絡が来るのと同時くらいに、山の稜線で僅かに何かが動きます。
「確かに何かが動いた…。ウサギやタヌキじゃないぞ」
息を殺してジッと我慢。
「来た!」
トコトコと小さめの鹿が獣道を降りてきます。
「まだまだ中る距離じゃない。それに銃も降ろしたままだ。向こうはこちらに気付いてないしもっと引き寄せろ…」

視線で動きを追いながら、鹿の目が杉の幹に隠れる瞬間を狙って降ろしていた銃を構えます。
普通なら「スプリングが弾ける」ような感じで、コンマ1秒でも素早く挙銃(きょじゅう。銃を構える事)するのですが、視界から隠れている鹿に違和感を与えないように「ふわり」と挙銃。
それなりに素早く滑らかに、例えて言うなら「柳の枝が風になびく」ように。

照準越しに杉の幹から現れた鹿は全くこちらに気付いた様子はなく、トコトコと獣道を降りて来ます。
20メートル、必確射程に入った…。
発砲!即倒!!

速やかに血抜き。

30kgを切るような小サイズの鹿
その後若き勢子が別の鹿を刺し止めて終猟。
山の神様ありがとうございます。
いただいた命に感謝です。
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でも、本当はオチを期待してた(*^_^*)
数回、獲物に対して発砲してますが、未だに命中無し・・・
焦らず、安全最優先でがんばります。
世の中「嘘」とか「偽物」って多いので気を付けてくださいね♪
通常春に出産するので、少し前の猟期では鹿の子模様が消えていないなんて考えられなかったのですが、今ではよく見ます。
年中お産をしているようですね。増えるはずだ…。
残りわずかですが、こんな時だからこそ気を引き締めていきたいと思います!!
お互い安全には気を付けて頑張りましょうね♪
若き勢子がシカを刺し止めたって・・・・テッポウ使わないで歩いてるシカを刺したの??なんかあり得そうあので怖い($・・)/~~~
詳細を話しますと、犬に追われて藪に突っ込み、身動きの取れなくなった鹿に追い付いて刺し止めたのです(実話)。
相変わらず彼はすご過ぎです♪