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食べる事と、命をいただく事について考えます。 狩猟、素潜り、釣り、採集、手作り等々

驚愕のスギちゃん料理!!

友人のイケくん(仮名)が釣り上げた巨大魚スギちゃんを無理言っていただきました。
初めて見た魚だったからどうしても食べてみたかったんですよね。
2023.11.30巨大魚4

計量すると103センチ、7kg。
堂々たる巨大魚です。

で、このスギちゃんの形状がとっても変わっています。
2023.12.07スギ料理1
頭はコバンザメの様に平たいのですが、背びれの付け根には他の魚では見たこともないトゲトゲ。
「なんだか恐竜みたいだ…」

気になって調べてみると、「スギ科スギ属スギ」というスギ科で唯一のお魚です。
(例えばアコウはハタ科アカハタ属キジハタ、ヒラマサはアジ科ブリ属ヒラマサという感じで同じ科の中に多数の魚がいます)

食味の評価は様々で、「イマイチ」というものもあれば「脂がのって最高」というものまで様々。
しかし大きなものほど脂がのって美味いとのことで「黒カンパチ(食味が似ているという理由)」という別名で、沖縄や海外で養殖され、某大手回転ずしチェーン店で提供されたこともあったとのこと。
(現在は「誤解を招く」という理由で黒カンパチの名前は使われていません)


さ、まずは初めてのスギを捌きます。

最初にウロコを鋤き引きにしますが、これが硬い!! ジョリジョリと髭剃りをしている感じ。
「さすがスギちゃん、ワイルドすぎるぜぇ…」
どうやら厚い皮に垂直に近い角度で埋め込まれるようにびっしりとウロコが生えているようで、かなり深い部分に刃を入れると上手くいきました。

2枚に卸すとキレイな白身。
2023.12.07初めてのスギ料理2

一切れだけ切り取って、少しだけ塩を振ってカボスの果汁を絞ります。
口の中に放り込むとさっぱりとした白身とたっぷりの脂身の美味さがいっぱいに広がります。
2023.12.07初めてのスギ料理4

「うわ!なにこれ!?美味っ!!」

脂が強いので炙りにしてみましたが、これが凄かった!
2023.12.07初めてのスギ料理5
バチバチ脂が燃えてバーナーの炎が弾き返されます。
「なんだこりゃ!?脂が燃えてまるでバリアだ。工事用の高火力バーナーが通用しないなんて…。こんな魚は初めてだっ!!」

ラスボスに必殺技が通用せず、敗北寸前の特撮ヒーローの主人公のような気持…(笑)。
2023.12.07初めてのスギ料理6
頑張って炙った刺身。わずかに表面に熱が入ったのみ。。。
でも美味かったです♪

炙りの刺身も最高でしたが、脂身を落としながら塩焼きや…、
2023.12.07初めてのスギ料理7

シャブシャブなどの熱を加えた料理の方が量がたくさん食べられます。
2023.12.07スギ料理8

そして怖いことに、口の中いっぱいに拡がる脂身を洗い流すために冷酒がクイクイすすみます。
「いや~、初めてのスギちゃん最高!!」

しかもきっちりと処理をして熟成を進めると、たっぷりの脂身が白身の中にしっとりと染み込んでドンドン味の変化が楽しめます。
いや~、なかなかこんな魚はないな。

一言で言うと「美味い!!」。
しかも熟成度合いや料理方法で色々な味が楽しめるとてもお得感あふれる魚でした。

あ~、初めてのスギちゃん堪能しました♪
次は自分で釣ってみたいですね。


今日も友人と自然の恵みに感謝です。


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巨大怪魚「スギちゃん」現る!!

猟隊の皆さん用事があったので、この日は狩猟はお休み。
そして私は「冬場は時化るから駄目だろうなぁ」と諦めモードで釣り船を予約していたら、奇跡的にこの日だけ海が凪いで出航!

