ハンターの友人から「ポン酢用に使って」とたくさんの橙(ダイダイ)をいただきました。
橙(ダイダイ)や金柑や夏ミカンの様な柑橘類は、一昔前はどこの庭先にも生っていました。
学校の行き帰りにオレンジ色のふくよかな丸い蜜柑が生っている様を見ると、それだけで幸せな気持ちになれました。
食い意地の張った小学生だった私は、とある空腹の日にダイダイを取って齧り付き、口がひん曲がるほど酸っぱい思いをした経験があります(実話)。
(他にも渋柿とかゴーヤとかグミとか桑の実とかイヌマキの実とか、木の実が生っていると食べないと気が済まないタイプだった。笑)
そうやって考えると、カラスや拾って来たアナグマを食べている今とあまり変わらないかな…。
人間って進歩しないもんですね…。
で、美味しいポン酢のレシピも一緒にいただいたのですが、有名なお店から教えていただいたものという事でここでは内緒です。
それ以上に美味しく作るコツを教えていただきました。
まずは半分にカットして、そのままギュッと絞ります。(ここが大事!)

(写真はいただいた量の半分くらい)
実は以前にもいただいてポン酢を作ったことがあるのですが、柑橘類を絞るレモン絞りを使用しました。

(こんなヤツです)
しかしこれでは皮の渋みも混ざってしまうし、せっかくの無農薬栽培の橙の皮の良い香りが抽出できずに捨ててしまうのでもったいないとのこと。
なので、表皮からの成分も大切にしながら軽く絞って行きます。
絞る時に親の仇の様に強く絞り過ぎても雑味が強くなるとのこと。
「キュッ」「キュッ」「キュッ」
と、軽く絞るとダイダイの皮の爽やかな良い香りがキッチンいっぱいに満ち溢れます。

「おお、なんか天然の芳香剤だね~♪」
しかし、その頃になると私の身体に異変が…。
そんなに強く絞ってもいませんし、たいした運動量ではなかったのですが、香りにより幼少期にダイダイに齧り付いた酸っぱい味が記憶の奥底から思い起こされたのかもしれません。
私の体中から汗が吹き出して来たのです。
ダイダイを絞りながら、それに負けないくらいの汗がポトポトと額から滴り落ちます。
「どわわぁ~っ!!たまらん!!」汗を拭いながら作業を続けます。
種を掬って取り除き、果汁をきれいなペットボトルに移しますが、その時に薄っすらと果汁の表面に油分が光ります。
「ああ、これが皮から出てきたワックス成分で爽やかな香りの素だな」
と理解します。
醤油とその他少しのあるものを入れ、出来上がったダイダイポン酢がこちら。

これが香りが良くて美味しいんですよ!!
「今度とっておきの極上イノシシを使って水炊きを作ろう♪
ハタ系の魚の酒蒸しにもいいよなぁ~!!」
そんな事を考えていると口の中にヨダレが一杯(笑)。
汗を拭きながら、そんな事を思ったのでした。
あぁ~、楽しみです♪
ダイダイありがとうございました!!
↓小学生時代から何も成長していないなっ!!と思った方はクリックプリーズ(笑)♪
にほんブログ村
にほんブログ村狩猟の魅力まるわかりフォーラム