山の中で咲くミツマタの花。

ミツマタはその繊維が和紙作りなどに使われる植物です。
早春に山の中に可憐な可憐な花を咲かせます。

そして私にとっては猟期の終わりを告げる花でもあります。
私の住んでいる地域のイノシシ・鹿に関しては4か月半だった猟期が6か月(10月15日~翌年4月15日)にも延びました。
(一昔前は3か月だった。増えすぎたイノシシ・鹿以外の狩猟鳥獣の猟期は今でも3か月限定です)
私の所属する猟隊は、基本的に猟期の土日祝日はすべて出猟します。
なので、いくら狩猟が好きだと言っても、半年もの長き猟期の休みをすべて狩猟に捧げるのは厳しいものがあります。
それにもう山菜採りやタケノコ掘りの人や登山客が山入りする季節ですし、「事故防止のために今年はもう終猟」という判断になりました。
妥当な判断だと思います。
何よりも安全が一番大切なことですしね。
私個人的なことを振り返れば、今年は猟犬の卵のイトが来てデビューの年でした。
若犬を仕込むという事はおもしろくもあり、大変なことでもあると改めて思い出した猟期でした。
また、イトの仕込みを通して「身体的な無理が出来なくなった」と感じた猟期でもありました。
山へ行くとたくさんの面白い出来事がありましたが、土日に勢子役として出猟すると平日はひたすら泥のように眠り体力の回復に努める必要がありました。
そのうちヒマを見付けて狩猟で起こった記事をアップしたいと思いますが、いつになるかは分かりません(笑)。
今年の猟期もたくさんの獲物に恵まれました。
猟隊のメンバーは老いも若きも皆が仲良く、ワイワイガヤガヤとすごく楽しかったです。
本当にいつまでも皆さんと一緒に狩猟が出来ると良いなと感じます。
山を知り獲物の習性を知り自然を敬う心を知る。
若きものは長老たちの経験や知恵に耳を傾け、元気な高齢者は猟犬の使役や獲物の引き出しに若者の力を頼る。
太古から連綿と受け継がれてきた狩猟という世界は本当に素晴らしいものだと思います。
この四季を持った美しい日本でいつまでも狩猟が出来ることを願って止みません。
今年の猟期も自然の恵みに感謝です。
↓無理が出来なくなったなんて言わずに、素直に「年取った」と言えっ!!と思った方はクリックプリーズ(笑)♪
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