同行メンバーは同じ猟友会の腹口くん(仮名)、同じ猟隊の富士樹くん(仮名)、高校時代からの友人イケくん(仮名)。
富士樹くん(仮名)は以前「タイラバに挑戦したい」と言っていたので、出航が決まった前日に誘ったのです。

今回の釣りはタイラバで鯛、ジギングで青物を狙おうという欲張りなもの。
富士樹くん(仮名)はタイラバもジギングも初挑戦。
イケくん(仮名)はジギング初挑戦です。


ポイントに到着する船内で
「現役バリバリのハンターが3名も猟期に魚釣りなんてどういうこと?」
「気合もヤル気も足りん!!ダメやろ…」
「いやいや、ずっとお肉ばかり食べてるから魚食べたい!!」
「そうそう。魚に脂がのって美味しくなる時期だしね」

ブリやヒラマサなんかの青物に脂がのる時期だし、ハラミの刺身の味を想像しただけで口の中にヨダレが溜まってきます(笑)。


「さあ、釣るぞ!!」
2023.11.30巨大魚5
ポイントに到着し、日の出を見ながらまずはアタリの多いタイラバの仕掛けを投入♪

巻き巻き巻き…。
巻き巻き巻き巻き巻き巻き…。

シーン。。。
通常なら魚の活性の高い朝イチに何も反応なし。
我慢の時間が続きます。

巻き巻き巻き…。
時々ペンペンシイラ(シイラの子供)が釣れるくらいで本命の真鯛も根魚も釣れません。
「うう、今日はダメかなぁ…」

本当にビックリするくらいアタリが無く、一番胃が痛くなっているであろう遊漁船の船長さんの表情も渋く「岸寄りの浅場に行ってお土産用の根魚釣りに行きましょうか?」という事で移動。

昼近くになってようやくまともなアタリ。
イケくんが40センチ程の真鯛ゲット。

それに続き、腹口くん(仮名)が60センチオーバーの真鯛ゲット!!
2023.11.30巨大魚1

富士樹くん(仮名)もアオナやアコウなどの根魚を釣り上げます。
2023.11.30巨大魚2

私も地道にアオナをボチボチゲット。


「そろそろタイラバ飽きたから初ジギングやりたい」
というイケくん(仮名)。
初挑戦のジギングなのでジグへのアクションの付け方をレクチャーします。

「ジギングはギャンブルみたいな釣りなのでボウズも多いし、今日はジグの動かし方を覚えて終わりだろうなぁ~。ま、そうやってみんなステップアップしていくんだよね…」
そんなことを思っていたら、イケくん(仮名)の竿が信じられないような角度で弓なりに曲がって水面に引き込まれています。
「マジかっ? ウソやろ!!」

何か大きな魚が掛かったことに間違いはなくパニックになるイケくん(仮名)。
リールのドラグが唸りを上げて引き出されるミチイト。
「ドラグを締めて根に潜り込まれないように! 竿の弾力を効かせるためにもう少し竿を立てて!!」

ジギング初体験のイケくん(仮名)にアドバイスしながら皆で水面を覗き込み、上がってくる巨大魚を眺めます。
ジギング経験のある私と腹口くん(仮名)は、掛かっている魚がほぼほぼヒラマサだろうと予想。

「お!魚影が見えた」
「ん?何?なんの魚!?」
「青物じゃないね…。サメ?」
「いや、なんか黒いしナマズっぽい…」
遊漁船の船長さんも含めて、上がって来た魚の正体がハッキリと分かりません。

無事にランディングした魚がこちら。
2023.11.30巨大魚3
デカいっ!!

そして皆がスマホで検索すると「スギ」という魚であることが分かりました。
風貌もワイルドだぜぇ~!!
遊漁船の船長さんも初めて見たそう。


イケくん(仮名)は「大きすぎて食べきれないからあげる」という事でいただいて来ました(笑)。
2023.11.30巨大魚6
未知の魚をありがたく頂戴♪
(写真はふじ。アオナなんかの根魚は友人にお裾分けした後です)


「いや~デカいなぁ…」
計量すると103センチ。7kg。
2023.11.30巨大魚4
(まな板は以前ブログ友達のヘナK小隊ご夫妻からいただいたバッコヤナギ。ブログを始めて色々な方から大物用のまな板をいただいています。笑)

