少し前の話になります。
「モリとカヤが喧嘩して大流血してるの!早く帰ってきてっ!!」とある日、仕事をしていると家人からの電話。
その声は緊迫して少し震えています。
「こりゃ只事ではないな…」
すぐに早退届を出して帰宅。
帰って様子を見るとこんな感じ。

モリは頭部や耳に穴が開いています。
足首も噛まれた感じ。

カヤは鼻周りの肉がえぐれるケガ。
それに脇腹。
2頭ともに足を引き摺っています。
「血は止まってる。眼や大きな血管は大丈夫だ。それなりのケガはしているけれど、大ケガというわけではないな。まあ普段の戦闘能力を知っているからこの程度で済んでよかった…」
それでも壁や犬小屋には結構な量の血が付着し、何も知らない人が見たら流血の一大惨事たっだと思います。
化膿するといけないので行きつけの動物病院へ。

抗生物質の注射を打ってもらい、飲み薬を出していただきました。
実は先日大きなイノシシを獲った時に、リード恐怖症があって控えめな性格のカヤを、自信を付けさせるためにちょっと褒め過ぎたんですよね。
で、モリに張り合って調子に乗っちゃったという感じ…。
モリも頑張っていたから、平等に褒めなければいけなかったと思います。
「ケガ自体はたいしたことない。でも、些細なことが原因で本当に殺し合うまでケンカする犬もいるから気を付けてね」
獣医さんでそんな説明をされました。
帰宅して、しばらくワンコ達と犬部屋で過ごします。
「うう、ごめんなさい…」
本人たちもやり過ぎたことが分かっていて、超ションボリ顔のモリとカヤ。
ワンコ用の干し肉なんかを与えて様子を見ます。
それからワンコ用のご飯。
いつも同じ場所で与えているので、同様の状態で様子を見ますが唸り声を上げることもなく大丈夫そう。
「ガツガツ食べているから体調も問題ないな」
それぞれのハウスに入ったモリとカヤにコンコンと説教。
「キミ達は山で協力して一緒にイノシシと戦わないといけないのに、流血するまでケンカしてどうするの!!まったくもうっ!!」
ケガが癒えるまで山を引くことは無理そうです。
ケンカの最中、ふじとイトはどうしていたかと言うとですね、ふじはワンワンとケンカを止めようとしていて、イトは「我関せず」と完全無視だったとのこと。
まあ、4頭での大乱闘とかじゃなくて良かった。
後日、先輩ハンターの皆さんとこの事を話すと
「メス犬はちょっとしたことでケンカするんだよね~。オス犬は一旦順列が決まってしまえばケンカすることは少ないんだけど…」
とのこと。
しっかり気を付けたいと思います。
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