イケくん(仮名)、ジギング初挑戦でメーターオーバーの魚を釣るなんてスゴイ!!
只々、驚嘆の溜息しか出ません。


次回、人生初の「スギちゃん」を食べる編に続く♪

今日も自然と友人の恵みに感謝です。


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ハンター冥利に尽きるねぇ♪

この日は1ラウンド目でドカンと複数頭のイノシシをゲット。
2023.12.05大猟2

更に2ラウンド目でもイノシシを追加して合計5頭。
いつにも増して大猟です。

我が家のワンコさん達も頑張りました♪
2023.12.05大猟3
(左よりモリさん、カヤさん、イトちん)


獲物の回収作業を進めていると、近隣住民の方々がおそるおそる戸外に出て遠巻きに眺められています。
「もう終わったので大丈夫ですよ~!」

「時々昼間から子供のイノシシが出てきて畑を荒らして困ってるんよ」
2023.12.05大猟1

そして獲れたイノシシの大きさを見てビックリ。
「えっ!?こんな大きなイノシシがこの山にいるんね?怖い…」

「大人のオスのイノシシは牙が鋭いので、危ないから見かけても近寄らないでくださいね」
「いや、怖くて逃げることも出来んかもしれん」
ガクブルのお婆さん。。。

「また時々寄らせてもらいますね」
「いつでもお願いします。ありがとうございます。ご苦労様です」

そんなやり取りの後、一家総出でお見送りまでしていただきました。

「いやぁ~、ハンター冥利に尽きるねぇ」
「ホントに!」

趣味の世界である猟銃を使った狩猟は、特に猟場の近隣住民の方のご理解が得られることがとても重要です。
遊びに行って嫌な目に遭ってもしょうもありませんしね。
この様な場所だと本当にとても助かります。


その後、ワイワイと皆で解体作業。
くたびれたけど楽しかった!!

今日も自然の恵みに感謝です。


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ハンターのお財布事情…

最初にお断りしておきますが「ハンターの財布事情」であって、「ハンターの懐事情」ではありません。
(他の人のことは分かりませんが、私の財布の中身はいつもスカンピンですからね…)

何が言いたいかと言うとですね、ステッチが擦り切れた程にくたびれていた古い財布に替わり新しい財布を買ったのです。
写真真ん中のキャメル色の物がそれです。
2023113018555354f.jpg

(一番右は今まで使っていた財布です)

購入したのは良いのですが、家に帰ってすぐに「はっ!これはマズい!!」と思ったのです。

下の木目調のテーブル板と比較してもらうと分かると思うのですが、この色の財布がこの季節に山の中にフカフカに敷き詰められている枯葉の上に落下すると「絶対に発見不可能!」になるからです。
(過去にスマホを落とした経験があるのですが、その時は最大音量にしていて他の携帯から発信してもらっていたので見つけることが出来ました)

なので蛍光テープを貼り付けています。
(スマホケースにもたくさん付けています)

ちょっと前は切り取った蛍光テープをそのまま貼り付けていたのですが、100円ショップで星形のパンチを見付けて切り抜いて貼り付けています。
なんかもう「何にでもシールを貼り付けている子供みたいだ!」と思いますが、落とした時のことを考えると背に腹は代えられません。

いつもよく行くお店なんかでお支払いをする時に、財布に貼られた角の擦り減った星印のシールを見られて
「あら、桜のマークですか?素敵ですね♪」
てな感じで言われると、「いや、実はこれこれこういう訳で…」と説明するのがとても恥ずかしくなります(笑)。


まあ最近ではもう開き直って、スマホのカバーの内側には『SLAM DUNk』の安西先生のステッカーなんかも貼っています。
2023.11.30ニュー財布2

「最後まで希望を捨てちゃいかん。あきらめたらそこで試合終了だよ」
山で足が上がらなくなるほど苦しくなった時に、安西先生のこの言葉を思い出すようにしています。

色々な場面であきらめの悪い男になりたいと思います(笑)。


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プロフィール

じゃん

Author:じゃん
幼少時より食い意地の張った子供で、今でも野生の動植物を見る時には
「美味いか不味いか?」
が大きな判断基準を占める。

素潜り、釣り、手づかみなど様々な方法にて「タダの食料」を捕獲することに情熱を燃やしています。
2009年より狩猟界にデビュー。タンパク質自給率100%達成なるか!?

E‐mail
capturefood@yahoo.co.jp
お気軽にメールくださいね♪

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